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賃貸だって柱したい! その6(2x4材の紹介と加工)

 

2x4アジャスターで柱を建てている話が続きますが、今回は購入した材木の状態と加工方法を軽く紹介します。

 

2x4材でも多少サイズが違う

2x4材は38mmx89mmとされていますが、木材なので多少アバウトで、個々にサイズが違いました。

 

まず38mm側の例ですが、、、

これは37.5mmくらい

これは38mm強

これも38mm

このように短い方はせいぜい1mm未満の差ですが、長い方(89mmの方)はもう少し差が大きくなっています。

 

これは88mm

これは87mm強

これが89mm

 

また、同じ柱でもゆがみがあって前面後面でサイズが違うことがあります。

今回購入したリノベ柱の例だと、上の87mmのものが溝のある方なのですが、溝のない裏面を測ると89mmもありました。

溝のない側で測ると89mm

 

実際に並べてみても、こんな感じにサイズ差があることがわかります。

左側を揃えた状態で並べてこれだけ差がある

せいぜい1~2mm程度なのですが、金具と組み合わせて使用する際や、水平をとりたい場合などには注意が必要のようです。

 

溝付き支柱は溝が浅く、リノベ柱は意外に深い

今回買った溝付き柱とリノベ柱。

特徴として共通するのが溝が掘られている点ですが、その溝のサイズは

溝付き柱 幅38mmX深さ12mm

リノベ柱 幅31mmX深さ17mm

でした。

同じ溝付きでも全然違う・・・

 

この違いは、

溝付き柱は横に溝が入っている(あまり深く掘ると柱が曲がる)

に対して、

リノベ柱は溝が縦に入っている(残った木材がコの字状になって強度が保てる)

という構造上の理由なのかな・・・。

 

38mmからこの21mmを差し引くと溝の深さは17mmとなる

 

溝付き支柱の左右2本のカット方法

溝付き支柱を使用する場合、溝の位置が左右でズレないよう、左右の柱の長さをきちんと揃えてカットする必要があります。

カットの際にこのように溝と溝を向かい合わせて並べ、溝の部分に2x4の端材を突っ込むことでズレなく同じ位置で(同じ長さに)カットが可能です。

溝と溝とを向かい合わせる

カット作業の際にズレてしまいそうな場合は、このようにヒモなどで結んでおくと良いです。

ここでは調整可能な結束バンドを4本組み合わせて材木の固定に使いました。

結束バンドを各面に1本使用して、4本をウロボロス状態?にする

 

カットしたり削ったあとは当然粉をふるうのですが、細かい粉が木の凸凹に入っていることがあるので最後にこのようにエアダスターで吹き飛ばします。

木の粉が入り込んでいる

結構はたいたつもりでも、エアダスターを吹きかけるとかなり飛び散るので全然はたけてなかったことがわかります。

 

こんな感じで2x4材を必要な長さにカットして端を(カンナやヤスリで)揃えて使えるようにしていきます。

 

こういう作業が好きでない人には地獄のような苦行だし、興味がない人からすれば「ハ?(なんでそんなことやってんの?買えばいいじゃん)」という感じで、好き好んでやる人の気持ちが理解できないかもしれませんが、あちこち細かい気づきや失敗、後悔などをしつつも自分でやる、やれるようになっていく、というのがいいんですよね。

 

というわけで、続く。