家探しの話の続き。
今回は、前々回の「かってにスイッチ」というのを取り付けた話の補足です。
記事の中でサラッと「掃除した」みたいに書きましたが、その掃除の中にパーツの取り外しと、レトロブライトで白色化するという作業が入っていたので、今回はそれについて。
「かってにスイッチ」の白いプラ部品はほぼ全部取り外せる
最初に、掃除のために行った分解作業について。
正面から見るとほぼ全部白いプラパーツで、裏側はユニット化されて緑のケースに収納されています。
今回はこの緑のケース内はいじらず、表に出ている白いパーツだけを取り外して、キレイにしていきます。
といっても白いプラ部品はツメで引っかかっているだけなので、ほぼ全部すぐに取れます。(ツメはややカタいのでマイナスドライバは必要)
外せなかったのはこのツマミだけですね。これはボリューム部品と一体化しているようでした。
この残ったツマミは結構黄色いのでできれば取り外してレトロブライトしたかったのですが、なかなか取れず、無理矢理引っ張って壊すのもアレなので、
・これは元からこういう色で、隣のツマミと違いがわかるように色分けがされているんだ
と認識することにしました。
実に都合のいい思考ですが、幸福感のためにはこういう判断も必要ですw
なお、残った緑側の基板部分ですが、今回はエアダスターで軽くホコリを飛ばすだけにとどめました。熱感知のセンサーがどんなものか調べてなかったので、あまり強引なことをして壊れたり反応が悪くなっても困るな、と。
プラ部品の洗浄と注意点
一度中性洗剤で洗って汚れを取って、乾かしたのがこちら。ティッシュは色比較のため。
結構細かいパーツがありまして、
・右側の枠の中に収めた透明のパーツ(「レンズ」という扱いらしい)なんかは、洗っていると洗剤の泡で見えなくなって紛失してしまいそうなので注意が必要
です。
こういう細かいパーツは紛失すると単体での入手が極めて難しい(会社の保守的な体質を考えるとコレはたぶん無理)。そして、それらがないとセンサーが誤動作したり調整がきかなかったりして、たぶん意図したとおりには動かなくなります・・・
さて、見ての通り、かってにスイッチのパーツは思ったより白いものの、元から住宅についていたほうは枠、ハンドルともにかなり黄色くて・・・こうして並べると「うわっ、これ一箇所に取り付けたら違和感あるよね~」って感じです。
なんとかこれらを白くしていき、
・全体的に黄色みを除去したい
・「かってにスイッチと枠とであからさまに色が違うナニコレ?」という状態を回避したい
というのが今回の目的です。
ベランダで2週間の長期間照射マラソンとその結果
今回は全体的に小さいので、ウエルシアの透明袋に全部まとめて入れてワイドハイターEXを注ぎ、少しクルクル回して液が行き渡るようにしてから袋の口を閉じました。
不要な段ボールの上に乗せ、ペットボトルを重しにして風で飛ばないように固定してからベランダ放置です。
ところがこの時期、運の悪いことに悪天候が続いて紫外線が極めて弱い状態でした。
なので最終的には2週間ほど、ずっとこの状態で毎日昼間はベランダに出し、ときどきビニル袋の中をクシュクシュとかき混ぜ、夜は室内に入れ・・・ということを繰り返しました。
実に気の長い話です・・・
全部で15日くらいで、うち10日は曇りか雨、快晴だったのは5日だけという感じでした。
雨男か!?
最終的にどうなったかというと・・・こんな感じです。
うーん、この写真だと光の加減で上のものより全体が黄色っぽく映ってしまっていて成果がイマイチわかりづらいですが、目視だと「だいぶ白くなった!」という印象です。
拡大するとこんな感じで、、、やはり外枠は、内側の枠の白さにはだいぶ及びません。(内側の枠が当初よりさらに白くなって、白さが追いつけなくなったということも考えられるが・・・)
裏を黒くすると、黄ばみの具合がわかりやすいですかね。
あくまで相対的なものですが、右側の小さいハンドル(指で押す部品)はかなり白くなっており、左側の枠パーツはまだ黄色みがだいぶ残っているという違いがみてとれます。
ハンドルと枠とは元々は同じ場所で同じ時間だけさらされていたもので、黄色みの具合も似たような状態だったと思うのですが、この成果の違いっていうのはやはり素材の違いなんですかね・・・。(枠がもう少し白くなってもいいんじゃね?とちょっと納得いかない気分)
もっと真っ黒な背景の上に乗せてみたら・・・こんな感じ。
うーん、どうでしょうか。真っ黒な上では全部同じくらい白く見えてOK牧場な感じもします。
目の錯覚的なやつ、かなぁ・・・
まぁ2週間も干したので「もうこれ以上はやってられましぇぇん」的な感じで今回のレトロブライトは切り上げました。
透明なものにレトロブライトは向いていないのかもしれない
以前行ったレトロブライトの最初の実験では、除湿機内の透明に近い排水ボックスが白濁化してしまった、というのがありました。(黄色みは落ちたので、効果はあったんだけど・・・)
実は今回も、ハンドル部の透明なカバーがよく見ると白濁化していました。
この透明カバー部分は、そのスイッチが何なのか?がわかるように表示ラベルを入れる場所で、だいたいは白い紙の上に文字を印刷した小片を差し込む感じになります。
そのため、このパーツだけを考えるなら多少白濁化しても実害はほとんどないと思うのですが、、、
今後様々な素材をレトロブライトしていくことを考えると、
・透明なモノはワイドハイターEX(漂白剤)でレトロブライトすると白くなる可能性がある
と覚えておいた方がよさそうです。(漂「白」剤なんだから当たり前?)
まぁ、白い汚れは黒や茶色の汚れと違って不潔感を感じにくいんですよね。そういう意味ではさらに実害は少ないのかも知れない・・・実際に衛生的かはともかくとして・・・
ビフォーアフターと自分の満足度
というわけで、できあがったので前後の比較写真を載せておきます。
まずレトロブライト前に合成写真ではめ込んでみたのがこちら。
光源の違いもありますが、かなり色合いに違和感があります。(わざとやっているわけではない・・・)
レトロブライト後の完成状態と比べるとこんな感じになります。
掃除して、レトロブライトして、かってにスイッチが追加され、古いほうもハンドルは交換しました。(サイズが違うため)
真っ白とはいきませんが、新たに仲間になったかってにスイッチと、前からあった枠とハンドルと、全体的に同じ様な色合いになって違和感がなくなったように思います。(玄関は照明が暖色なのでどうしてもこんな感じの写りになってしまう・・・)
上のほうでは「枠はまだ黄色っぽい」みたいなことを書きましたが、こうして室内に設置してみるとその点はほとんど気にならず、なかなか見栄えも良いと思います。
そのうち後ろの壁紙も貼り替える所存です。
結構な手間暇がかかっていますが、そのぶん愛着というか、自分でやったという自覚とちゃんと仕組みを理解しているという自信?みたいなものがうまれて、満足度は高い作業でした。
レトロブライト研究という観点では今回もまったく進んでいませんが・・・