模様替えの一環で、窓の遮光について取り組んでいます。
前回は
・Low-Eガラスに取り付けができるフィルムってほとんどないんだよね~
って話と
・そんな中でもカインズPBが対応していて比較的安かったので買ってみた
という話でした。
遮光についで取り組んでいます、と言っておいて何ですが、Low-Eガラスの性質上フィルムでの遮光が難しいので、本来の目的から外れてちょっと寄り道になりますが、せめてUVカットくらいは、ということで「遮光はできないがUVカットくらいはできるフィルム」を貼り付けることになった、、、ということです。(説明長っ)
取り付け方は説明書に記載があるので、そのとおりに準備します。
窓ガラスサイズにあわせてフィルムをカットし、水で濡らして貼り付けて最後に気泡を押し出しましょう、という流れ。
L型アングルを利用してレーザー距離計でガラスサイズを測る
今回は南側の、ベランダに出入りする窓にフィルムを貼ります。
人間の背丈に近いサイズの非常に大きな1枚ガラスで、一人でメジャーを使って計測するのが難しかったため、レーザー距離計で測定しました。
これです。
この記事を書いた時点では「役に立てばいいよね~」くらいの感じでしたが、今ではなくてはならないツールになっています。
さて、窓枠は奥行きがないので距離を測ろうと思ってもレーザーを当てる場所がないのですが、このようにL型のアングルを利用して仮設の奥行きを作り出して計測します。
アングルの厚み分だけ短く計測されますが、厚みはわかっている(金属パーツは一般に厚み表示をつけて売られている)ので対応可能です。
フィルムをカットするのに四角いパッケージをうまく再利用する
計測したガラスサイズに合うようにフィルムをカットします。
幸い、横幅はほぼピッタリだったのでカット調整したのは縦側サイズだけ。
左右の端にマジックペンでマークをつけ、マーク同士を直線で結んでカットの目印にします。
この作業には長尺定規が必要になりますが、当然ながら持ってないので、販売時にフィルムの入っていた四角いパッケージを定規代わりに利用します。
続いてカッターを使って目印線に沿ってフィルムをカットしますが、長いサイズの下敷きもないので、パッケージをハサミで切り開いて、その上でカット作業をします。
ちょうどパッケージ四隅の折れ目が直線になっているので、その上に目印線を重ね、動かないように端を養生テープで留めて、カット作業を進めます。
このパッケージ、単に販売用にフィルムを保護するだけの役割だけでなく
カット作業の下敷き
兼
直線を示すガイド(補助線)
になり、非常に役立ちます。(説明書にはそこまで親切には書いてないけど、作業が終わるまでパッケージは捨てないようにしましょう)
1回のカッター入れでスパッと切るのは物理的(身体形状的に?)に難しかったので、50cmの定規を使って2回に分けてカットしました。
※うちにはたまたま50cmの定規があったのでパッケージを下敷きとして利用しましたが、逆に定規替わりとして利用する方法もあります。その場合は切り開かないで四角い筒の状態で使った方がいいかも。
ちなみに、うちはいまどき珍しく床がフローリングではなく絨毯なので、2x4の材木を仮設の床として利用し、カット作業をしました。
続いて貼り付け作業に入るのですが、、、その前に気になったことを書いておきます。
カインズPBフィルムの留意点とその解決
はじめての窓ガラス用フィルムだったため、これが一般的な問題なのかカインズPB固有の問題なのかわかりませんが、次の様なことがありました。
・丸まりクセをどうやって取るか・・・と思ったけど杞憂だった
カレンダーのように丸めて収納されているため、広い場所に広げて何日か放置しなければ丸まりクセが取れないかな?と思っていたのですが、思ったほどクセはついていませんでした。
素材がしんなりしていてそもそもクセがつかない感じです。さすがに端(内側になっていたほう)は多少クセがついていましたが・・・
・フィルムの表裏がわからない問題
これが一番困りました。
スマートフォンなどにフィルムを貼り付けたことがある人なら、あれと同じだと思ってもらえばいいのですが、、、窓用フィルムも同じように片面に保護フィルムが貼られており、貼り付ける際には保護フィルムを剥がしてから窓に取り付けます。
こういう構造の場合、保護フィルム側に色やロゴがあったり、端にベロのような目印シールがついていることが多いのですが、このカインズPBはそういった目印がまったくなくて、どちらが表面、つまり実際に貼り付けるフィルム部分か見分けがつきません。
・クレセント受け部分をカットする必要性・・・は、実はなかった
窓ガラスにはクレセント受け(鍵の部分)があるため、その部分をコの字型にカットしなければならないと思うのですが、もちろん一つの窓には普通クレセント受けは一つしかありません。
フィルムの表裏がわからなければ、一体左右のどちらをカットすればいいのかもわからずフィルムを前に途方にくれるだけ・・・いったいどうすればいいんだ!?
・・・などと思っていたのですが、よく見たらクレセント受けのところはガラスとの間に隙間があいている・・・
実際に紙を入れて確認してみたところ、横から難なく滑り込ませることができ、このクレセント部分のカット問題は解決。
なんだ、カットしなくていいのか・・・。
どうりで説明書にこのことが触れられていないわけです。
完全な自分の空回りですが、かなりの時間、マジメに悩んでいました。
(すべてのクレセント受け部分に隙間があるかはわからないので各自調べましょう)
・表面にキズがみられる問題
表裏がわからないことと関連しているのですが、フィルムの外側(丸めた状態の外側)に擦り傷が結構見られます。
これはネットのレビューを見ていても同様の話があることから、やはり丸めて外側にした部分に傷が付いてしまうのはしかたないことのようです。(物理的にしょうがないという意味で、商品としてそれでいいのかはまた別問題)
・・・などと思っていたのですが、実はこちらも表裏の確認ができて芋づる式に解決。
解決、といっても結局最後まで表裏の判別方法がわからず、カットして不要になった方のフィルムを実際に剥がしてみて確認する、という力業な方法になりました。
その結果、
丸めた状態で内側になっている方がフィルム本体で、外側になっている方が保護フィルム
でした。
ということは、上に載せたような目立つ傷がついているのは保護フィルムのほうで、実際には使わない側なので、キズはたいした問題ではないということになります。
キズについてレビューを書いてる人は、届いた状態でキズを見つけて怒りのあまり脊髄反射的に書いてしまったのか、実は内側も(自分はまだ確認できてないけど)傷が付いていてガラスに取り付けたあともキズが目に付いてしまうのか・・・
まぁそんなこんなでカット作業も終え、ガラスにあてがってみてピッタリ貼れそうだと思ったら実際に貼り付け作業に入ります。