ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

電動角質リムーバーの電源が入らなくなったので修理した

ドクター・ショール ベルベットスムーズ 電動角質リムーバー(一応純正品)

 

これ、冬になると固くなる足のかかと部分をジョリジョリと削っていく機械なんですが、久しぶりに使おうとしたらウンともスンとも言わなくなっていました。

 

もちろん電池を交換してもダメ、叩いてもダメ、振ってもダメ。

 

洗面所とお風呂場の間を行ったり来たりしながら使っていたので、湿度が高くて壊れてしまったのかもしれません。モーターがヤラレていれば諦める方向ですが、接点がカビてるとか水分が内部に入ってしまってヨゴレがついたくらいであれば修理できると思うので分解してみました。

 

モノはコレですかね。色違いですが。

 

なんか今見ると楽天とかで姿形の似ているパチもんが980円とかで多数売られているような状況みたいですが、自分が買ったときはコレ一種類しかなかった気がします。3千円ちょっとくらいした記憶があります。

紹介しておいてこんなこと言うのもなんですが、あまりレビューの評価も芳しくないようなので(うちのも壊れちゃったし)、特にこだわりがないけど興味を持ったとかちょっと試してみたいという向きには安いパチもんを探して買った方がいいのではないかと。(さすがに980円のやつはアヤシゲですが)

 

 

外部から見える場所にネジがなくて分解は難しい

この製品、外部から見える場所にネジがなくて、ネジを隠すシールのようなものもなく、分解が困難でした。

だいたい電池ボックス内にネジがあることが多いんだけど・・・何もなし

結論からいうとこの製品は全体的にツメでとまっていて、そのツメもややこしい感じの位置にあって簡単には分解できずボコボコになってしまいました。

 

分解はマイナスドライバーを差し込んでツメをはがしていく

こんな感じで各所にあるツメ部分にマイナスドライバーを入れて、テコの原理っぽい感じで半壊にしながら作業を進めました。

マイナスドライバーでツメがあると思わしき場所を開いていく

分解修理を一切考えていないプラスチック溶解接続みたいなのではなかったのですが、ツメがどこにあるのかわからない。。。

 

このようにツメをはがそうとしても、ブルーの部分、なかなか取れません。白いところには縦に線が入っており、このブルーの部分が取れれば左右に分かれるかたちでバラせそうなのですが・・・

 

うーん、本当はここから分解するタイプではなくて、本体全体をねじったり引っ張ったりして外すタイプなんだろうか?

 

ググってもこの製品を分解修理したレビューが見あたらないので、しかたなくヒトバシラーとして力を入れてちょっとナナメにしながら引っ張ってみたところ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

バキッ!!!

 

左側が上部、右側が電池の入る下部

という感じで、見事に2つに折れてしまいました。

それも両者を接続している3本の柱のようなプラスチック部品を破損するかたちで。

最悪だ。。。

 

ただまぁ、このおかげで故障の原因はわかりました。

こいつです。

茶色いケーブルが断線

断線してますね。これは修理が簡単で助かります。

(この金属のテカり具合を見るに、今回バキッと折ってしまった際に同時に切断された可能性もありますが・・・)

 

ケーブルの接続先は電池ボックスなので、中がどうなっているのか確認します。

内側から手を入れるとさほど固くなく引き抜けた

電池ボックス側は二重構造になっていて、内側はこのようにすぐに引き抜けます。(上でバキッとやってしまったおかげで引き抜けるんだけど)

中にはON/OFFスイッチがあるだけなので、普通に結線するだけで大丈夫そう。。。

 

上半分の分解は弱々のツメが多く難しい

しかし、ここに至っても上半分は分解できません。

中央に溝があったとので、もっと簡単に手でパカッとわかれて分解できるかと思っていたのですが、容易には分解できず、、、、

このようにマイナスドライバーでこじ開ける感じになってしまいました。

モーターの入っている上半分はなかなか開かずプラスチック部に多数のドライバー跡が

 

ようやくこれでブルーの部分と白いカバーが取れました。

 

 

上半身と下半身はネジ3本で固定されているがモーターが邪魔

中をよく見ると、ヘッド部分と電池部分はこのようにネジで固定されているようでした。

ネジ3つで柱状の接続部分を固定

なるほど。上半分と下半分とはツメのようなものではなく、このネジで固定される構造になっていたのか。

正しい(?)分解手順だと、このネジを外すことで、両者が2つに別れるわけですね。それを今回無理矢理力を入れてしまったことで、破損するかたちで分けてしまったと。

 

ただ、、、このネジ、、、外すにはまずモーターを取り外さなければならないようで、、、すぐには取れそうになく、次に同じ分解作業をするときにちゃんと分解できるのかといえば、正直どうすればいいのかよくわからない感じ。(モーターがどのように固定されているのかパッと見ではよくわからない)

やや色の違う黄色っぽい部分がモーター

 

まぁとりあえずこのように内部のネジ留めがあることはわかったので、もし同じような作業をする人がいれば多少は参考になるかも、と。

 

たぶん

・上半分から分解を開始してモーターを外し、最後にネジで電池収納部と2つに分ける

という感じでやるのが本来の分解方法なのかなという話です。

(具体的にどこのツメをどのような順番で外せばいい、的な役に立つアドバイスができなくて申し訳ないが)

 

とはいうものの、、、上半分もこれまで見てきたとおり、なんか上手く分解できているわけでもないんですよね。マイナスドライバーで無理矢理こじ開けた感じになってしまって、ツメは折れるわモゲるわで、この状態になった今に至っても果たしてどうやったらキレイに分解できるのやらわからんぞ・・・という感じ。

ブルーの残骸はツメがもげてしまった痕で(赤矢印部分)、白い方のツメは折れてしまった

プラスチックそのものの素材としての劣化も感じられるので、ツメを上手く外してキレイに分解しよう、というのは無理なのかも?って感じがする・・・

 

なお、ギアの部分は4つあるだけでシンプルなので省略。

 

断線修理で元に戻して再利用するが・・・

今回はこのモーター部分は問題がないだろうという前提で、先ほどの断線部分だけを再接続して組み立て見ることにしました。

長さが足りなかったのでその辺に転がってた青いケーブルを半田付けして少し延長。

 

組み立てたところ、このように無事に稼動確認ができました。

とりあえず治って回転している

ただねぇ、写真のとおり分解・組み立ての際にかなり強引な手をとったせいで(そうしなければ分解できなかったのだけど)、プラスチックというかビニールっぽい素材がかなり歪んでしまい、素材同士の隙間も大きくなってしまいました。

これ、水分だけじゃなく削った粉も入り込みそうで不安ですね。特に足の皮とか、自分の身体の一部だったとはいえ、衛生面からはかなりアレな感じがする・・・

 

パテなどで隙間を埋めてから使うか、このまま使って汚れてきたら思い切って処分するか、、、今後の処遇については少し考える必要がありそうです。