どこかで
測ってみたらキッチンでガス料理をしていると二酸化炭素(CO2)がぐんぐん増えていく
->換気は大事
->短時間の調理でもガスを使うならちゃんと換気扇を回すべき
という話を見かけて、引きこもり性向のある自分としては非常に気になってました。
実感としては
・確かに体感で空気悪くなるのわかるよなぁ
・でも「そうでもない」ときもあるんだよなぁ
・この違いはなんでだろう?
などとぼんやり思いながら、念のため「ちょっとの時間でもガスを使うときは換気扇を回すような癖」をつけました。(ガスをつけたり消したりを繰り返しているときは、ときどき忘れるが)
先日ようやく二酸化炭素測定器を購入できたので実測してみた、ってのが今回の話。
ガスコンロ使用の前後で計測(1mの距離)
既に何回か加湿器の話の中で「締め切った6畳間で作業をしていたらどうなるか」みたいな内容で測定結果は書いてきたのですが、今回はキッチン。
残念ながら(?)うちのキッチンは締め切ることができずリビングと一体化してるので、適切な計測値が得られるかわかりませんが・・・
さっそくキッチンに持って行って計測します。
設置場所はガスコンロの対面(調理人の背側)で1m程度の距離の場所。
ガスコンロを使う前の数値がこちら。
外気は400ppm強らしいですが、600ppm程度であれば特に問題ない濃度です。
で、換気扇を止めて2分ほどガスコンロの強火でお湯を沸かしたあとがこちら。
うーん、140くらいしか増えてないですね。746ppmという数値はやや高いとはいえ、まだ実生活上は問題ないレベルの二酸化炭素濃度らしいです。(気温は変わらず、お湯を沸かしているのになぜか湿度がやや低下)
前述の通り我が家のキッチンは個室じゃないので二酸化炭素も外に流れて(散って)しまって、1mほどの距離があるとそんなに数値に表れないのかもしれません。
というわけで別の日、お湯を沸かすときに、今度はコンロ脇50cm程度の場所に置いてやってみました。
ガスコンロ使用の前後で計測(0.5mの距離)
2分じゃイマイチ二酸化炭素が増えないかも? ということで水をかなり多めにして中火で10分くらい加熱してみました。(本末転倒)
今回ようやく、警告音が出る数値1000ppmを超えてきました。換気が必要なレベルです。
ただ、相対値で見ると2分のときに+140ppm、10分の時も+200ppm程度なので
・ガスコンロを使ったせいで二酸化炭素濃度がガンガン増えて空気最悪・・・ってほどでもない
ように思うんですよね。
どっちかというと、
・部屋(というか家?)全体の換気をどうするか
・全体の二酸化炭素濃度を下げていくコントロールをどのように行うか
の方が重要な気がする。
数分程度のガス湯沸かしでは許容範囲内
というわけで、キッチンでガスを使うと二酸化炭素濃度が・・・とは言っても何をどれくらいやるかによってだいぶ違ってきそう。
ほぼ調理をしない人で、お湯を沸かすくらいしか使わないのであれば換気をしなくてもそんなに問題はなさそう。
自分のように調理にガスは使うけど加熱したらすぐに狭いところに突っ込んで余熱調理するようなタイプも問題なさそう。
もちろん、ガスを使わずにほぼ電気製品(電子レンジとか時短家電的なヤツ)で調理をしている場合は気にしなくてよいのだと思います。
ということで、キッチンが狭いとかクローズな構造になっているとか、中華鍋を振ってガスをガンガン使う、みたいなことでなければそんなに心配しなくてもいいのでは?って結論に(自分の中では)なりました。
まぁそれでも換気扇は今後も回すようにするので、行動は変わりませんが。
・回し忘れた時に「アチャーやっちまったーミスったー」的なストレスは感じなくてもよさそう
ってことがわかっただけでも収穫でしょうか。