久しぶりにネット銀行口座を開設したのでそのメモ。
今回はSony銀行に口座を開設しました。
自分の個人的な事情で開設したもので、一般的にメリットがあるとかオススメするといったものではありません。
目的は銀行口座そのものではなく、キャッシュカードに付帯するVisaデビットでの
ソニーストア3%OFFを利用したい
というものです。
下の通りカードそのものの特典は他にもいくつかありますが、自分の場合は3%OFFだけが目的で、それがなければ特に興味もわかないので口座開設はしていないかと思います。
口座開設の紹介プログラムはほぼない
2022年9月現在、ネット上ではいわゆるポイントサイト的なものやアフィリエイトによるインビテーションは見あたらず、現口座所有者からの「ご家族・ご友人紹介プログラム」だけが展開されているようです。(このプログラムは紹介するメールに両者の個人名が表示されるので、おそらくリアルな知人以外だと利用し難いかと)
この紹介プログラムを利用した場合は口座開設者2000円/紹介者1500円のプレゼントがあるそうです。(一定額の預金などの条件あり)
ただ、発行できるカードの種類に制限もあるし、気軽に頼める人がいない場合はインビテーションなしでそのまま申し込んでもよいのでは? というレベルですね。
なお、紹介プログラムには次のような注意書きがあるので、これらがもっとよい条件で運用されているのかもしれませんが、自分のような生活をしていると出会う機会もなく。。。
- 本キャンペーンは、以下の口座開設企画と重複できません。
- ソニー生命のライフプランナーからのご案内より口座開設いただくお客さま
- その他、円普通預金口座の開設のみを条件として、条件を満たしたかた全員に景品類を提供する企画
新規口座開設者向けのキャンペーンはほぼない
金融機関に口座を開設するとお決まりのように何かしら新規開設キャンペーンがありますが、Sony銀行はどうでしょうか。
ささやかな内容ですが、プレイステーション(PS)デザインカードの場合だけ500円分、他に5回のデビットカード利用で1000円分のキャッシュバックがあるようです。(ただし上記の紹介プログラムを使うとPSデザインカードは作れない)
しょっぱい感じのキャンペーンですね。まぁデビットカードの5回利用に金額制限はないようなので、キャンペーンのしょっぱさにこちらもしょっぱさで対応して近所のスーパーでネギとか100円前後のものでも買おうかなという感じです。
過去のキャンペーンを見ても抽選やクレジットカードの申し込み、住宅ローンなどのサービス利用が条件になっているものがほとんどで、単純な銀行口座開設だけで何か特典が得られる、といった内容はほぼなさそう。
「キャンペーンのタイミングを待って口座を開設しよう」という考えは残念ながら成功しそうにないです。
まぁ今どきの銀行は普通預金だけのお客をわざわざプロモーションコストかけてまで積極的に求めないよね・・・と。
申し込みから到着まで一週間
サイトに記載のあるスケジュール感どおり、申し込みから受領まではおおよそ一週間でした。
9月15日木曜日 ネットで申し込み
9月20日火曜日 ワンタイムパスワードトークン到着
9月22日木曜日 カード到着
ただし、カードは郵便局の特伝型という送達方法が使われるため実際にカードを受領したのは翌日23日になりました。(22日に配達された告知書を日中に受領できれば、その日の夜にカードを受領できたかもしれない)
特伝型というのは通常の配達と異なり、まず最初に「あなた宛てにこういう荷物が届いています」という告知書(お知らせ)が届きます。
これを元にこちらから郵便局に連絡をし、日時指定で配達をしてもらう、という感じになります。
配達時の時間短縮のため、連絡の際にあらかじめ本人確認書類の番号などを郵便局に提供しておき、受領時にはそれを原本と突き合わせて確認する流れです。
受け取ったカードはこんな感じ。
VISAなのでだいたいどこでも使えそうです。
よくある利用ガイド冊子のほか、キャンペーンのお知らせなどが少し入っている程度で比較的無駄のないパッケージングでした。
利用開始の手続き
ネット銀行のため、カード受領したら即使えるというわけではないらしく、Sony銀行のサイト上で次のような手続きが必要になります。
カード登録
カードそのものに製造番号というものがあり、それを登録します。こんなことを利用者にやらせる銀行は過去になかったのでビックリですが、いまどきはこんな感じなんですかね。郵送中の窃盗とか紛失に備えたものなのかな。
暗証番号登録
申込時に4桁の暗証番号を登録したのだけど、それとは別に5桁の「取り引き暗証番号」の登録を求められました。
おそらく4桁のがATM用で、5桁のがネット用なんでしょうね。
トークン登録
ワンタイムパスワードの生成器(トークン)の製造番号をワンタイムパスワードとリンクさせて登録します。
画面はこんな感じで進んでいきます。
ここまでやれば普通にネット銀行として使え、入金すればデビットカードもその範囲で利用可能になります。
そのあと口座の利用目的だとか、投資の経験だとかアンケート的なものを登録する画面に遷移してそれが終わると登録終了となります。
キャッシュバック率を2%まで上げるのはハードルが高い
Sony銀行のデビットカードは会員のランク(ステージと称している)によってキャッシュバック率が0.5%-2.0%まであります。
ここでいうキャッシュパックというのは、他のカードでいうポイントに相当するものでSony銀行の場合はポイントがつかず、その代替として後日口座に相当額がキャッシュバックがされるというものです。
2.0%というのはなかなかの高率の還元です。
ただ、よく見ると1.5%のゴールド以上になるには外貨預金、投資信託の残高が相当必要なようで、あまり現実的ではありません。
がんばってなんとかシルバー(1%キャッシュバック)でしょうか。
適用は判定日(基本月末)に条件を満たしていれば、その翌々月とのこと。
余談になりますがこのステージ制、以前各社競うように会員ランク制を導入したものの「客をランク付けするのか」と(他人からの評価ばかり気にする)貧民から反発を招いたため、多くの会社が「ステージ」といった表現に切り替えた経緯があります。
しかし、企業としては本心では(というか経済活動をする以上は)上客からどうでもいい客まで存在するのは厳然たる事実でありまして、、、あ、欄外にランクアップって書いちゃってるよ・・・本心ダダ漏れじゃん。
・・・という感じの楽しみ方をしました、このページを見て。
だって外貨預金500万とか1千万とか無理でしょう。人間、無理なものには興味がわかないし、モチベーションが湧きません。
これ以外にWealthNaviの利用でもステージアップは可能のようですが、同じような金額だし、アレって確か手数料1%も取るんですよね。。。
1%キャッシュバックのクレジットカードとして?
ゴールド/プラチナは無理として、現預金300万とか、外貨積み立て3万円/月あたりの条件をクリアして、シルバーステージになったらどうでしょうか。
現金で1%分がキャッシュバックされてくるので、ポイント0.5%というレベルの一般的なカードよりは有利だとは思います。
ただ、イオンカードのように頻繁にお店と連携したキャンペーンが張られるとか、P-ONEカードのように基礎還元率の高いカードに比べると、あえてこれを使う理由は見あたらない感じです。
そもそもデビットカードなので毎月の継続払いのようなものはまず登録できないし、メインカードとして集約して使っていくというのは厳しそう。
やはりどうあってもSony系で利用するしかないかなという感じ。冒頭で書いたSonyストア3%OFFとか、PLAYSTATIONストア2%キャッシュバックなどは他のカードを利用するよりは有利ですからね。
ただし、ただし、、、組織に所属しておらず安定収入のない自分のような身にとっては、次のような長所もあります。
属性の低い人も枠が200万円の1%還元クレジットカードを持てる
これはSony銀行だからというよりはデビットカードだからなのですが、このカードには審査がありません(たぶん)。
与信枠というものがないわけです。
なので、通常のクレジットカードであれば与信枠が10万円といったカードしか発行されない自分のようなショボい自営業者であっても、下記の通り200万円までの利用が可能なクレジットカードを持てます。(もちろん、即時引き落としになるのでその利用額だけ預金が必要ですが、、、)
これを使えば、大きな買い物をしたいけど枠が30万円の自分のカードじゃ払えない、しかたないからポイントつかないけど現金で払うか・・・みたいなことは避けられそうです。
なお、Sony銀行では200万円までですが「GMOあおぞらネット銀行デビット」では500万円まで使えるそうです。(ただし、キャッシュバック率は0.6%~1.2%とやや劣り、1.2%まで上げるには外貨預金が必要なのでハードルは高い)