ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

引きこもりたいソロもんが家探しをする(その23 物件の優先順位 位置)

国土交通省サイトより

家探しの話の続き。今回が23回目。

 

モゾモゾと活動はしているものの、現状まだ家を買うには至っておらず、、、

 

そういえば、修繕積立金だとかの一般論、、、というか汎用性の高い内容は整理してきたけど、そもそも自分個人としてはどうやって具体的な物件を絞り込んでいくのか、みたいなことがなかったなということで、それを書いておきます。

 

一応、以前に少しだけ立地に触れた内容がこちら。

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このときは、

・家の近くに生活施設があったほうがいいのか? なくても大丈夫なのか?

みたいな結構ミクロな話が中心です。

今回はもう少し広めの視点での立地、位置についての話になります。

 

エリアは関東でトカイナカ

何度か触れているような気がしますが、エリアとしては関東で、かつトカイナカと呼ばれる「都心でも田舎でもない」あたりを希望しています。

コレは自分がインドア派で、屋外の環境にはあまり頓着しないことが理由です。

 

関東圏などと出てくるのは保守的な行動・・・なのかなぁ。

 

なんというか、外に出る機会が比較的少なくて、その少ない機会で

・外に出たときにあまりストレスを感じたくない

つまり

・新しく新鮮な環境で刺激を受けたいというよりは、過去の(関東圏で暮らしてきた)経験でなんとかスムーズに暮らしていきたい

というのがあるんですよね。

 

たとえば、このように新宿とかで迷子になるものの、、、

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新宿駅であれば子供の頃から数えると数十回は行ったことがあり、まったく知らない土地でもないので、最後はなんとかできてしまう、、、というのが関東圏に住むメリットかなと。同じような人口集積的なエリアでも、大阪や横浜、福岡、仙台といったところだとまったく土地勘がありません。

(新宿駅に何十回というと田舎者にしては多いと思うかもしれませんが数十年間の話で、その間あの駅はかなり魔改造が進んでだいぶ違うものになっている・・・ので迷子になるのもしかたない!(言い訳乙!) )

 

あとは、とりあえず東京圏に行ければだいたいのものは揃うよね、、、というのもあります。

 

なお、外に出る機会が少ないと書いていますが、健康のために意識的に(何かしら用事を見つけて)近所には出るようにはしています。ただ、意識しないと家から出ないというのはなんというか、習性的なもので・・・

 

人口10万人から50万人くらいの自治体がいいかな?

これは少し書いたような気がする「自治体の将来性」みたいな話とつながってくるのですが、あまりに規模の小さい自治体だと様々なコストが高くなってしまうんですよね。

今現在はさほど大きな差があるわけではないのですが、将来的に小規模自治体ほどコスト高になって、結果的に住民負担も激増していく(またはサービスが低下していく)のではないかと推測しています。

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細かい計算をしたわけではないのですが、自治体の人口としては10万人から30万人、ないしは50万人くらいまでが規模の経済が働いて良いのでは? と思っています。

 

生まれ育った場所だから愛着があるとか、過ごしやすいとか、もっと具体的に親世代から相続で土地家屋が無料入手できた、といった場合は高コストな小規模自治体でも(トータルでは)ペイするのかもしれません。

が、自分のように「どうしてもここで生活がしたい」という愛着を持った場所もなく、「先祖代々の広大な土地を引き継ぐ」みたいなことのない無資産者にとっては、わざわざ高額な費用を払って土地や建物を買ったうえで、さらに高いランニングコストを負担することになるそうした自治体に居住するというのは(必要性の薄い)非常に贅沢な行為です。

 

自分はあまり関心はないのですが、田舎暮らしをしたいという希望も、本当の全面的な田舎ではなく、トカイナカの自治体の端っこのほうで人口が少ないエリア、みたいなほうがいいんじゃね? と思うんですよね。

なにしろ、少なくとも一つの自治体単位でサービス提供される上下水道やゴミ処理といったインフラは、その自治体内であれば平等にサービスを受けられるだろうということで、田舎暮らし(風?)をしながらも、その人口規模なりの負担でサービスが受けられていいとこ取りになります。

 

実家からの距離は優先順位は低いが考慮には入れる・・・

コレは個人的な話で、非常に悩ましいところなのですが、、、一応、うちの実家は戸建住宅で駅からも結構離れたところにあるため、中期的には老親の介護や面倒をみにいくといったこと、また長期的には建物をどうするかみたいなことも考えていかなくてはならないのかなぁ・・・ということで、車で1時間とか、それくらいの感覚で定期的に通える距離がいいかな、と思ってはいます。

まぁ優先度は低めですが、考慮はする、という感じ。

 

※上の無資産者という話と矛盾するかもしれませんが、この実家、私鉄の各駅停車駅から徒歩50分という「限界ニュータウン」といえるようなエリアにあるんですよね。なので、ちょっと今から自分で住むのは厳しく、資産価値ゼロと評価しています・・・

 

現在の居住地からあまり離れないほうがいいかな・・・

今住んでいるところからあんまり近い場所だと「引っ越しした!」「新生活だ!」という新鮮味がないんですよね。

一方、近ければ生活環境が変わらないのでストレスがかからない、というメリットがあります。(どこに行けば何が手に入るといったことが脳内にインプットされていて調べる必要がない)

 

どっちがいいんだろう。

 

これは少し考えてスッキリ結論が出ました。

 

「せっかく引っ越すのに、また同じこのあたりで生活していくのか・・・それはつまらないかも?」と思ったのですが、これって冷静に考えれば

・仮に新天地に転居したとしても新鮮さを感じるのは最初の頃だけで、しばらくたつと新鮮さなんてものは失われてしまう

んですよね。

たぶん、そういうのを求める人は家を買ったりせず賃貸に住んで、2年とか4年単位で新しいエリアに移っていくのでは? と。

 

というわけで、優先度が高いわけではないのですが、自分の場合は

・今の周辺環境に不満が少なく

・長年の経験で(地域のことを知っていて)極めて効率的に生活ができている

ので、あえて別の場所に行きたいという強い希望はなく、とりあえずは近場で探そうかなと。

※現在の生活圏に強い不満があったなら、新天地に賭ける!みたいな選択もあったかもしれません

 

ちなみに、ポスティングされる不動産広告に目を通しているため(掲載されているのは周辺の住宅が多い)、今住んでいるエリアの取引価格、相場観みたいなものが自然に身についてしまっていて、この辺で家を買うのであれば予算について改めてゼロから考えることがなくて済む(なんとなくアタマに入っている)ということも理由の一つです。

今のところに賃貸で住み始めてから15年くらいたちますが、いつか買うときが来るだろうと思ってずっと目を通していたのが役立っています。あくまで多少、ですが。

 

これについては上の実家云々の話と同様、弱めの縛りで。

 

勤め先からの距離

・・・今は勤め人ではないので、これは関係ないですね。

ただ、将来的にどこかにまた勤めに出るといった場合を考えると、あまり人里離れたエリアだったり、駅から遠すぎたりはしない方がいいかなって気はします。

その昔、駅から徒歩1時間近い実家から電車で通勤・通学をしていたのですが、体力ある若い頃ならともかく今となっては結構ハードな気がします。(最寄り駅まで自転車で15分、循環バスだと30分くらいだった)

 

駅は準急、急行停車駅を中心に考える

毎日通勤する、というわけではないので鉄道そのものの重要性は低いのですが、

・鉄道の拠点駅の周辺には人も集まり、店も集まり・・・といった具合で生活施設が集積してくるので、そこをうまく利用したい

というのはあります。

やはり、準急や急行といったものが停車する駅がよいです。

 

各駅停車しか停車しない駅は生活施設の集積には期待できないんですよね、トカイナカって。

それぞれの駅の乗降客数は経年で公開されているので、それを見るとなんとなく駅のポテンシャルのようなものがわかります。(ただし、東西南北のどこかに生活施設の集積が偏っていて、反対側は何もない・・・みたいなところは結構あるので乗降客数だけでは判断できない)

 

こちらで少し、「各駅停車駅の駅近物件」という条件で、それってどうなの?と悩んだことについて触れています。

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立地(=資産価値)は優先度が低い

マンションの資産価値は立地がすべて、みたいなことを言われることがあります。

「駅から遠くて新しいマンションはいずれ、駅から遠くて古いマンションになる」

と言われていて、これは本当にそのとおりだと思います。

 

なので、実際マンションは駅前が多いですね。駅前という立地だからこそ成り立つし、そうじゃなければ価格と価値とのバランスが取れないのがマンションという商品なんでしょう。

 

で、自分の今回の物件探しではどうかって話ですが、

・資産価値はあったほうがいいけど、自分の住みやすさ、生活のしやすさを犠牲にしてまでは求めない

という価値判断をしています。

 

なにしろ自分の年齢では、売却を考える頃にはすでに(脳が?)死んでいる可能性がありますし、ソロもんで子供もいない身なので相続相手もおらず、あまり残存価値を考えてもしかたないかなと思っています。(ちなみに自分の死後、相続人が売却することを考えると駅から遠い戸建より駅からそこそこの距離のマンションのほうが売りやすくていいのではないか? くらいには思っています)

 

ということで、前述の通りマンションを選ぶとどうしても駅から近い場所になってしまうのですが、実は駅近に住んだことがあるわけでもないので、

・「駅近に住む」って引きこもりの生活環境的にどうなの?

というのを擬似的に確認してみました。

 

やはり駅の近くはなにかと騒々しい

具体的に何をやったかというと、何駅か、駅から降りて環境リサーチに行きました。

時間は日中と夕方、夜、深夜みたいな感じでテキトウに。あくまで肌感覚になりますが、コレ、厳密にやろうとすれば曜日や天気など違いが多すぎてキリがないのでテキトウです。

 

本当は実際に物件の内見をして室内で何時間も過ごす、ということがしたかったんですけどね~。高い買い物なので、それくらいしてもよいと思うのですが・・・(中古物件の場合は大半が「売主=現に今もそこで生活をしている人」がいるので、なかなか難しい)

 

しょうがないので、目に付いた物件(良い条件の部屋があれば内見もアリかな?というレベルの物件)の周囲を徒歩でウロウロしてどんな感じか、体感してみました。

 

その結果、駅前というのは自分が思っていたのより

・人だけではなく車の行き来も多い(駅への送迎など?)

・人がいないように見えるときも喧噪(ザワザワ感)を感じる

・電車の走行音はさほど気にならない(これは意外)

・準急、急行停車駅はすべての電車のスピードが(停車のために)遅くなるので音が少なめと聞いていたが、そうでもない印象(ブレーキの音やホームの案内メロディが騒々しいなど別のうるささがあった)

という感じでした。

 

さすがに深夜になると静けさを感じますが、それでも車の通りが結構あるというのは意外でした。(ただし幹線道路の国道と比べると、輸送網に使われていないぶんかなり少ない)

 

まぁこの程度のテキトウな確認方法で実際の生活シミュレーションができるわけではないし、本当に住み始めたら全然違う問題が出てくるかもしれませんが・・・やっておいて損はないと思います。

これ、実は就職先のリサーチとかも同じで、入社してから「こんなブラック企業だったとは知らなかった!」みたいな話って、事前にその職場を外から偵察・観察して、毎日毎日深夜まで照明がついているようなところは注意する、みたいな警戒のしかたもあると思うんですよね。(自分は就職活動のときにやって、ヤバげなところは避けたかったのですが新採需給が悪化していたためその会社を排除する勇気が持てなかった・・・)

 

駅から近いとうるさくてイヤ、遠いと不便でイヤと騒々しいのはオマエだ!

いやほんと、以上のような感じに書いてて本当に矛盾だよなぁと思うのですが、

・毎日電車通勤なので駅前マンション最高です!みたいな人じゃない

ので、スッパリ割り切れない感じなんですよね。

 

というようなわけで、

・関東圏のトカイナカ

・今住んでるところからそんなに離れない

・最寄り駅は拠点駅がベスト、準急急行停車駅がベター

・駅前より、駅から多少の距離はあったほうがベター

みたいな感じで探していこうかなと。

 

実際、駅の目の前のマンションとか、高いんですよね。少し離れれば多少価格落ちもあるので、同じ予算なら面積にぶっ込んでいこうかなと。