車の窓をワイパーで洗うときに出てくる洗剤。
あれをウィンドウォッシャー液といいますが、当然ながらどこかから無限に湧いてくるわけではなくて車のタンクに入っていて、使っていると減ってきて、最後にはなくなってしまいます。
それで補充するわけですが、ゼニカネのある人はスタンドやディーラーで他人にやってもらい、ゼニカネのない人やこだわりのある人は自分で補充します。
補充液はただの洗剤じゃないかと思うの(勝手な推測)ですが、オートバックスやホームセンターなどで「ウィンドウォッシャー液」というそれっぽい名称で売られています。(ほとんどが希釈しないタイプで、値段的には2Lで200円~800円くらい。撥水機能付き、みたいなやつは高い)
中身がそこらで売られているということは自分で簡単に補充ができるわけで、車のボンネットをあけてタンクのフタを外して補充液を注ぎ込めば、それで完了です。
(一応、他の液と混ざらないよう、一度普通の水を入れて中をゆすいでから新しい液を入れるように注意書きがあった)
タンクのフタは分離型のプラスチックで、劣化して壊れる
で、そのタンクのフタですが、こんなのです。
黒いしっぽみたいなのはタンクの奥まで入っていって、フタを引き抜いたときにどのあたりまで濡れているかで、中の液体残量(目安)がわかるようになっています。
今回は上の青い部分のプラスチックが2つに割れてしまいました。
フタが割れて穴があいて洗剤が蒸発する問題
問題はこの点ですね。フタが割れていると中の液体が蒸発します。
しばらく前に気付いたものの、フタが割れてても外から見えるわけでもないし液が出なくなる訳でもないのでまぁいいか・・・と放っておいたのですが、そんなに使っていないのに洗剤がでなくなってしまい、おかしいなぁと思ったら蒸発していました。
液体だし、洗剤(アルコール)なので、考えてみたら当たり前に蒸発します。
全然まぁいいか!じゃなかった。
しょうがないのでこのフタ、どうにかすることにしました。
オートバックスで入手できず聞いたこと
どう考えても高額なものではないので、近所のオートバックスにフタだけ外して持って行ってこれと同じのくださいと聞いてみたのですが、
「タンクのフタは車によってサイズや形状が違っていて、汎用品というのはない。当店では扱っておらず、ディーラーで車に適合するものを取り寄せるしかない。」
とのつれないお返事でした。
正直、このフタの形状くらい車の性能には関係ないのだから標準規格化してほしいところですが、そういうのは考えないみたいです。(もしくは囲い込みのためにあえて標準化していないか)
なんかモデルチェンジごとにボタンの配置が変わる日本の家電のような感じ・・・
こんな細かい部品の管理まで車ごとにやっていたら、いくらコストがかかるかわかったものではないと思うのですが・・・
ググっても入手できず
ネットで情報を集めようにも、タンクのフタには製品型番や部品番号らしきものもなく、同じ車を使っている人の「○○なら使えた」みたいな話も見かけず。
たぶん、本当に車ごとに形状が違うわけではなく、メーカーごとにABCDみたいに何パターンかあるだけなんじゃないかと思うのですが・・・さすがに「ウィンドウォッシャータンクの蓋について造詣が深い」「フタについて色々調べて比較している」なんていう奇特な人はいないようで本当のところはよくわかりません。
面倒になって「サランラップでフタして輪ゴムで留めておくだけでもいいんじゃないか?」と思ったのですが、これからの夏の季節、車のボンネットの中は結構な温度になるのでちょっと不安です。(真夏には100度近くになるとの話もあり、サランラップの耐熱温度は130度とかなので大丈夫そうだけど、輪ゴムは70度くらい)
接着剤で割れたところを修復
というわけで、交換部品の入手ができなかったためいつものパターンで修理して使うことにしました。
といってもプラスチック用の接着剤で、普通に割れた部品を取り付けただけですが。
本当は耐熱ボンドのような高温でもビクともしないような接着剤があればよかったのですが、家にあった普通のでやりました。(耐熱を言い始めると、実は100度超えもokな耐熱輪ゴムなんてのもあったりするらしく、キリがない)
ちなみに、ここに丸いプラスチックで補強を加える想定だったのですが、なんか面倒になってきたのでとりあえず今回はこれで様子を見て、またダメになるようなら考えたいと思います。
接着剤で外周を補強
ついでなので、今後のことを考えて外周の補強だけはしておくことにしました。
「リング状の何か」を接着剤でつけておけばいいかなと思ったのですが、ちょうど部屋の模様替えをしていて手元にあった結束バンドの中から適した幅のものを選んで取り付けました。
同じ接着剤で外周に取り付けて、固まるまでダブルクリップで留めておきます(接着剤の説明書きでは24時間と書いてあったので倍の48時間やる)
標準化されないことによる高コストがツラい
つくづく、どうでもいいもの(競争するところじゃないもの)が標準化されていないというのは高コストなんだなと感じました。ウィンドウォッシャー液のタンクの蓋が各社各車バラバラで得をする人など誰もいないと思うのですが・・・(あえていうなら、気付かずに蒸発が進んで売上が増える洗剤メーカー? もしくは客とのコンタクトができるディーラーかな?)
自衛策としては、ディーラーに車検に出す人はそのときに一緒にこのフタパーツを取り寄せて、交換しておいてもらうことですかね。10年に一回くらいは。
いざ壊れてから、わざわざこのフタを交換するためだけにディーラーに行くのも面倒でしょうし、たぶんディーラーで検査する人も安全性に関係のない、こうした部分にまで積極的に目を光らせたりはしていないでしょうから、自分から言わないとダメかと。
ちなみに今回のフタは(つまり自分の乗っている自動車は)18年目での交換になります。なので割れたこと自体はしょうないかなと思ってるんですけどね。