家探しの話の続き。
前回はパナソニックの「かってにスイッチ」というのを取り付けたって話。
取り付け後も非常に満足度が高い、というかこれがないとシンドいぞ、ってレベルの必需品になっています。
さて、「かってにスイッチ」は旧居で非常に好印象だったため、ほとんど決め打ちで導入を決めましたが、その際に他の選択肢も多少は検討したので、今回はその話をメモ程度に残しておきます。
スマートホーム系の検討
今どきは照明専用の単品センサーではなく、家の中の空調や光熱設備を一元管理するシステムもローコストで導入できるようで、少し調べました。
スマートホームというやつです。
たとえばスイッチボットのシリーズにある人感センサー。
配線等をせずポン置きで使えるようで、手軽な品です。
ただ、これは今回見送りとしました。
理由は、
・実際に導入した知人からの情報で、誤検知が結構あるという話を聞いた
・特定の会社の規格で囲い込みが行われているため、超長期で使う照明や電源供給に使うには不安がある(撤退とか・・・)
・既存の照明などの機器を使い回しできない(規格にのっとったものを新規購入する必要がある)
というものです。
誤検知は結構痛いんですよね。玄関で大荷物を持った状態で検知ミスがあって照明がつかないというのは結構イラッとくるものです。まぁ今回の話はn=1なのでメチャクチャ興味があるって人の場合は、誤検知がどれくらいなのか、もう少しちゃんと調べた方がいいかとは思いますが。
既存のシーリングライトなどが使えないのは、それらに「接続する経路」がついてないからで、まぁそうだよねって当たり前の話です。(赤外線リモコンに対応している照明であれば、赤外線コードを記憶させてコントロールすることはできるかもしれないけど、今回のような玄関照明なんかは一般的にリモコンなんて付いてないし・・・)
一方の「かってにスイッチ」は既存の電源スイッチそのものを単純に代替するものなので、オンオフだけしかできない一方、電源スイッチのあるすべての既存照明に対応可能なので、裾野が広いといえます。
なお、スマートホームはMatterという規格で統一しましょうって話にはなってるらしいので、ちゃんと統一規格で普及したらそのときにまた検討したいと思います。(現時点でもMatter対応機器はあるものの、まだ初期段階なので対応機能や互換性にアヤシいところがある模様)
単品の人感センサー付き照明は・・・安定した環境ならアリか?
じゃあ単品での代替品はどうかというと、照明そのものに人感センサーが一体化していて、かってにスイッチと似たようなことを単体でやってくれるものも見つかりました。
こんなの。
シーリングだとこんな感じで代替できるみたいです。
さすが新しい製品群だけあってどれもシンプルで良さげだったのですが、単体/単機能なため
・センサーの感度を調整することができない(日が差す玄関で誤作動のリスク)
・点灯時間などが決め打ちになっている
・電球タイプはシェード(カバー)があるとセンサーが反応できない?
といった点で今回の用途には不適かなぁ~と感じました。
ただ、LED照明とセンサーが一体型になって実売価格が1000円とかそういうレベルなので、おそろしいコスパだとは思います。
※なお、モノによっては調整機能のついた製品もあるようですが価格帯が違う・・・
いまのウチの状態でも、トイレのような
・平時は真っ暗で、照明は電球むき出しのダウンライト、といった環境にはフィットするかもしれない
ので、これはそのうち使ってみようかな~と思ってます。
LEDになって消費電力が劇的に下がったので、もしかしたら将来的にはトイレ照明くらいの小さなものは、電力配線をせずに運用することができるようになるのかも。(バッテリーや電池などで稼働させ、設置も両面テープで貼り付けるだけ、みたいなイメージ)
高機能な人感センサーの検討で、照明の重要性を認識する
上記の通りアイリスやその他有象無象のメーカーが人感センサー付きの照明を出していることから、ニーズは一定程度あることがわかります。
今回は余裕がなくて具体的な競合製品の有無などを調べることはできず、最初からパナソニック一択になってしまいましたが、そういう市場があるのならパナソニック以外にも大手メーカーが類似品、競合品を出していそうなもの。
というわけで調べるにあたり、せっかく多少なりとコストをかけて自動で点灯する仕組みを入れるなら、こんな風なのがいいという自分なりの願望がまずありまして、それは
・1秒くらいかけてふわっと照明がつく
というものです。
なんかリッチな感じがするから、というのが理由です(しょうもな・・・w でも好きなモノは好きなんだからしょうがない)
似たようなのを機能として持っている人感センサーは確かに存在しており、
・ソフトスタート(KOIZUMI照明)
・フェードイン(DAIKO)
と呼ばれているようです。(なお、パナソニックにはそういう機能がないっぽい)
「似たような」と書いたのは、言葉的には似ているけれど自分の求めるモノとは違ってそうだから。
これらは「点灯(消灯)タイミングを数秒遅らせる」というもので、「玄関入って廊下の照明が手前から順番に(遅延して)点灯する」みたいな使い方はできそうですが、個々のLEDのふるまいかたの操作(ふわっと点灯)まではできないっぽい。
一応、DAIKOのサイトを見ていくと、人感センサーの説明のなかに「ゆっくり明るくなり」という表現があるのですが、これが
・どういう感じなのか?
・どれくらいゆっくりなのかを調整が可能なのか?
といったあたりまでは確認することができませんでした。(そこまで細かな説明は載せてないっぽい)
また、上に挙げた照明2社は設備メーカーではなく照明器具寄りメーカーなので、パナソニックのような住宅設備としてというより、家電の一つとして位置づけられているような印象です。
つまり壁に埋め込んだりするというより、コントロールがしたければ壁のスイッチとは別にリモコンみたいなのを使って・・・みたいな感じです。そういう点では前述のスマートホームの競合なのかもしれません。
という感じで、今回の調べはこれくらいで一区切り。
照明は今後の検討課題になりそう
トイレなどの住宅設備については実際にショールームに行ったり、ネットで色々調べてきたこともあるのですが、照明についてはこれまでほとんど調べてませんでした。
しかし、今回少し調べてみたことで、今後ちゃんとしたリフォームをしていくにあたっては照明をどうするかもしっかり考えていかなければならない(というかかなり重要だ)と感じたので、時間をつくって調査、検討していく予定です。