ふれふり!

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iPhone6S plusのバッテリーを自分で交換した その2(実際の交換作業)

 

iPhone6sPlusのバッテリーがへたってきたので自分で交換することにした、という話の続きです。

交換用バッテリーを購入するまでがこちら。

 

2020free.com

 

 

準備ができたので、実際に分解してバッテリーを交換します。

  

 

Windows10上のiTunesというソフトでバックアップをとった

と思ったら、バックアップ忘れてました。

バッテリ交換は本体破損のリスクもあるため、(たいしたデータは入ってないのですが)念のためPCにバックアップをとっておきます。

iPhoneがうまく認識されなかったのでン?という感じでしたが、何度かケーブルの抜き差しをして認識。iPhone側で「このコンピュータを信頼しますか?」みたいな問いかけが表示されるので、Yesと答えるとPCのiTunes内にiPhoneが現れます。

さてバックアップをしようか、と思ったら勝手にバックアップが済んでいたようなので、うーん、どうしようか・・・と思ったけど、念のため手動でも実施。
「今すぐバックアップ」のボタンを押すと1分くらいで終了しました。データの差分だけを保存している感じ。

 

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赤丸がバックアップされた時間ね

 

準備が終わったので交換作業に入りゅ

ROWAから送られてきた製品は写真の通りバッテリーと交換用ツールのみで、紙の説明書はありません。

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交換説明書がPDF?でアップされているのですが、なぜか直接サイトにアップされておらず、リンクもなくて、QRコードからアクセスするようになっています。
スマホのバッテリーが調子悪くて交換しようというのに、なぜにスマホ使ってQRコード読んで説明書を読ませるのか・・・。
そして、せっかく表示させた説明書も冒頭から「Youtubeを見ろ」と書いてあります。なんのための説明書なんじゃい。

 

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rowaの説明

 

さて、そういう愚痴はいいとして、全体の流れは「分解してバッテリー交換してまた元通り組み立てる」というシンプルなものです。何か加工するような作業はありません。


分解途中で出てくるネジは小さいため、なくさないように白い紙とセロテープを用意し、どこのネジがどれなのかわかるようにメモしつつ作業をしていきます。
といっても今回はネジ4つだけだったので、そんなに困りませんでしたが。

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テープと白い紙はあったほうがいい

 

 

第一関門:フタ開け

事前にチェックしておいた各所の交換レビューで問題になっていた点は2つあって、つぎの通り

 

問題1:付属のミニドライバの品質がヒドいのでネジの頭をナメてしまった
結果○->押しつけるように力を入れて慎重にやれば大丈夫だった

 

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外側のネジはココの2カ所

 

 

問題2:吸盤が全く吸わない
結果▲->確かに写真のとおり、届いた吸盤のデキが悪いので吸着自体しない

 

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ヨレヨレで、もはやタダのゴミ

結果▲->とはいえ、2個注文したうち一つはマトモだったので、そちらを利用することで取り外し完了
写真の通り、ガラスフィルムも剥がさずにムリヤリやったけど問題なし

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右側がマトモだった吸盤

左は途中で剥がれるとかいうレベルではなく、どうやっても最初から吸着自体しない

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上部はつながったまま下部がパカッと開く(メモ帳みたいな感じ)


なお、ネット上でのROWAとお客とのやりとりを見ていると、この「あまり役に立たない付属品セット無しのバッテリー単体」を販売する気はないようなので、今後もROWAで買ったらこのイマイチな交換セットがついてくるのでしょう。

 

第二関門:コネクタの取り外し

これは説明書通りやれば大丈夫でした。

これからやるバッテリーの取り外し作業の過程で、コネクタが接触してショートする可能性があるので、セロテープなどで絶縁しておくことをオススメします。(写真はあとで)

 

第三関門:バッテリー接着テープの取り外し

これは大変。舐めてました。
バッテリーとケースは3本の両面接着テープのようなものでべったりくっついています。
説明書では「テープを横に引っ張って引き抜く」という作業があります。

いやいや、両面テープを横に引っ張ってどうするんだよ?

と思ったのですが、どうものこのテープ、本当に横に引き抜ける。

どうやら、一般的な両面接着テープとは違って薄くなると接着力が落ち、厚くなると接着力が増す不思議なテープのようです。

横に引っ張ることで、引っ張られた部分は薄くなって接着力が落ちて、キュッキュと音をたてながらじょじょに引き抜けます。
なにこの素材!?

 

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端のベロみたいなところを持って横に引っ張るとビヨーンと伸びる

 

ところが、この引き抜き作業がなかなか難しく、かなりの力で引っ張らないと抜けない割に、引っ張るスピードが速すぎると途中でブチッと切れてしまいます。

つまり、「ゆっくり、力強く引き抜く」必要があります。かなり疲れるし、イライラします。難しい。

結局、3本のテープのうちきちんと抜けたのは一本だけで、残りの2本は途中でブチッと切れてしまいました。

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粘着テープをドライバで巻き取りながら引き抜こうとする切ない努力


しょうがないのでバッテリーをムリヤリ持ち上げて取り外すことにしましたが、これがまた接着力が強く、ものすごい力を入れてもなかなか外れません。
最初はテコの原理でうまく取り外せるでしょ? とタカをくくっていたのですが、バッテリーがグニャグニャ曲がってしまって持ち上がらない。


しょうがないので、電気あんかを下に敷いて温めて粘着テープを柔らかくし、バッテリーを持ち上げようとするも、それすらも難しい。接着力自体は少し落ちた感じはするんですけどねぇ。

しょうがないので時間をかけて少しずつ持ち上げて、なんとか取り外すことに成功しました。

が、メチャクチャ面倒なうえに力も必要だし、バッテリーがグニョグニョ曲がって不安になるしで、二度とやりたくない作業ですね。

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下にピンクの電気あんかが敷いてある


このテープ、最終的には30cmくらいまでビヨーンと伸びます。

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メチャクチャ伸びる

コツというわけではないですが、1秒に1cmくらいずつゆっくり真横に引き抜くことでしょうか。
なかなか引き抜けずにイライラしてしまうのですが、イライラしてブチッと切れてしまうと上の写真のような悲惨な目に遭いかえって大変面倒なことになるので、何かの修行だと思って心を落ち着け、ゆっくり引っ張って、どうにかうまく横から引き抜くことを強くオススメします。

 

 

ROWAの固定用両面シールには「裏表の表示がない」
どっちを本体側に、どっちをバッテリーにつければいいの???

これも説明書が適当でよくわからなかって点です。どうやら、イラスト通りにピンクの面を上にして、バッテリーに貼り付ければいいようです。(つまりピンクの面が本体側になるようにする)

 

具体的には、次のような手順になります

1.水色のシールカバーを剥がす前にバッテリーに当ててみて、だいたいの位置は自分で決めておく
2.ピンクじゃない側のシールカバー(水色)を剥がしてバッテリーに貼り付ける

3.シールの端を裏側に回り込ませるように貼り付ける

4.ピンク側のシールカバーを外して本体に取り付ける

 

水色のシールカバーは切れ目が入っていて、全体の95%くらいを覆う大きな部分と、端の5%程度を覆う小さい部分に分かれています。


最初にやるのは大きなほうを剥がしてバッテリーにベッタリと貼り付ける作業
説明書には「根元のシールを剥がし」などとありますが、これは小さいやつのことです。

その前に大きな側のシールを剥がす必要がありますが、その説明が省略されているというわけです。

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水色のを剥がして、3本のシールをベッタリとバッテリーに貼り付けてしまう


また、シールの貼り付け位置についても、どの程度を裏側に回り込ませるのか、具体的な説明がなくて非常にわかりづらいです。
写真だとピンクの(白い)部分をバッテリー下端より少々上の位置に取り付けているように見えますが、実際はギリギリの位置まで下にズラさないと裏側に回り込ませるテープが少なくなってしまいます。(次回、取り外す際にたぶん面倒くさい)

 

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こんな感じで3本のシールの端は裏側に回り込むくらいの位置にした


液晶フィルムなどでは剥がすシールに順番(1とか2とか)を表示したり、工夫しているのですが交換用バッテリーはそこまで親切ではないようです。

 

組み立ては特に問題なく完了して一安心


組み立て作業は分解の作業を逆の順番にやればいいので簡単です。

最後のネジ2本を締めるところで、無理に力を加えてナメナメしないように注意するくらいでしょうか。

 

作業完了後、電源を入れてみましたがちゃんと起動しました。一瞬、液晶に縦のノイズのようなものが出て焦りましたが(写真はナシ)

組み立て時のバッテリー残量は40%という表示です。
充電していないので当然ですが、、、設定->バッテリー->バッテリーの状態、で見ると最大容量100%となっています。おぉ、よかった!

ROWAによると、数回の充放電を繰り返すことで100%の容量を使えるようになるらしいので、しばらく様子を見てみるつもりです。