ふれふり!

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引ソロ家探し(その70 DIY日記 エアコンの室外機に500円のDIY庇をつけてみた)

国土交通省サイトより(加工済)


家探しの話の続き。今回が70回目。

中古のマンションを購入し、賃貸から分譲に生活拠点を移してもうすぐ1年になります。まだまだ自分の求める過ごしやすい家にはほど遠く、マイナスを0に近づける努力をしている状態です。

 

さて、夏になって暑くなってきました。

新居はまだ全シーズンを経験していないのですが、冬は寒くて夏は暑い、、、という、環境としては非常によろしくない感じなので、順次対策をしている所存。

窓が大きいとか多いというのもあるし、加えて天井が高くて空間的にも広いというのがあって、やることなすこと規模が大きくなって(時間がかかるので)なかなか進まない・・・。

 

今のところ応急措置的にエアコンを活用して生活しているのですが、電気代が気になるわけで、

・室外機にカバーを付けて、室外機の温度を下げると電気代が節約できる

というネタがあったので、ほんとかなぁ~?と思いつつ実際にやってみました。

 

 

室外機のカバー、2千円くらいで売っていた

どうやって作ろうか考えていたところ、いやー、よさげなのが売っているではないですか。

 

2千円ほどなので、もうこれでいいのでは?って感じがしますね。

他にもマグネットで固定するやつとか、色々良さげなのが売られていました。

 

 

DIY庇を設置してみる試み

とはいえ、買って終わりだとつまらないので、いつも通り自分で作ってみます。

 

今回利用した材料は次の通り。

ダイソー ワイヤーネット80x29.5 200円

ダイソー アルミ保温シート 100円

その他(釣り糸、テープ、コンクリ片、ペットボトルなどの廃材)

 

実はこれらはすべて、別の用途で使うつもりで買ってあったのですが、余ったというか作業を先送りしているというか・・・それよりシーズン的にエアコン室外機のほうが優先だろうということで先に使ってしまいました。

使用した釣り糸は300円くらいしたのですが、他の糸でも構わないし、使ったの少しだけだし、、、ということで、ざっくりトータル500円と称しておきます。

もう少し大きい方がいいけど、これで最大サイズなのよね

非常にチープ感があって屋外大丈夫なの?という感あるが・・・(下線部見ると一応水OK?)

 

ワイヤーネットにアルミ保温シートを巻き付け、飛ばないようにヒモで固定

ネットより少し大きめにシートをカットして、裏をテープで留めて完成です。(縫い込んだ方が丈夫になる気がしたけど手間を惜しんだ・・・)

 

で、こんな感じになりました。

やはり、やや小さい感がある・・・

上にただ乗せてあるだけに見えますが、柵、、、というか欄干?と釣り糸で結んであり、落ちないようになっています。


真ん中のコンクリートブロックは室外機との間に空間をつくるためのスペーサーです。スペースあけて風が流れた方がよさそう、という目論見です。

コンクリは「重し」を兼ねており、こちらも釣り糸でワイヤーネットと結んであります。右下のペットボトルも同様に重しとして、ワイヤーネットと結んであります。

 

というわけで、写真を見るだけだとフワッと浮いているように見えなくもないですが、あちこちと結んであってめくれたり落ちたりしないようになっています。

 

室外機の表面温度は明らかに下がった・・・

これも世の評判通り、庇の効果は抜群で室外機の表面温度は7度くらい下がりました。

ひさしナシだと45度ほど

庇があれば38度くらいまで落ちる

考えたら当たり前で、我々人間が屋外で日陰を求めるのと同様、日の光が直接当たらなければ体感でわかるほど明確に温度が下がって当然なわけです。

 

ただこれ、電気代に明確に反映されているかというとそれはまた別で・・・

 

効果のほどは不明

500円庇を設置したあとの時間帯、しっかり消費電力が下がったかどうかエアコンに取り付けたワットチェッカーを見てみると、、、

 

この日は昼頃、ゲリラ豪雨で一度屋外の気温が下がっている

あれ? なんか取り付けた15時過ぎあたりの時間から明らかにガンガン消費電力量が上がってるんですけど・・・逆効果だった?

うーん、、、なんでだろう。

 

※このグラフ、不自然なダブルトップ形状ですが、実はこの日はたまたま昼前後に急なゲリラ豪雨で外気の気温が5度以上一気に下がりまして、そのおかげ?でじょじょにあがってきたエアコンの消費電力も昼を境にガクッと下がっています。

それがまた晴れて、おやつの時間あたりからはまた灼熱地獄に戻っています。

 

あちこちのレビュー?を見る限り、

・1~2割の電気代節約効果はありそう、というのが定説というかコンセンサス

のようですが、今回の試作ではどうもイマイチ実感できる効果は感じられなかった、というのが正直なところです。

天板の温度は下がっても、周囲の空気は変わらず35度~37度で「もわっ」としている状況なので、熱交換器からみると大して変わらない状態だったのかもしれません。

もっと大きな庇にするとか、大きめの囲いを作って「数十㎡の日陰エリア的なもの」をつくるといった、もう少し規模の大きな工夫が必要かもしれません。

 

(こういうのの効果測定が難しいのは、気温や湿度、風量などまったく同じ環境で「取り付けた」「取り外した」という2つの状態を比較することができないからで、どうしても推測混じりになってしまうのかとは思います。上のグラフも、もしかしたら逆に「今回の500円庇がなければ夕方からもっと急激にガンガン上がっていた」という可能性もあるわけで・・・)

 

製作の反省点、気になる点

効果のほどはさておき、いくつか気になる点が残っています。

・庇の傾斜が弱いので雨が流れず溜まってしまうのでは?

・テープで留めた部分が雨で弱くなって剥がれてしまうのでは?

このあたりは少し使ってみて様子を見て、必要があれば対策を考える予定です。

今回は製作といっても実作業は数分という有り様で、要するにあまりやる気が起きなかったんですよね。。。

 

数日後のズレズレ~な様子

ゲリラ豪雨、豪風みたいなのが多い今日この頃ですが、実際に設置して数日後にかなりの風が吹いてしまい、どうなったかというと・・・

あ”----っ! ナナメにズリ下がっていた

このザマです。お恥ずかしい・・・

さすがに飛んでいったりはしなかったのですが、元の場所からだいぶズリ落ちてしまっていて、遮光ひさしの意味をなさない状態になってしまっていました。

 

また、別の風の強い日はこんな有り様・・・

重しのコンクリートブロックがつり下がっている・・・

 

・・・適当過ぎました。

もう少しキッチリ固定したほうがよさそうです。

 

改善案のイメージ

今回重しとして500mlのペットボトルを使いましたが、一番いいのは2Lのペットボトル4本に砂(水)を詰めて、四方に吊り落としておく、という方法じゃないかと思っています。

さすがに合計8kgもあれば、昨今の異常な強風であってもそうそう飛ばされることはないのではなかろーか、と。

(さらに手を抜くなら、横倒しにした2Lのペットボトルをワイヤーネットの下に括り付けて、重し兼スペーサーとして使ってもいいかも)

 

水タオル方式と注意点

なお、この室外機の温度を下げる方法、庇ではなくもっと直接的かつ無料でやる方法があるようです。

それは

・バケツに水を入れてタオルをそこから室外機の天板に流し掛けて、気化熱で温度を下げる

というやりかた。

なるほど・・・。

 

定期的に水を補充する手間が必要ですが、工作などは不要なのでそっちのほうが楽って人もいるかもしれません。

ただ、水が蒸発した状態だとバケツもタオルもかなり軽いので、その状態で放置しておくと風で吹っ飛んでいく可能性があります。ウチはベランダのスリッパが、ある日突然消失していました。どこかに飛んでいったと思われ・・・

自分はすぐに補充を忘れてぶっ飛んでいく未来しか見えないので、今回はバケツ方式はやらないことにします。