家探しの話の続き。今回が13回目ですか。
ここのところ少し脇道に逸れて設備のショールーム見学の話ばかりしてます。そのうち元の話にもどるでしょう。
前回TOTOのショールームで
・トイレを見てモンモンと色々考え
・バスルームを見てソロもんのツラさを実感し
・キッチンを見て自分が主流から外れていることを再認識し
たわけですが、引き続きTOTOショールームの話。
今回は化粧洗面台です。
洗面台とボウル
化粧洗面台というのは顔洗ったり歯磨きしたりするスペースに据え付けられている家具?ですね。
だいたいお風呂場の入り口についているかと思います。あれ、洗面所じゃなくて脱衣所っていうのかな?
女性はここで湯上がりのお化粧をしたりするので非常に大事なスペースですが、男性はあまりやらないので化粧洗面台と言われてもその認識自体を持っていない(歯磨き&顔洗う場所?くらいの認識になっている)ことが多いです。
これも色々扱っているようでしたが、TOTOだけにやはりウリにしているのは収納家具というよりは水回りのボウルとか蛇口とか。
うーん、思ったよりイイ値段しますが、TOTOはある種ブランドなのでしかたないところでしょう。デザイン料かもしれません。
ホームセンターに行くとここから10万円くらい引かれた値段のものが主流だったような気がします。
ところでこの蛇口
・ホース状に収納されていて引き出せて、先端がシャワー形状になっているのは非常に使いやすくてイイ
と思います。
今の自分の家も洗面所がそうなっているのですが、次も絶対にシャワータイプにしたいと思える便利さです。
一方、キッチンの蛇口は昔のタイプで大変不便です。
最近はキッチンのほうもシャワー蛇口になっているやつが増えているようですが、そうなるとこういう品を買わなくてよくなります。
これ、水流がシャワーになるのはいいのですがあくまで先端を変えているだけなのでホースのように伸びたりはしないんですよね。
とはいえ、どんな製品にしたとしても水を使う限り水アカの問題からは逃れられないので、もしかしたらシャワーノズル(先端)部分は「後付けで定期的に取り外して洗浄するか、交換できたほうがいい」ような気もするのですが・・・どうなんだろう。(これも便座と同じで、専用品になっていると後日部品が手に入らなくてまるごと交換になるのでは?という不安はある)
展示状態はこんな感じでボウルの部分だけまとめてコンロと同じような引き出し式になっているほか、壁にベタベタと貼り付ける感じで、様々な種類が並べられています。
まぁパターンとしては四角と丸があるだけなんですが・・・これ、使い方によっては結構選択肢が狭まりそうです。
例えば自分のように、度々ここからバケツに水を補充して作業をする、みたいな使い方をしているタイプだと、デザイン優先の丸いやつは使いづらそうです。(丸い方が掃除はしやすいように思うのでどっちもどっちですが)
あと、蛇口・・・この写真に写っているのはすべて蛇口が床から天井に向かって出ているタイプばかりですが、壁から横に出ているタイプもあるようです(この写真の中にはありませんが)。
ノズルの先端と同様なのですが、蛇口が床から出ているタイプだとどうしても水垂れが生じて、付け根の凹んだところに水がたまって、ここもまた水アカなどの原因になりがちです。
恥ずかしながら我が家のキッチンの給水口の根元を載せておきます。
これでも年に3回くらいはピカピカに近い状態まで洗い上げているのですが、数ヶ月たつとまたこの状態になってしまいます。
こんなことを言うと「毎日軽く拭けばいいのに」みたいに怒られて、まったくその通りだとは思うのですが、そういうことができない性格だからこうなってしまうわけで習慣というのはなかなか修正できません。
なので、どうせ新しくするなら前述のような
・壁から斜め下に向かって蛇口が出ていて、水垂れがアカの原因にならないような構造
のほうがいいように思います。
こんな感じの。
タッチレスが必要かどうかはともかく、水たまりやアカの掃除から解放される(衛生的な状態を長期間維持できる)のはありがたいです。
他社も含めてほかにもこういう製品はあるにはあるのですが、上の大量の展示ボウルが全て床出しであったように、なぜか主流になっていないみたいなんですよね。何かデメリットのようなものがあるんでしょうかねぇ??
オシャレなボウルを選ぶときの留意点?
洗面所のボウルは上でみたとおり四角いのから丸いのまで多種多様で、ファッションアイテムなのかな?ってくらいですが、、、見ていて
「オサレ系ボウルのなかには、水を貯めようと排水口をふさいだまま水を流しっぱなしにしてしまったときの、最後の水の逃げ穴がないものがあるな・・・あれ、どうするんだろう?」
という疑問が生じました。
TOTOの人に聞いてみたのですが、
・そういうタイプはそもそも水を貯めるという機構がついていない
そうです。
あー、なるほどそうか。そりゃそうだ。
ただ、意図的に水を貯める機構がなかったとしても、実際は排水口にゴミが詰まったり何か大きなものが被さって水が貯まってしまうようなことは考えられるので、穴はあったほうがよさそうな気がする・・・このあたりは安全性をとるかデザインをとるか、みたいな話なんだろうか・・・
洗面所なんて要らないんじゃね?という浅はかな思いつき
それにしても、洗面所って単に手を洗ったり顔洗ったりするだけで、よくよく考えてみたらこの設備には何の特別な機能もないですね。
単なる棚と蛇口とボウルだけ。
というわけで、ふと思ったのは、これらの作業は
・一人暮らしの場合、キッチンでやればいいんじゃね?
ってことで「洗面所そのものをつくらない」って考えもアリなのでは? ということ。
・・・とはいえ、実際は顔洗ったり整髪したりするのに(本格的な化粧はしないにしても)化粧品っぽいものを使うことが多いので、それはやっぱり食器とは別の場所に置きたいよね、ってのはあるかな、、、そうすると作らないわけにはいかないかなぁ。
これ不要なら10万くらい浮くうえに、そのぶん家の中に何かしらの収納スペースが増やせるんじゃね?みたいに思ったんだけど、さすがにそこまで割り切るのはハードルが高いか。。。
収納家具としての洗面化粧台の価値
キッチンのときと同様、こんなのただの家具じゃないの? それにしては割高すぎるんじゃないの?と思ったりもしたのですが・・・こんな写真を見ると、洗面所特有の備品の収納方法も考えられていて、容量も大きくて良さげな感じがしてしまいます。
これくらいの構造だと
・たくさんのモノが収納できて、そのモノに汚れが付かない
・掃除が楽になる
というメリットがあり、コストをかける価値はあるかも? と思えてきました。
実際どれくらいするんだろ?
・・・と思って調べてみると、このオクターブという製品、公式サイトでは33万~となっていて、販売サイトでも16万くらいだったので、色々付いていてそれくらいならアリかも!? ・・・と思ったのですが、さらに調べてみるとこんな感じでした。
うーん、惜しい!!
PRされている使いやすいキャビネットや除菌水はオプション、体重計収納機構もかなりのオプション代がかかります。
なるほどねー。こうやって利益を積み上げていくのか・・・
まぁ一応見てみたものの、洗面所についてはピンとくるものもなかったので優先度低のまま、そのうち検討する、みたいな感じで先送りします。
予算を10万円とかに決めて、こういう完成品じゃなくて材料(パーツ)揃えて自分で組み立てるというのもありかなぁ・・・