ちょうど1年位前の2021年6月に、固定の光回線を楽天ひかりに変更しました。
そのときの話がこのへん。工事までにめっちゃ待たされて、その間にダラダラとその1から4まで書きました。
工事費無料と1年間利用料無料という感じの条件でした。(ただし最初の登録料やら解約金やらがあるのでトータル0円ではない)
1年経過したので次の事業者を探しましょうか、というのが今回の話。
前回は
「楽天ひかりの継続も含め色々考えたけどauとかには移行せず光コラボのまま事業者(プロバイダ)だけ変更する」
「事業者はソフトバンクひかりでいいんじゃね?」
という方針になったところまで。
今回は契約手続きまでの話。
楽天ひかりから事業者変更承諾番号を取得する
まずは楽天から承諾番号を取得します。携帯でいうMNP予約番号のようなもので、コラボ光内の引き継ぎ用番号になります。(auとかに移行する場合は必要ない)
楽天ひかりはサイトからチャットで番号を申請する仕組みで、反応が1分に1回くらいで結構時間がかかり手間でした。
引き留めはないもののアレコレ聞かれて15分以上かかって受付が終わり、後日メールで事業者変更承諾番号が送られてくる、という流れになります。
チャットはこんな感じです。
ログインしてても関係なくて、再度住所などを聞かれます。
表示の不一致(1丁目2番3号に対して1-2-3)みたいなことで躓くと面倒なので、別タブで開いたマイページから住所などをそのままコピペしました。
時期や日によって違うかもしれませんが、このときは
17時15分にチャットに入り、
同29分くらいから有人応対がはじまり、
同41分に最終的に受付が完了
となりました。
番号は即時発行ではないため、番号発行のための待ち時間というのはなし。
番号は「メールで3日以内に送信」ということになっていますが、翌日の日中に受領しました。
事業者変更先の候補は急遽BIGLOBEひかりに・・・
前回色々調べた結果、光コラボの事業者変更先はソフトバンクひかり一択のはずだったのですが、、、
たまたま調べていたら老舗のBIGLOBEが公式サイトでキャンペーンをやっていて、即断でそれに乗ることにしました。(高速手のひら返し)
この即断は、これまで調べてきた経験から「コレは間違いなくいいぞ!」「チャ~ンス!」と嗅覚的に判断したものです(なので、もしかしたら何か思いも掛けない罠が潜んでいる可能性はゼロではない)
元の額が40,000円で、それに増額分がプラスされます。
量販店では「3月はみんな固定回線の契約をするのでキャンペーンをやる必要があまりない。5月とか6月とかが狙い目」と教えてもらっていたのですが、本当に6月下旬になってこういうキャンペーンと出会えるとは思ってもみませんでした。
(2022年7月1日の電気通信事業法改正に向けた駆け込みっぽい感じ?)
BIGLOBEひかりvsソフトバンクひかり
BIGLOBEひかりの上記キャンペーンの良いところは、
事業者変更でも新規と同じ条件になっている
ところです。
これは公式サイトにも記載があるし、チャットでも確認したので間違いないです。
(前回も書いたとおり事業者変更は通常ショボいキャンペーンばかりなのです。)
参考までに事業者変更の場合は、比較サイトでこんな感じで件数が5件、金額もシォシォ・・・みたいな感じになっています。
ほとんど「相手にされていない」感じです。
前回書いたソフトバンクひかり(Yahoo!BB経由25,000円)も、通常であれば事業者変更のなかでは有利な条件だと思うのですが、トータルで見てBIGLOBEのほうがさらに有利でした。
14ヶ月分(契約月+12ヶ月+解約月)で細かく計算するとこんな感じ。
キャンペーン:65,000円vs25,000円(△40,000円)
前会社の解約金負担:0円vs10,450円(▲10,450円)
月額費用:4,378円vs4,180円(▲198円*14=▲2,772円)
携帯割引:0円vs▲638円(▲638円*14=▲8,932円)
解約金 11,900円vs11,000円(▲900円)
(凡例:△=BIGLOBE有利/▲BB有利)
このほかに
最初に契約事務手数料3,300円
(解約時に他のコラボ事業者に転出する場合は)事業者変更手数料3,300円
が発生しますが、両社同額になります。
コラボの事業者変更は初めてですが、工事費関係がかからないのがいいところですね。
※注
BIGLOBEのキャンペーン65,000円は公式40,000円+増額10,000円+ポイントサイト経由分15,000円の合計です。
また、携帯割引638円はY!mobileの1回線目1188円-必須オプション550円
Yの2回線目以降はひかり回線の有無にかかわらず家族割で1,100円割り引かれる(ひかりの1188円のほうが有利だが、差額の88円はとりあえず無視)
ソフトバンクひかりは、携帯と組み合わせで割引適用を受ける場合に550円の必須オプションに入らなければならない点に注意が必要なんですよね。1188円引きと書いてあっても実際は差引638円引きです。
とはいえ、このオプションがないとIPv6が使えなかったりするので事実上必須で、逆にいうと携帯をソフトバンク系以外にする場合は通常月額料金ベースで不利になる感じです。
月末に楽天を抜けて翌1日から別会社にすることで二重払いを防ぐ
世の中にある月額料金制の支払いは初月無料だったり日割りだったりすることもありますが、光回線の場合は満額かかる場合が多いようです(キャンペーンで初月無料にしてお得感を醸し出したりしている)
逆に、解約月は(去る者はもう客でもなんでもないので)満額必要となることがほとんどでしょう。
この結果、こうした契約切り替えの場合、重複する月は旧会社と新会社との両方に月額を払うことになり、計算外のところで無駄な費用が発生していることが多かったです。(しかも複雑な料金体系の携帯料金などでは、その月は割引が適用にならずフルプライス、といったパターンも多い)
ところで、今回の楽天ひかりからの移行ですが、、、下のように月の初日に新事業者利用開始とすることで、この重複を防ぐことができるようです。
これもまた、現場工事が不要で即時切り替えが可能となる光コラボのメリットかもしれません。
トータルの支払額はどうなる?
今回BIGLOBEにした場合の始末?を入出金の順番に書いていくと
解約手数料-10,450円(楽天)
契約事務手数料-3,300円
月額費用-4,378円*14月=-61,292円
CP+15,000円
CP+50,000円
解約金-11,900円
総計-21,942円/14ヶ月という感じの支出になります。
月額ベースにならすと-1500円くらいです。楽天継続で3,800円払うよりはだいぶ安くなります。
ここでは「前会社の解約金を負担してくれるソフトバンクひかり」との比較をする関係で楽天の解約金を計算に入れていますが、本来解約金はあくまで楽天に払う費用なので、それを除外して純粋にBIGLOBEとのやりとりだけを計算すると
支出 -76,492円(-3,300円-61,292円-11,900円)
収入 +65,000円
差引 -11,492円
みたいな感じになります。14ヶ月なので月額だと千円弱の支払いという感じでしょうか。
※14ヶ月というのはBIGLOBEひかりのCP条件に従った場合
事業者変更承諾番号の有効期限は14日あるけど14日に何の意味もなく、即やるべし
ところで、携帯電話のMNP予約番号は14日有効で、14日目の最終日でも利用可能になっていますが、ひかりの場合は14日間まるごとは使えないようです。
こんな感じ。
これは会社によるのかもしれませんが、BIGLOBEひかりでは発行から4日以内でないと受付してもらえないとか。
正直、残り10日はどうなってしまうのか・・・何のための14日なんだよ・・・だったら最初から「4日」にしておけばいいじゃん、という感じではありますが、ルールはルールなのでしかたありません。
ただ、受付は早くさせる割に、実際の開通日は8日後から62日後までと、かなり長期間選択できる設定になっているんですよね。上で書いた「翌月1日からスタート」も「翌々月1日からスタート」も可能で、良い条件設定だと思います。
まぁ会社によってこうした日数は違うかもしれないので、このあたりは事前に自分の申し込む会社のルールをよく確認しておく必要がありそうです。
とりあえず自分は上のような感じで公式サイトから申し込みをして無事に8月1日開通ということで受付がされました。
7月以降もキャンペーンは継続しているっぽく、さらにお得に
上でも少し書きましたが電気通信事業法の一部が改正され、2022年7月1日付で適用されることになりました。
今回の改正内容はざっくり言うと(料金面では)解約金の上限が月額料金の一ヶ月分までになるとか、これまで根拠がアヤシくてウサンくさい感じだったいわゆる「縛り」に多少メスが入って透明化された、ということのようです。
ちょっと見た限りでは、それ以前の日付で契約をしたものにまで遡及する内容ではなく7月1日以降の新規契約にのみ適用されるようです。(少なくともソフトバンクひかりの説明ではそうなっている)
当然ながら縛りがユルくなってしまうと縛る意味が薄くなるので、企業側の立場にたてばキャンペーンをやって長期契約に囲い込む意味が薄れます。
なので、6月末はガンガンにキャンペーンを打って駆け込みで客の囲い込みをしよう! ということで今回自分が契約したような有利な案件が出てきているのかなって感じですね。
・・・と思って飛びついたのですが、、、あれ? 7月に入ってからも同水準のキャンペーンが行われています。
な、なんだってーっ!?
当たり前ですが、解約金設定は法令ルールなので各社従っており、BIGLOBEひかりでも引き下げられていました。
解約金が減額になっているにも関わらず、キャンペーンの条件は同じ・・・ということはつまり、上で書いたとおり自分の場合は11,900円の解約金設定なので、悔しいかな一週間ほどの差で8千円以上高い解約金を払う義務が・・・ぐぬぬ。
まぁこれは「7月になったらキャンペーンは下火になるだろうから今やらねば」と思った自分の負けなのでしょうがないです。
これから契約する人はいいですね(恨めしそうな目)
冗談はさておき、一応BIGLOBEに関しては2022.7月末までキャンペーンを張っているような記載もあるので、もし事業者変更を考えている人がいれば、
1.BIGLOBEひかり、クーポンで検索(定期的に変わっているっぽい)
2.ポイントサイト経由(ハピタスだと+15,000円だった)
3.公式から申し込み(+40,000円+上記クーポン入力で10,000円)
というかたちで上に書いたような条件(よりもさらに良化した条件)で申し込みができます。
BIGLOBEの回し者ではありませんが、見た感じ
光コラボの事業者変更の中では非常に有利な条件じゃない?
って感じなのでオススメしておきます。
自分はポイントサイトはハピタスというところを使っています。(登録したときはドル箱という名称だった)
紹介制度があるらしいので一応貼っておきます。
事業者変更の転出手数料の謎
上で少し書いた
解約時に他のコラボ事業者に転出する場合の事業者変更手数料3,300円
について、今回転出した楽天からは何の説明もなく、また費用がかかる旨の記載も見ていないので無料だと認識していました。(なので他社が料金を取っていることを知って最初は驚いた)
ただ、ソフトバンクひかりでは3,300円と明記されており、これは上記の電気通信事業法の一部改正で解約金と同じように7月1日以降契約に関しては撤廃となったようです。
BIGLOBEに関しては契約時期の記載はなく、転出完了日ベースでの説明となっているので今後はかからないのかな?と思っていますが、それだとソフトバンクと扱いが違うことになります。
法令改正に伴うものとはいえ、このへんの細かい扱いの差は各社に委ねられているのかな? 実際どうなんでしょうね・・・みたいな感じで(たぶんまた契約を見直すであろう)来年の今ごろに続く。