ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

安くておいしいご飯の炊き方 ー炊飯編-

 前回は米を炊くのにこんな道具を使っているという話をしました。

今回はそれを使って米を炊きます。

 

計量カップに米を入れて、ボウルに移す

うちの200mlの計量カップだと、少し山盛りになるくらい入れて190gくらいでした。

200mlだったら200gだろが!と思ったりもしたのですが、よく考えたら米はカップに入れると隙間ができます。
それに、そもそも同じボリューム感(体積)でも、金属みたいに重たいものと繊維のように軽いモノがあるので、一概にカップ一杯なら200gともいえないのです。


鍋のサイズに合わせて好きな量にすればよいのですが、コロコロ変えると面倒なので自分は毎回同じ軽量カップにおなじよーな量を入れておなじよーに炊いています。
(唯一、米袋の最後に残った中途半端な量の米を炊くときにどうするか、という問題は残りますが、自分の場合はだいたい次の米袋を開封してしまって、サイクルを崩さないようにしています)

ここで一つ目の数字を覚えます。

「米:水」の割合です。

米の量は適当でもいいのですが、この割合は重要です。

自分の場合は、見た目で米10対水9。カップ1杯の米に対して、水は9割くらいのところまで。

上でccとかmlとかgとか単位を書きましたし、いろいろな解説を見ると同じように混在して説明されていますが、一切無視。見た目で10対9くらい。これだけ。

ややこしいし、毎回計るのなんてありえない(上では190gとか計ってますが、今回だけです)。

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tare(風袋)してないので200gを超えているが米は190g程度

 

というわけで、米の量が決まったらまず米をボウルに移して、米を洗います。

 

洗い方

今時の米はキレイなので、あんまり洗わなくてもよいみたいです。
(ちゃんとした料理人の人は洗えっていうかもしれないけど・・・)

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ボウルに米をジャッと放り込む

洗い方は次の通りです。これを5サイクルくらい行います。

1.米の入ったボウルに水をザーッと入れる
2.ボウルの中で米をかき混ぜるようにして洗う
3.ザルに米を移すことで濁った水を捨てる
4.ザルを何回か振ってさらに水を切る
5.ザルからボウルに米を戻す
6.1に戻る


注意点は1つで、1回目、最初に水を入れたときに素早く洗うことです。

ザッと適当な量の水を流し込んだら、5回くらいシャカシャカとかき混ぜ、初回のみ3秒から5秒でザルにあけて水を切ります。

2回目以降は、1回あたり10秒くらいかかってもいいのですが、1回目だけは素早く行う必要があります。
これは最初に濁った水が米に吸水されるのを防ぐために行います(かなりのスピードで吸水されるらしい)

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最初の頃の水の濁り

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5回くらい洗うと水の濁りがだいぶ減ってくる


ところで、自分はブリタの水を使っていると書きましたが、ポット型の場合は水が抽出されるまでに時間がかかります。
洗米は全体的に短時間で行う必要があるので、ブリタの水を使う場合はあらかじめ水をヤカンなどに作っておいた方がいいです。


上記2.の米の洗い方(手の動かし方)はいろいろな説があってなんとも言えないのですが、自分の場合は洗うというより、指を開いてサッサッと梳くような感じで洗っています。(髪を梳くような感じ)

 

洗い終わったら最後に、ザルに入って水を切り終わった状態の米を、ご飯鍋に移します。
続いて、最初に決めた水を入れます。(自分の場合は計量カップ9割くらい)

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水を入れた状態

ここでご飯鍋を軽く揺すって米が平らになるようにします。
このまま平らな場所において、蓋をしてしばらく浸水します。

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揺すって均す

 

浸水する

浸水時間もいろいろな説がありますが、新米の場合は30分から1時間、古米の場合は1時間超を目安にしています。
つまり常時1時間でいいかなと。

キッチンタイマーで1時間セットして放置。待ちます。家が広い人はタイマーを持ち歩きましょう。

ちなみに忘れて2時間3時間浸水しても、なんとかなりますので、失敗したと思って捨てたりしないようにしましょう。ここでのキッチンタイマーはそんなに重要ではありません。

 

米を炊く時間は4:4:8:20

浸水が終わったらコンロに火をつけて炊きます。

順番と内訳は次の通りです。

弱火 4分
強火 4分
弱火 8分
火を止めて蒸らし 20分

二つ目の数字は火加減と時間で、弱4:強4:弱8です。とにかく448だけ覚えましょう。
蒸らし時間は適当でも大丈夫です。自分は蒸らし開始後10分たったらかき混ぜて、またフタを閉じて蒸らしを10分、という感じで20分にしています。

 

キッチンタイマーで時間をはかる(重要)

ここではガスを使いますので、キッチンタイマーでちゃんと時間をはかります。
最初は4分たったら鳴るようにセットする。火を強めたらまた4分セット、火を弱めたら8分という感じで、そのたびに再セットします。

自分の経験上、次のようなことがありましたので気をつけています。

・スタートしたつもりでも、セットされた状態で止まっていた(スタートボタンの押し忘れ)
・持ち歩いているうちにストップボタンが押されてしまい途中で止まっていた

キッチンタイマーの運用をミスると、仮に気づいてもあと何分火にかけたらいいのかわからなくなってしまうし、気づかないまま時間が過ぎると最悪焦げクサい臭いがただよってきてようやく気づく、ということにもなりかねません。

 

残ったご飯は冷凍して活用する

土鍋には電気ジャーと異なりタイマーも保温機能もありません。

そのため、食べる時間に合わせて炊いて、残ったご飯は冷凍します。

冷凍もいろいろありますが、自分の場合は冷めてからおにぎりサイズにしてラップに包み、ジップロックに入れて冷凍庫に放り込みます。

勤め人の場合は、朝ここから必要な個数分持ち出せば、昼頃には解凍されて食べられるようになっているし、夏場であれば飲み物やお菓子などの保冷剤代わりにもなります。

また、気温にもよりますが翌日くらいまでは常温保管ができるので、全部は冷凍せずに翌日食べる分だけ茶碗などに移しておくこともあります。

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茶色いのはもち麦