ふれふり!

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レトロブライト、ロクに調べずにとりあえずやってみた(事例2 白いプラスチック板)

界隈で有名なワイドハイターEX、1ボトル300円くらい

 

前から気になっていて、いつかやってみたい、と思っていたレトロブライト。

 

俗に光合成とも言われる黄色化してしまったプラスチック、、、から黄色を抜いて白く戻すというワザです。

具体的には、

・ワイドハイターEXに浸けた状態で数十時間の長時間にわたって紫外線(太陽光)を当てると黄色くなったプラスチックが白に戻る

という内容。

ネット上には古いファミコンなどを真っ白にしている猛者がいっぱいいます。

 

今回は、化学のお勉強は置いておいて主夫的な立場で「これイケるの?」みたいな軽い気持ちでやってみた作業を記録しておきます。

 

前回は1例目として透明なプラケース(除湿機の排水ボックス)をやってみて、結構な効果があることを確認したところ。

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空気清浄機の白いパネルを元に戻す

2例目はこちら、空気清浄機のパネルです(分解してネジを取ったりしている)

4面パネルは全部別パーツで、バラバラになる

これも元は真っ白だったのですが、太陽光の強い南側リビングで使っていたら一面だけがやたら黄色くなってしまったというパターン。一番右のやつがかなり黄色くなっています。

こちらはもう確認するまでもなく、汚れではなく日焼けによる変色です。

これもキレイサッパリ、白く戻るんですかね?

 

さっそくやってみます。

 

表面をパックしてみる

ただ、これは前回の排水タンクのように内側ではなく、板の表面といえる場所です。密閉するのはもちろん、サイズが大きいので何かで囲い込むこともなかなか難しい。

 

というわけで、いつもの掃除の時の「平面浸け置き」と同様に、表面にラップのようなモノでパッキングをしてみることにします。

ハイター塗布したところでパッキング

といっても当然やっている人は多数おられます。

中には「ラップでやるとムラができる」みたいなことを言ってる人もいたのですが、単にラップがキレイに張り付いてなくて、気泡や段差ができてしまっただけでは?

ということで、自分なりの工夫ということでパックをしたあとにスクレイパー(ワイパー)で気泡を追い出します。

コレ、やるのとやらないのとではだいぶ違います。

右半分がスクレイパーで均したもの

プラスチックはところどころ成形時の凸凹があったりもするので、全面ピッチリとはいかないのですがだいぶ張り付きます。

気になるようなら壁紙貼りなどで使う「抑え刷毛」というものがあるので、それを使えばさらにピッチリいくかなと。(今回はそこまではやらなかった)

 

なお、パックといってますが新品のラップはもったいないので使用したのはビニール袋を開いたものです(コスト的に)。

最近は不透明なものが多いのでなかなか希望のものに出会えなかったのですが、ウエルシアPBに透明タイプがあったのでゲットしてきました。(透明度の低いものはレトロブライトには不適)

 

 

浸け置きよりも空気があった(パックしない)方が効果が高い?

1日放置してからよく見たところ、なんか完全にはピッタリとラップができておらず、ところどころにシワが生じていました。

シワができて空気が入ると液体が気化して効果が薄くなりそうで避けたかったんですが・・・だがしかし、結果を見ると逆にそのシワがあるところだけが白い。

全体的に白なのでわかりづらいが、空気の入ってしまったところが特に白い

どゆこと?

 

うーん、、、なんだろう、紫外線のあたり具合? よくわかりませんが、

・浸け置きではなく、塗っただけでもきちんと反応して色は落ちるっぽい

・液体だけではなく、空気にも触れていたほうが良く反応するのでは?

ということで、

・液体ではなく過酸化水素の気化したものに触れた方が良いのでは?

という推測になりました(かなり根拠薄弱)。

 

イメージとしては、ハイターを塗ったあとに小型のビニールハウスのようなところに収納して乾きを抑える、といった感じでしょうか。(そんな都合のいい環境が用意できるかはともかく)

 

まぁこれ、濃度の問題かもしれません。

つまり単にラップ部の濃度が高すぎて反応がうまくいかず、空気が入って濃度が低くなった部分がちょうど反応によい濃度で効果高かっただけ、という解釈もできます・・・

 

いや、でも、パックされているから水分は増えてないし、濃度っていう表現はおかしいのか・・・

 

このあたりはきっとちゃんと研究して色々試している人がいるはずなので、今度調べてみたいと思います。(冒頭のとおり今回は先人の研究成果をロクに調べないままやっている)

 

現実的で簡易な方法としては

・塗ってパックせず放置、乾いたら再塗布していく

という感じの作業がよいのかもしれないですねぇ。

いくら透明度が高いとしても、パックしないほうが紫外線の照射率高いでしょうし。

 

 

レトロブライトの効果あり

実施前と実施後の色合いの変化はこんな感じ。

光の加減もあるけど、だいぶ色落ちしているのがわかる

ドボンと浸けたわけでもなく、塗布してラップするという簡易的な方法をとったもののなかなか色が落ちているなぁという印象。

自分としては結構な変化があったので今回はこれで満足、という結果でした。

 

また何か気になるモノが見つかったときはレトロブライトやってみたいと思います。

 

 

虫虫虫!!

ちなみに注意点が一つありまして、

・塗布した状態で屋外放置しておくと虫の付着がすごい!

ということです。

幸いなことにデカい虫(Gとか)はいなかった

ハイターのニオイに寄せられてくるのか、このプラスチックの白さが呼び寄せるのかわかりませんが、かなり虫が寄ってくる(そして表面のベタつきに脚を取られて彼らは脱出できない)ので、何か対策を考えた方がよさそうです。

 

※仮にハイターのニオイが呼び寄せているとすれば、夏場とかに寝てるときに「ぷぅぅぅん」と耳元に飛んできてイラッとする羽虫をやっつけるのに使えるかもしれない・・・などと思いつつ。

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