さよならシリーズ
ウチではできるだけモノを捨てないで長いこと使おうと心がけているのですが(貧乏人根性で生きている)、ときどき「さすがにもうゴールしてもいいよね」的な状態になってしまったものとお別れすることがあります。
ここでは、そんな奴らに感謝をしつつ、その活躍を記憶にとどめておくため写真などをとって送りたいと思います。
12年以上使われた風呂の蓋がパックリ3分割
風呂の蓋が3つに割れました。
割れたといってもいきなり割れたのではなく、じょじょに切れてしまって1年くらい前に完全に3つに分割されてしまいました。
ただ、別に蓋に穴があいたわけでも折れてしまったわけでもないので、別にまだ使えるじゃんと(多少面倒くさいとは思いつつも)3つを揃えて風呂に乗せて使っていました。
だがしかし、どうしても隙間ができてしまうせいか、この冬はお湯の温度低下がはっきりと感じられたんですよね。
また、日中も以前に比べて風呂場全体が湿っぽい感じがして、カビの発生にも繋がるし、、、
物理的には壊れてないけどもう機能的には壊れている
と判断し、買い換えを決断しました。
今の家に引っ越してきてから12年くらい経過するうえ、そもそもこの風呂蓋自体は確か前の居住者が残していったものをそのまま使っています。なので、実際は12年どころか20年くらい使われているものかもしれません。
というわけで、もうじゅうぶんに頑張ったよ、そろそろゴールしてもいいよね・・・となりました。
風呂にぴったり合うサイズのフタをどうやって探すか
風呂の蓋は既製品のサイズがいくつかあって、うちのようなユニットバスではその既製品のどれかが適合しているはずです。
ただ、風呂のサイズの測り方がわからないし、なんか商品レビューとかQ&Aとか見ても言ってることが皆違ってよくわからないんですよね。(いや、もしかしたら言ってることは同じだけど表現が違っているから違うことを言っているように思えるだけかもしれないケド)
とりあえず正規ルートの説明ということで、風呂蓋メーカーの東プレのサイトを見ると、間口と奥行きを測るようにとあります。
奥行きと間口というのが具体的にどこを差しているのか曖昧な表現な気がするのですが、図を見る限り風呂の外径、最大サイズで測れということのようです。
ただ、東プレの製品を扱っているお店の説明は次の通りで、「フチの中央部より少し大きめのサイズ」とされています。
この「×間違えた測り方」の例なんてそんなの当たり前でしょう、という感じでまったく参考にならないのですが、実はうちの既存の風呂蓋はこのxの右側例のように風呂蓋がだいぶハミ出してしまっていて、実はあまり笑えなかったりします。
あまり意識したことはなかったのですが、この風呂蓋にはシールが貼ってあり次の通り700x1200mmというサイズだったようです。
実ははみ出していたからといって別に問題があったわけではなく、むしろこのフタの「風呂から出っ張った部分」に手をかけて風呂蓋を持ち上げることができて便利に使っていた気がします。
とりあえず測ってみた
同じサイズの風呂フタを頼めばいいのかもしれませんが、せっかくなのでこんな感じで縦横の外径を測ってみました。
ちなみにこの機械は以前買ったZAMO3というレーザー距離計で、こういうときは非常に役立ちます。
こんな感じで、東プレ公式の測り方だと縦、というか長い方が1202mm、短い方が688mmということになりました。
ついでなので風呂の内径も測ってみます。といってもフチから「なだらかなカーブ」を描いているので、なかなか難しい・・・(蓋が隙間なくピッチリ乗るように、ということだと上端になるけどZAMO3自体に高さがあってレーザーが中間位置から出ているので上の端をピタッと測るのが難しい)
こんな感じで上から1cmくらいのところをだいたいで計測しました。
561mmx1063mmです。
上端になるともう少し外側に広がるので、600mmx1100mmくらいにみておけばいいでしょうか。
というわけで、製品サイズの選択肢としては600x1100~700x1200の間になります。
一覧から探すと、S12、M11(U11)、M12(U12)が適合しそうです。
横幅(短い方・上記の表では奥行)に関しては実測が内径561mm外径688mmだったので、65cm用で十分かなと判断できます。
ただ、そうするとS12しか選択肢がなくなってきて、その場合は長さ(間口)が120cm一択になってしまいます。
120cmで大丈夫だろうか? 長過ぎないだろうか?
とりあえず現在の700x1200の風呂蓋で実際はみ出しがあるだろうか?と見てみると、ほぼピッタリです。
うーん、あまりにぴったりすぎる・・・
何が問題かというと、風呂のフタサイズには1cm程度の製造誤差(個体差)があると公表されています。120cmのを注文して誤差が+のほうに1cm、つまり121cmだったら大きすぎてハミ出してしまう(蓋が持ち上がってしまう)可能性があるわけです。
ただ、調べてみると「東プレの120cmは実際は119cm」みたいな話もあり、120cm未満になるほうに賭けて問題ないだろう、最悪ハミ出るサイズだったらカット加工すればいいか、という結論になりS12を注文することにしました。
S12(65x120)を注文した
というわけで届いたのがこれ。
開封して、一端を壁にあてて計測してみたところがこれ
サイズ表記が650mmで実測が651mmなので、ほぼピッタリです。
長い方もどうかというと、、、こちらは広げて一端を壁にあてて計測。
1193mm表示のところ、実測が1188mmということでこちらもほぼピッタリです。
あれ? 5mmだと上の1mmよりズレ大きくない?という感じですが、説明書によると
最初の頃は折りたたみクセが残っているのでやや短くなるようです。
フィット感は十分
実際に風呂に蓋をしてみた状態がコレです。
奥側を真上からの撮影してもこんな感じで十分なフィット感が得られました。
一つ小さいサイズを頼むのはよろしかったでしょうか?(ハ?
ところで、注文の時に迷ったS12,M11,M12の3つのサイズのうちM11、つまり65x110についてですが、こちらは選択しないほうがよかったみたいです。
と言うのも、110cmだと一つ蓋のブロックが減るのですが、実際やってみるとちょっと小さい。
このように、1ブロック減らした蓋を概ねセンターになる位置に置いて、蓋の端を持ち上げてみると・・・
上から見ると良くわかりませんが、横から少し蓋を持ち上げて見るとこのように浴槽ギリギリになっていることがわかります。
右側も1ブロック折りたたむのをやめて、逆に上に持ち上がるようにして撮影してみたのがこれ
やはりギリギリです。
ギリギリでもなんとかカバーできている! といえばそうかもしれませんが、本当にギリギリ。
120サイズで盛大にハミ出てしまうようでは問題ですが、上記の通り実際は119cmでうちの風呂だとピッタリ合う位のサイズだったので、これは120サイズのほうが間違いないと思います。
ただし、短い方(奥行)の650サイズについては、700サイズでもよかったかもしれません。(多少風呂からはみ出したとしても)
というのも、このように端から2cmくらいが何やら手で持つ部分?になっていて、蓋の役割を果たしているのかな?(熱や湯気がここから外に出てしまわないか?)という感じがするんですよね。。。
まぁもう買ってしまったので、しばらく使ってみて失敗したーということであれば追記したいと思います。
製品選び
個人の好みで選べば良いと思っているので特に書きませんでしたが、風呂のフタには主に3種類あるようです。
1.蛇腹状のやつ(うちの前のやつ)
2.連結された板状のやつ(今回買ったやつ)
3.連結されていないフタ状のやつ
1.が一番安くて、近所のホームセンターだと千円以下で売られているものもあります。こういうのを買って、比較的早めに買い換えていくのもアリかと思います。
ただ、向こうが透けて見えるほど薄いという、保温効果に疑問符が付きそうな感じのレビューもあったのでそのへんは割り切りが必要そう。あと、自分としてはデコボコの数が多いのでそこに水垢やカビが発生しやすい、つまり掃除に手間がかかるというのが一番のネックで買い換えの検討からは外しました。(そのために買い換えるというほどではないけど、どうせ買い換えるならぜひとも避けたい、くらい)
2.は今回買ったヤツで価格はメーカーや抗菌、防かび加工の有無などで多少幅があります。今回買ったのは中くらいのランクで4千円ほどの品ですが、ちょうど年度末でYahoo!ショッピングのクーポンが来てたので2千円くらいで買えました。(というかクーポンがなかったら買い換えてなかったかもしれない)
次のフタ状のやつが高くて買えなかったので必然的にコレになりました。
3.のフタ状のやつは「組み合わせ風呂フタ」と言われているようです。連結されていなくて3つくらいの板をフタとして使う感じ。
発泡スチロールとかアルミみたいな素材が使われているらしく、保温効果が高いうえ連結されていないのでデコボコがなくて洗いやすい、カビが発生しづらい、というメリットがありますが、価格が相当高かった(1万円近かった)ので早々に検討対象から外しました。
というわけで終わり。
今回のフタがまた10年20年と長持ちしてくれることを祈っています。