ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

ネスプレッソ互換カプセルはプラスチックから風味が逃げているのでは?と思った話

クレマ(泡)はちゃんと出る感じ

自分は家でコーヒーを飲む人なので色々な機材を使っています。

 

その中の一つとして、ネスレの「Nespresso(ネスプレッソ)」も使っています。

これは専用カプセルを使うことで簡単にエスプレッソが作れる家庭用の製造マシンです。(カプセルまでを含んだシステムと言うべき?)

 

以前試したドルチェグストと異なり、ネスプレッソはエスプレッソ製造専用でほかのもの、いわゆる普通のコーヒーは作れません。(薄めれば普通のコーヒーになるのでは?という説もある)

2020free.com

 

エスプレッソというのはコーヒーの一種で、量がチョビっとで、味が濃いぃやつです。

量としては25ml(デミタス)とか40ml(エスプレッソ)程度です。普通のコーヒーが一杯120~180ml程度なので、だいぶ少ないです。

昔はあんなの飲むのは色々なところがイカれた人だと思っていました。

そんな自分が今では毎日のように飲んでいるのだから、世の中わけがわかりません。(オマエがな・・・

 

さて、それはともかく話を戻すと、ネスプレッソは本体はそのへんの電器屋とかで1万円しない程度ですが、例によって消耗品商法なのでカプセルが結構いい値段します。小さなカプセルなのに1個70円~100円くらいで、店頭では1箱10個入りで千円ほどで売られています。

とはいっても、自宅にいながら全自動でエスプレッソが飲めるというのは好きな人には非常に魅力的で、実は一杯100円というのは高くは感じなかったりします。

コーヒーなんて嗜好品なので、わざわざ機械を買ってまで飲むのは好きな人だけでしょうから、そういうターゲット層の人が高くないと思うのであれば売れるわけで、実によくできたシステムだと思います。

 

今回は純正ではない互換カプセルを買ったのでそのレビューになります。

 

(※)自分は本体買ってしまったけどキャンペーンとかリースみたいなのはあると思う。何ヶ月カプセルを継続注文したら本体無料、みたいなやつ。

 

通販でアウトレット100個入りを購入

セールの時に購入した純正カプセルを使い切ってしまい、どうしようかと思っていたのですが今回は新しいものに興味があったのと、価格に負けて互換カプセルを買ってみました。

注文したのはコレ。

>> [在庫処分][箱割れ・箱汚損・箱破れ]GARIBALDI(ガリバルディ) イタリア産 ネスプレッソ 互換 カプセルコーヒー インテンソ×10箱(100カプセル)

画像は通常販売のもので、普段は30個1980円らしい

この画像は正規品のもので、コレの箱破れアウトレット版を注文した感じ。送料込みで1980円でした。

ガリバルティというのはネスプレッソの互換カプセルメーカーで、そこそこ名の知れたメーカーらしいです。あまりレビューとか見かけませんが。

自分が注文したものは既に売り切れており画像すら残っていませんが、いくつかの取扱店では時々こうした互換カプセルの処分は行われているようなので欲しい人は定期的にチェックしてみるといいかも。

(もっと賞味期限が短いものを100個で1000円とかで処分しているのを見たこともある)

 

箱つぶれの状態は?

実際に届いたのがこちら。

既に2箱使用済みなので残り8箱

箱つぶれは確かにあって、10箱中3箱が潰れ、4箱がやや潰れ、残り3箱は特段の傷みナシという感じでした(傷みのないものは賞味期限も長かった)。

他ではアウトレット品を買ったらカプセルが破裂して中身が飛び散っていた、みたいなレビューも見かけましたが、うちに届いたものはすべて問題なさそう。

潰れ、破れのあるものは結構派手に破損していて確かに普通に販売するのは難しそう

中は粉が飛び散ったりしていない

全部がボッコボコに潰れているわけでもなく、下の写真の側から見ると特に問題なさそうに見えます。(まぁ反対側は多かれ少なかれ破損気味なのだけど)

左下3箱はまったくの新品のように見える(賞味期限も長い)

しかし、100カプセル全部同じ味なんよね・・・

本当ならいろんな味の楽しめるアラカルトがよかったのですが、今回は値段に惹かれたのでやむを得ません。

 

味はやや薄く、香りはかなり弱い

手持ちカプセルの在庫がない状態で発注したので、届いてすぐに飲むことに。

さっそく使ってみると・・・

 

うーん、出ている姿を横から見ていると、見た目ちょっと薄いような。

 

そして飲んでみると・・・

 

うーん。なんかイマイチだなぁ。

 

このあたりは味覚にもよるのでしょうが、自分の覚えている純正のインテンソと比べると味はやや薄くて、香りはかなり負けている気がします。

メーカー(販売店?)の味覚チャートだとこんな感じ。

コクと苦みが圧倒的なハズなのだけど・・・

苦みはそこそこあるのですが、コクはやや弱いかなぁという感じ。

 

今のところカプセルが壊れたりはしていないが・・・

他の互換カプセルのレビューを見ると、

抽出の際にカプセルが壊れてお湯や粉がダダ漏れになってしまった(どういう状態か詳しくはわからないけどマトモに抽出ができないらしい)

という話もあったのでちょっと不安だったのですが、今のところ問題なく使えています。

ただ、使用済みのカプセルを見るとやや粉がカプセルから吹き出しているような感じもみられたので、このあたりはもう少し使ってみないとわからないかもしれません。

使用済みカプセルからやや粉があふれている

内部にこのような粉を派手にまき散らしているとすれば、そのうち本体側の故障に繋がる可能性もあります。

 

プラスチック製だった互換カプセル

今手元に在庫がないので確認できませんが、確か純正は

カプセル全体がアルミ製

だったと思います。

一方、今回買った互換カプセルは、

プラスチックの本体にアルミのフタがしてある

という構造でコスト削減していることが見て取れます。

香りが弱いのはこのプラスチックが悪いのでは?という感じがするんですよね。香りが飛んでしまっているのでは?と。

封緘している側は確かにアルミだけどなんか凸凹してて安っぽい感が・・・

純正はもっと凸っているというか、中身がビッチリ詰まっていてパンパンに膨れている感じのアルミだったように記憶しています。

どう見ても安っぽいプラスチック

 

使用済みのカプセルを分解してみる

頼りなげなカプセルなのですが、一応ちゃんと抽出はできていて使用後の状態は「見た目普通」な感じです。

使用後(左)はソコソコ膨らんでいる

この網目のような穴は純正と同じような抽出跡です。

 

アルミ部分をカットしてみると、中身は・・・

使用後にアルミ蓋を破って中身を出したところ

ちゃんとコーヒー粉が入っていることと、パッケージが明らかにプラスチックであること以外はよくわかりませんね。

 

本当は使用前のパッケージを開封してみれば、どれくらいの割合で粉が詰まっているかわかりそうなんですけどね(もったいないのでできない)

 

ただ、これでもプラスチックが薄い、というコトはよくわかります。

後ろから照明をあてるとこんな感じ。

穴を開けてお湯を注ぐのであまりブ厚いと困る、というのはわかるんだけど

針を刺す部分(円状)はかなり薄いですね。こんなんだから香りが飛んじゃうのではないの?と言いたくなります。

 

ちなみに、パッケージを見るとなんかアルミっぽいイメージを抱かせる写真が描かれています。この写真はちょっとどうなの?という感じです。

パッケージのイラストは鈍い光沢があって金属っぽくてちょっとインチキくさい(苦笑

 

なお、ネスプレッソ公式サイトでは純正がアルミを推している理由が記載されています。

ネスカフェの純正はアルミという主張

信者ではありませんが、風味の違いを実感した身にはこの主張には理があるように思えます。

カプセル構造の問題ではなくて単に中に詰めている粉のクオリティの問題なのかもしれませんが、上のパッケージの「アルミっぽい画像」なんかを見ると、実は互換メーカーもアルミカプセルの優位性を認識しているからこそ、アルミっぽく見せる写真を使っているのでは?と勘ぐってしまいます。

(上記の通りネスレは「独自の特許」があると主張しているので、互換メーカーはアルミカプセルが作れないのかもしれず、そうだとすれば責めるのは酷なことだけど)

 

やはりネスプレッソ純正がオススメになってしまうがお得に買えるのか?

純正カプセルは自分の経験上、賞味期限が多少切れたくらいでは劣化が少ないという印象なので、純正で期限間近のものが格安で手に入るならソレが一番コスパがいいように思います。

ただ、純正のアウトレットってあるのかな? 

次点は何かセールみたいなので買う感じですかね。ただ、、、ネスプレッソ公式でキャンペーンをやってたり、店頭でのセールも時々あるとはいえ、なんか100カプセル買ったらプレゼントがもらえる、みたなショボいのが多かったような・・・

その次は役所のプレミアム商品券の消化とか、なんちゃらペイの還元キャンペーンみたいなのを活用する感じでしょうか。

 

今回買ったインテンソがなくなるまでに入手方法を考えておこう・・・