先日、家の固定回線を楽天ひかりからBIGLOBEひかりに変更しました。
今回は携帯電話でいうMNPみたいな感じの「光コラボの事業者変更」になるので自宅での工事などは不要、つまり既存の設備はまるっとそのまま使った上で、接続先の事業者だけを変更するというもの。
2022年6月頃からダラダラとやってきたのですが、とうとう楽天ひかりに7月末でサヨナラして8月からはBIGLOBEひかりを使い始めることになりました。
再掲になりますが時系列はこんな感じ。
2022
0626 ネットからBIGLOBEと契約
0629 BIGLOBEから大きな封筒でIDなどが届く
0701 KDDIからauIDの通知ハガキが届く
0709 KDDIから支払い方法登録の封書が届く
0725 BIGLOBEから開通ハガキが届く
0726 BIGLOBEからルータがゆうパックで届く
0801 開通(予定)
事前切り替えをやっておくことにした
前回書いたとおり五月雨式に書類が送られてきたのですが、この0725の日付のハガキに気になることが書いてありました。
契約上の開通日は8月1日ですが、実際には事前に切り替え作業をしてしまっても問題ないという内容です。
当初は「へぇーそうなんだー」くらいに思っていて8月1日に作業をする予定だったのですが、当日になってオタオタするのもアレなので時間があるうちにやっておくことにしました。(以下の実際の作業は7月28日に実施しました)
今回はこの
「BIGLOBEへの切り替えは、切り替え日を待たずとも大丈夫(と公式に認められている)」
というのを実際に試してみたのでそのあたりの話。
ユーザーIDとか接続IDとかユーザー名とか
事前に切り替えをする場合、設定作業は自分でやる必要があります。
具体的には、
「手持ちのルータ内に保存された接続用のIDとパスワードを書き換える」
作業です。
送られてきた書類を見るとIDがたくさんあってややこしいのですが、とりあえず使うのは
ユーザー名
接続パスワード
の2つです
なんかネーミング的には接続IDのほうが必要そうですけどね。なにせ、これから接続しようというのだから。
とはいえ、実はよく見ると接続IDというのは「ユーザー名から@以下を削除したもの」でありまして、BIGLOBEの場合は@以下は@biglobe.ne.jpになっていて、、、たぶん全員同じ。
こうなると接続IDの存在意義がわかりませんが。
ルータにログインしてIDを書き換える
作業はブラウザからルータに管理者でログインして、、、というと難しそうですが、うちで使っているWG1200HP4の場合はアドレスバーにaterm.meと入れ、出てくる画面で
ID:admin
パスワード:ルータ本体のシールに書いてあるパスワード
を入力するだけ。
さて、これが実際のルータの設定画面です。
このIPv4ユーザー名(U)という欄に、上の書類のユーザー名「hogehoge@biglobe.ne.jp」をポチポチと入力します。(もちろん赤字の箇所は実際はhogehogeではなくて契約者ごとに違うやつ)
※下部欄外に「(U)(P)について:~接続設定用ID~」などと注釈があり、また新しいIDが出てきたのか?と非常に紛らわしいのですが、これは無視して、ユーザー名を@以降も含めてフルで入力すればok
赤字のhogehogeの部分が「接続ID」です。ですが、上でも書いたとおり接続IDは使わないので、間違ってこれだけ入力しても接続できません。ちゃんと@以降も入力しましょう。(なんでクドクド書いているかというと、最初、やってしまったので・・・)
IPv4であれば確かに開通日前でも接続できた
上記の設定後、ルータの再起動を行ったところ無事にBIGLOBEに接続できました。
7月28日段階で接続先がBIGLOBEになっていることが確認できます。
これで一応今もネットが使えて、このあとボーッとしていても8月1日にいきなりネットに繋がらなくなる、という事態も避けられそうです。
(楽天ひかりが8月1日の0時に問答無用で切断するか、数日の猶予があるかはわからないけど・・・)
ルータWG1200HP4の設定で躓いたところ
これも機種によって違うので参考になるかわかりませんが、NECのatermWG1200HP4ではログインしたあと、IDやパスワードの設定画面が見あたらず苦戦しました。
まず最初、これが楽天ひかりにIPv6でクロスパス接続している段階の、ルータの設定ホーム画面です。
この状態ではどこを探してもBIGLOBEへの接続をするためのIDを入力する画面にたどり着きません。
なぜなら、その画面へのボタンが表示されてないからです。
ではどうするかというと、ここから基本設定ボタンの中に入り自動判定、クロスパス、IPv6の3項目を変更。
再起動、再ログインすると左下の赤で囲ったところの
拡張設定
が
接続先設定
に変わっています。
変わった後はこんな感じ。
これでようやく上に載せた「接続先設定(ppp)」の画面に移動できます。
入力後、設定ボタンを押して求められるまま再起動をすると無事に接続完了となります。
上でさらっと書いた変更箇所の具体的な作業は下の写真の通りで、基本設定ボタンの中にある
自動判定 ONだったものをOFFに
動作モード クロスパスだったものをPPPoEルータに
IPv6動作モード ONだったものをOFFに(だったかな?v4だったかな? そんな感じ)
と3カ所変更してから再起動、です。
なお、このルータ、再起動は90秒とありますが実際に動き出すまではもっと待たされる感があります。楽天ひかりとの初めての接続のときもそうでしたが、あれ? なんか間違った? 壊れてる?みたいに思ってしまうほど待つ感じです(秒じゃなくて分単位で待たされるイメージ)
IPv4だからか?はわからないけど少し遅い
接続後にテストをしてみました。
やはり楽天ひかりのIPv6よりは少し遅いですね。
これがBIBLOBEだから遅いのか、IPv4だから遅いのかはわかりませんが、建物内のマックススピード未満に抑えられてしまっているのは間違いない感じです。
IPv6接続にするには再度作業が必要
上の作業でルータの自動判定をOFFにしてしまったので、IPv6接続にするためには単にルータを再起動するだけではなく、設定を戻す必要があります。
やり方さえわかれば簡単で、上でやった作業を元に戻すだけです。
自分の場合IPv4で接続しておくメリットはないので、BIGLOBE側の切り替えが終わったら早めにv6に変更しておく予定です。
まとめ
当初、
・光コラボでの切り替え作業は工事がないから楽でいい
・切り替えも即日で、利用不可期間がないというのもイイよね
くらいにしか思っていたなかったのですが、IPv4とIPv6で扱いがだいぶ違うことがわかりました。
IPv4の場合
1.切り替えは即日どころか事前にできる
2.ルータの設定は自分でやる必要がある
2.の問題をクリアするために、BIGLOBEでは「お助けサポート」というサービスを用意しているので、自分でやるのが難しい人はそういうのに頼るのもありかもしれません。(前回書いたとおり、新規契約者は当初2ヶ月無料とかになっている)
ただ、世の中何があるかわからないので、面倒ですが自分で設定できたほうがイイと思うんですよね。上で書いたとおりそんなに難しくはありません。
もしかしたら
「IPv6での接続に大規模な障害が発生しているが、IPv4であれば接続ができる」
みたいなネットワーク障害が発生する可能性もありますので、そんなときに自分でできればIPv6の復旧を待たずにすぐ接続できます。
IPv6の場合
1.切り替えは即日できずに開通の4~5日後になる
2.ルータのIPv6動作モードが自動設定ONのままであれば再起動だけ
3.一度IPv4で接続する設定にしてしまったら再設定が必要
もしかしたらv6切り替えまでの間は旧プロバイダでそのまま使えるのかもしれませんが、今回はもう切り替え作業をしてしまったのでそれを試すのはやめておく予定。
まぁ今どきはモバイルのルータやテザリングもあるので、IPv4の設定作業が苦手だとか面倒だという場合は
・数日間使えない期間が生じる
・その使用不可期間はテザリングで対応する
・開通日の5日後になったらルータの再起動だけする(BIGLOBEにIPv6で繋がる)
みたいな感じでもよかったのかな~と思います。