いまどきこんな古くさいトイレ設備を使っている家はあまりないのかもしれませんが、ウチはタンクの部分に手洗い用の水が出る蛇口があります。
そして、その部分にエメラルドグリーンのカビがこびりついてしまい・・・放置することはや幾星霜という感じなので、思い切って一度除去してみることにしました。
(賃貸なので勝手にトイレ交換もできないのですが、ペーパー代を考えるとウォシュレットのほうがいいんですかね・・・最優先は人体=痔にならないように、なのですが、紙がいいのかウォーターがいいのか、、、このへんはまた後日、調べてみないといけないかなぁ)
こんな感じにカビがついていて、紙でこすったぐらいでは全然とれない
まず見てもらうと、こんな感じのやつです。
蛇口の周りにグルッと茶色いサビ?とともに緑色のカビがあります。風呂場に発生する黒いカビとは色も違うので、水カビというより金属から発生するカビのような気がする・・・(電池ボックスに発生するカビと色が似ている)
前から気になっていてトイレに入った際にティッシュペーパーで拭いてみたり、濡らしてこすってみたりしたのですが全然とれません。
家にある洗剤を逐次投入して、カビ退治をしてみます。
スクラビングバブル(トイレ用)
最初に、ふだん便器の掃除に使っている洗剤をかけてみました。
最近使い始めたジョンソンのトイレ用洗剤です。
この中身を蛇口の上からダバダバかけて、30分ほど放置して確認します。
・・・うーん、全然取れていませんな・・・。
一応トイレットペーパーでこすってみましたが、全く取れず。完敗です。
なおこの洗剤、金属カビには全く無力でしたが、尿素にはめっぽう強いようで、便器の「トイレくさい臭い」がかなり取れます。
そのため、通常の便器掃除にはかなりオススメできます。1個250円くらいで量も少ないので割高な気もしますが、100円くらいで売ってる「トイレのナントカ」いう食器用洗剤みたいなやつよりいい仕事をしてくれて、コスパいいかと思います。
カビキラー
ご存じ赤いカビキラー。
金属に付いたカビということで、風呂場の水カビと違うのでどうかなー?と思いつつ、同じカビだしな、ということで投入してみました。
吹き付けるだけだとすぐに垂れて乾いてしまうので、トイレットペーパーで覆ってグジュグジュにしておきます。。。
30分ほど放置するものの、これもほとんど効果なし。
パイプマン(もどき)
パイプを洗う洗剤で、髪の毛とかじゃんじゃん溶けるし、ゴミもよく溶けてピカピカになります。
これもカビキラーと同じように液をぐるっと垂らした後は、ペーパーで覆っておきました。
30分ほど放置の後、蛇口を見るもほとんど効果なしでした。
ただ、ペーパー側は一応黒いのが少し取れているようでゴミが散見されます。
これはもしかしたら・・・と思って、そのペーパーでゴシゴシこすってみると、結構落ちました。とはいえ、茶色いのがほどんどで、グリーンのカビは取れている感じがしません。
メラミンのスポンジ(物理)
あまりにこびりつきがヒドいので、もはや液体では無理なのでは?と思って、メラミンスポンジを使ってみました。スーパーなどで「激落ちくん」といった商品名で売られているほか、100均でも普通に手に入ります。
元は白いのですが、すでにキッチンでさんざんコキ使われてヨレヨレになってしまったもので、ごらんの通り茶色く汚れています。最後のお役目を果たしてもらって、あとは排水口でも拭いて天寿を全うしてもらうかな・・・
・・・が、やっぱりこすっても全然落ちませんね。このカビ、触るとまったく柔らかさを感じなくて、ほとんど金属みたいな触感なので、もはやこういう柔らかい素材では無理なのかもしれません。
しょうがない。次いきます。
なお、このメラミンスポンジですが、金属カビにはほとんど無力でしたが、食器の茶渋などを落とすのには非常に役に立ちます。
自分は茶渋を落としまくり、茶色くなったスポンジを排水口などのよりヨゴレのヒドいところに使っています。
重曹でこする
続いて重曹を使います。もろ原材料なので、使い方にコツがいるようなのですが、よくわからないので適当に振りかけて適当に水をかけます。水で重曹自体が流れてしまっては元も子もないので、霧吹きで濡らしていきます。
しばらく放置したあと、先ほど使ったメラミンスポンジを使ってゴシゴシと洗ってみますが・・・
やっぱ全然落ちませんねorz
オロナミンC的なやつのアルミのフタでこそぐ(物理)
うーん、色々試した割に全然落ちないなぁ。
・・・というわけで、もはや金属ヤスリか何かでこそぎ落とさないとダメっぽいのですが、仮に金属ヤスリを使ってカビを取ったとしてもカビがヤスリ側に伝染、汚染されるような事態になっては最悪です。
というわけで「カビをこそぎ落とせそうで、かつ捨てていい金属」を探すことに。。。
最初はカッターナイフでカビを除去したあと、刃を交換しちゃえばいいかな?などと考えたのですが、キッチンにちょうど栄養ドリンクのフタがあったため、それを使いました。
キャップのへりの部分でカビを「こそぎ落とす」ように削っていきます。
ゴリゴリ・・・
ゴリゴリ・・・
ゴリゴリ・・・
おっ、力はいるけどそこそこ取れるぞ!!
いいんじゃないかー。
粒っぽい感じで下に落ちるのもあれば、水分を含んでキャップの縁(へり)の部分に固まっているのもありますが、いずれにしてもちゃんと取れている感じがあります。
これはアリなんじゃないだろーか。これまで取れた感がなかったのに、これだけはジョリジョリ取れた感じがあります。
栄養ドリンクのフタ自体は薄いアルミ製なので、さほど強度があるわけではないのですが、それでも一応金属なので、がんばってこそいでいくと結構取れます。うーん、はじめからこれをやっておけばよかったかも。
金属用スポンジでこする(物理)
金属専用のスポンジがあったので、最後にそれを利用。
こんなやつ。
スポンジ自体は金属ではないのですが、アルミの鍋などにこびり付いたヨゴレをゴシゴシ取るために、表面がかなり固くなっています。たまたま家にあったので仕上げにそれを使いました。似たようなのは100均でも売ってるんじゃないかなー。(ダイヤモンドなんとかいっていうのを見たことがある気がする)
ゴシゴシと力を入れてこすっていくと、結構落ちた感じはするのですが、最後にやっぱり白っぽいグリーンのカビが残ってしまいました。
まぁ最初の状態がコレ( ↓ )なので、コレ( ↑ )くらいで勘弁してやろう。
まとめ(こんなもんかと諦める)
以上のように色々やってみたわけですが、今回のようなこびり付いたガチガチのカビについてはなかなか洗剤では対応できず、物理攻撃が一番有効という結果に・・・。
パイプマンみたいな溶解系のやつでも溶けないとは、カビを退治するってなかなか難しいんだなぁと思いました。
まさかトイレタンクの掃除なんてしないよね・・・と思ったら
ついでだったので、トレイタンクの蓋を持ち上げて中を見てみました。
・・・ちょっと、写真に撮るのもはばかられるようなヒドい有り様でした。
まぁでも、タンクの中なんてこんなモンでしょうがないよね、まさかトイレタンクの中を掃除するような人はいまい。
・・・と思ってググってみたら、結構いる。やってる。やり方が出てくる! まじかー。やるのかー。
しかも半年に一回とか・・・そんな頻度で掃除しているのか。
(そのうちやるかもしれない)
カビの除去には手袋推奨、物理推奨、水は多めに流す
いろんな洗剤を使いましたが、最も効果的だったのは物理攻撃だったという悲しい結果になりました。
水に濡れていると思ったら意外に飛び散ったりするし、カビの粉末が手に付いたりするといやーんな気分になりますので、手袋とマスクをして掃除することをおすすめします。(爪の隙間に入ったりすると実害が出るかもしれない)
洗剤自体もあまり効果がないとはいえ、パイプマンではいくらか取れたので補助的に使うのはありかもしれません。
なお、洗剤によってはタンクの中のゴムやらパッキンやらを劣化させることがあるらしいので、使う場合は水は多めに流した方が良いみたいです。