ふれふり!

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中国地方探訪記3日目 ー香川 休暇村讃岐五色台 -

Eがお宿


2022年10月に鳥取~京都まで旅行をしてきました。

その記録です。

 

3日目は岡山県の倉敷市にある鷲羽山ハイランドへ行き、そこから瀬戸大橋を渡って夜は休暇村讃岐五色台に宿泊。

今回はその宿、休暇村の話です。

 

宿の前に寄った瀬戸大橋タワーがこちら。

2020free.com

 

休暇村は平凡ではあるもののその平凡さが良い

休暇村は全国展開している民間宿泊施設で、場所によって建設時期が違うため新旧イロイロあるものの、どこも一定水準になっています。

周囲が公園的なものになっており、管理が行き届いている(公費で?)ためいわゆる「周辺環境」が極めて良いのが特徴です。

施設オペレーションもだいたい似たような感じ。

朝夕食はいずれも食堂でのビュッフェ方式で、別料金で追加オーダーが可能。自由席ですが、○○牛コースみたいな特別な食事付きプランを選んだ場合は指定の座席があるみたいです。

・・・と、ざっくりこんな感じです。過去に10カ所くらい宿泊しましたが、どこに泊まっても大ハズレがないのがよいところ。安心して泊まれます。(どこだったか忘れたけど「さすがに建物がちょっと古すぎるなぁ~」と感じたところはあった)

 

ただ、逆にいうとあまり尖ったところもないので、驚きはないかも。誰かをもてなすとか、記念に泊まる、とかいうのは向いてないです。

宿泊費は施設ごとにだいぶ違いがあるものの、観光ホテルとしては安めのプランも、、、なくはない、かな? という感じ。

ただ、安いビジホみたいに安くはないです。ドーミーインとか高めのところだと価格帯が被るかも。

夜の入り口付近、右側はラウンジでくつろぐ人たち

 

あ、今調べたら民間企業じゃなくて「一般財団法人休暇村協会」というところが運営しているらしいですね。これは民間企業といっていいんだろうか?

よくわからない。

国民休暇村(巨大公園?)のwikiには、宿泊施設である休暇村について

>年金福祉事業団の直接融資等により一般財団法人休暇村協会(2012年3月31日まで財団法人休暇村協会)が整備した有料施設からなる。

とあるので、株式会社などの営利企業ではなく、、、周辺の自然環境も公費で整えられていることに加え、このような原資を考えると純粋な民間企業とはいえない感はするんよね。(公費でゲタを履かせてもらっている感じ)

 

ちなみに、似たような感じの半官半民?的な宿にグリーンピアだとか国民宿舎だのがありますが、グリーンピアは一度泊まった際にヒドい目にあったこともあり、人に勧めるなら断然休暇村です。

(禁煙室なのに激しくタバコ臭い、食事は遅いうえ冷めていて不味いというヒドさだった・・・)

 

 

休暇村讃岐五色台のウリは・・・景色くらい?

ここは温泉地でもないので「源泉掛け流しの温泉完備!」みたいなウリはなくて平凡な宿ではあるのですが、立地が半島のように突き出たところで、しかも山のように盛り上がった場所に位置しているため、景色はよかったです。

この宿の部屋は主に海側と山側の2種類がありますが、泊まるなら断然海側をオススメします。(一人千円くらい高かった気はする)

 

瀬戸内海の景色といっても昼に観覧車やらタワーやら、高いところに登って散々見てきたでしょ!? 

と言われそうですが、宿だからこそ見られるのが、夜景だったり早朝の景色だったりします。(夜&早朝は各種施設は営業していない)

早めの到着で夕方の瀬戸内海を望む

早朝の日の出の頃の景色


ただ、逆に言うと、景色くらいしか宿のウリはなかったりするのですが。

うーん、あとは・・・そう、食事の時のうどんは美味しかった気がします。さすがうどん県だけのことはあります。(一応のフォロー)

 

ホテルのイベント星空鑑賞会はゾロゾロ歩くだけなのでソロでも大丈夫

休暇村は「ふれあいプログラム」と称して宿主催でいろいろと参加型イベントをやっていることが多いです。「○○づくり体験」とか30分くらいのウォーキングとか。

 

以前から気にはなっていたのですが一度も参加したことがなく、今回は時間があったのではじめて星空・夜景鑑賞会に参加してみました。

宙のテラスとは・・・

 

特に事前申し込みも必要なく、時間になるとロビーに「さぁ、出発ですよ~」みたいな感じでスタッフがやってきて、その後を付いてゾロゾロ移動する感じです。

歩いて30秒くらいで到着。

え、30秒?

おぃ、ただ単に玄関から外に出ただけじゃないか!w

 

実は宿の敷地内、駐車場の横あたりに瀬戸内海を見ることができるテラス状のスペース(というか通路?)があり、そこでスタッフが解説をしながら夜景や星空を鑑賞するという感じでした。

今見えている星座の話やら、夜景の光の多い場所でどんな産業があるのか、みたいな話をしていたようですが、ヒキリートぼっち属性ゆえか、かなり離れてついて行ったため、ほとんど聞き取れませんでした。

※ヒキリート=引きこもりのベテラン、プロ、つまりエリート

 

これはカメラの夜景撮影機能を使っているので、肉眼ではもっと暗い感じでした。

工場地帯の夜景

これは・・・

肉眼でもこれくらい見えた

写真にすると黒い画面に所々点々が写ってるだけですが、夜の空の星々です。

空気が澄んでいるのか星の数はすごく多く、この写真に写らないような薄い輝きもかなりありました。

 

多少寒かったこともあり、30分弱で終了。この日は15人くらいの参加者だったと思いますが、皆さんゾロゾロ戻っていきます。

これ、点呼どころか参加申し込み手続きすらないので、途中で寒くなったり飽きたらソロリと退席できるし、逆に遅れて途中参加でも問題ない感じの、ゆるくて疲れないイベントでした。

 

休暇村は時間のない人がチョイと旅行に行って泊まるのによいかも

休暇村は組織がそこそこデカいだけあって、ちゃんと公式サイトが作られており、その中に各施設ごとのページがあります。

www.qkamura.or.jp

 

たぶん本部が用意したフォーマットに各施設が中身を乗せているのだと思いますが、それぞれ宿へのアクセス(送迎の有無)、近隣の観光地、ホテルでやっているイベントの案内などが載っており、比較的見やすいです。

特に近隣の観光地はどこもめぼしいところはおさえてあり、見てると「あっ、聞いたことある」みたいなものが出てきます。

なので、具体的に何か見たい/行きたい場所があるわけではないけどリフレッシュ旅行したいとか、行きたい場所があるけど余った時間どうしよう?という場合に、拠点として結構役立ちます。

 

ソロもんが一人でも予約できるが、コスト的には厳しい

今回は連れがいたため2名1部屋一泊二日、という比較的ありがちな条件でプランを選べましたが、休暇村の建物って比較的大きい部屋を中心に構成されているため、一人で宿泊するのは難儀するかもしれません。(これは昭和の時期に建てられた施設が多く、当時のメジャーな家族構成前提だったのでしかたないかな?とは思います)

といっても、調べればわかりますが休暇村は一人客を拒絶してません。ハイシーズンや土日などは予約できないこともありますが、平時は一人を選べるようにはなっているようです。

例)能登千里浜の素泊まり(14千円・・・高っ!

まぁちょっと高いですが、そこは色々工夫してカットして妥協できる金額まで落としていきましょう。(2名の時の一人あたりより+3千円になる模様。以前は確か+1千円くらいだったような気がするんだけど・・・)

 

全国旅行支援の結果

そういえば書いてませんでしたが、今回、出発直前にわざわざコロナウィルスの検査をしてまで受けた全国旅行支援の補助。

どうだったかというと・・・

いろいろ引いてもらって、2名一泊2食つきで1万円ほどの支払いで終了しました。

全国旅行支援は40%の割引額で21,560円x0.4=8,624円。ここではクーポン扱いになっています。

3000円の補助券というのは自分が所属する健康保険組合の福利厚生サービスで配られた券。保険料を払っているので原資がゼロとはいえないのですが、まぁ使わなければ無駄になるものなので割り引かれたと整理してよさそう。提携している施設のみ、1年に1回しか使えないという条件付きの補助ですが、自分はそれくらいのペースでしか旅行に行かないのでちょうどいい感じ。

全国旅行支援の割引適用前に差引されるものだとばかり思ってましたが、後引きになっていてラッキーでした。

 

1000円の「JCBギフトカ」というやつは単なるギフトカード、つまり金券です。金券屋に持って行くと980円くらいで買い取ってくれる優秀なやつなので、これは現金で払ったのと同じです。

これらの結果、実負担が1万円ほど。

ここに地域クーポン券が6千円付いたので、コスト的にはイイ感じの宿泊だったのではないかと。

 

全国旅行支援がない状態でも、なんとかソロで宿泊して1泊1万円切るくらいになってくれれば(自分の場合は上記3000円の補助券を使って7千円になってそれでなんとか)アリかなという感じです。