ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

廊下の収納棚の扉を修理した(木工)

 

賃貸の我が家には立派なウォークインクローゼットのようなものはなく、壁にいくつかの収納が備え付けられています。

 

そのうちの一つ、廊下の収納庫に扉が付いていますが、この扉が天井まで1枚の板になっていて、デカくて重くて開くのに力がいります。動かす人間に力が要るということは、扉そのものにかかる荷重も大きいわけでして、、、

 

今回、この扉の蝶番の部分がユルユルのガバガバになってしまって、扉というよりタダの「ついたて」のようになってしまったので、修理することにしました。(扉を両手で持ち上げて横に動かし、内部にアクセスするという感じになってしまった)

 

 

ネットを捜索するも、アフィばかり

 

以前はそんなことなかったと思うのですが、現在googleで検索するとこうした扉の修理ページは、簡単な解説に加えて、プロにお任せしましょう、問い合わせ先は、、、みたいなアフィサイトばかりになってしまっていました。

 

ネットがあっても、運営者が企業(マスコミ)から個人に変わるだけで、結局のところ広告モデルは変わらないなぁと思ったのでした。(まぁマス広告が減っていく、変わっていくというのはあるのかもしれない)

 

修理方法

基本的にネジ穴がガバガバになってしまったのを元に戻す、ということになります。

作業としては爪楊枝や割り箸で細い木の棒をつくり、ネジ穴に突っ込んでボンドで固定することで、ネジを固定できる状態まで復活させる、ということになります。

 

 

修理に必要な道具・部品

ドライバ、カッター、キリ(錐)

木工ボンド、割り箸

その他、(壊れているとか不足している等の理由で必要なら)蝶番、ネジなど

 

 

割り箸を削ってボンドと組み合わせてネジ穴を埋める

そのままです。割り箸はカッターなどで端のほうをシュッシュとこそげることで、木のクズみたいなのが採取できます。(鉛筆を削る感じ・・・といっても削ったことない人にはわからないか)

クズといっても、今回はこのクズを使うのですが。

 

適当に割り箸クズができあがったら、ガバガバになってしまった穴に、これまた適当に突っ込んでいきます。クズの幅がありすぎて入らない場合は削ったり、内職的な感じでコソコソ調整しながらやります。クズはいくらでも生産できますからねー。

 

 

割り箸をカットして、大きな丸穴を少し小さくする

どうもよくわからないのですが、扉に大きな丸い穴が掘られています。ちょうど蝶番の凸っとした部分がそこに入るようになっているのですが、わからないというのは、それにしても穴のサイズが大きすぎないか? ということです。

(どんな蝶番でも入るように、ということかもしれないけど、それは仕事としてちょっと雑過ぎないか? と。不動産屋は「家は一期一会」とか言ってるくせに、作りはあまりに画一的なんですよね。。。)

 

というわけで、ネジだけではなく一応この丸穴の部分でも蝶番にかかる荷重を支えられるようにするため、この丸穴の「上側」を少し埋めてやります。

 

具体的には、割り箸をカットしていくつかの角棒のようなものを作り、丸穴の上側にボンドで留めてしまいます。

 

穴が小さくなりすぎて蝶番が入らないと困るので、一度ハメ込んで入ることを確認し、入らないようであれば割り箸の調整をします。(サイズや取り付け角度など)

 

蝶番を取り外してボンドが固まるまで放置します。24時間も放置すれば十分のようですが、湿度の高い時期なのとボンドを厚めに流し込んだため、自分は48時間放置することにしました。

 

ネジ留めする

ボンドが乾いたところで、蝶番を扉に取り付けます。

はめ込んだらネジ穴のポジションに錐で下穴をあけて、そこにネジを回し入れて固定します。うちの場合は1カ所2ネジ、×上中下の3カ所だったので全部で6個のネジをとめました。

ネジ回しは多少力が必要で、あまりに筋力がない人だとちょっとキツいかもしれません。

 

蝶番を扉にセットできたら、扉を収納庫の入り口に取り付けます。取り付けは2個のネジ頭を蝶番にある穴に通して、スライドさせてネジを締めて・・・という感じで、思ったより手間のかかる作業でした。(上が上手にハマったかと思えば、下がいつのまにか外れていたり・・・)

 

 

ちなみに、他のサイトの情報では丸穴は埋めていなかったし、蝶番はボンドが乾く前にネジ留めしてしまっていました。

今回、そういう先人の情報を参考にしつつも従わなかったのは、単にウチの扉がもうボコボコになっていて、蝶番のところのネジ穴も複数あって、どのネジ穴にあわせてネジ留めすればうまくいくのかわからず、まったく同じように作業ができなかったからです。

 

築30年近くになると、子供が暴れ回ったりしていなかったとしても、家はあちこちガタがくるということですねぇ。

 

 

あとがき

 

ネットの検索サイトについて、あまり情報が得られずガッカリしました。

広告もすべて否定するわけじゃないし、ユーザーの嗜好を分析するのもいいのですが、「お金を払ってでもとにかく問題を解消したい」タイプなのか、「自分でなんとかしたいDIY」タイプなのか、によって検索結果を分けてくれるといい。

広告主にとっても、後者にアプローチしてもたいした成果は得られないんじゃないかと思うんですよね。

趣味や自己満足や何か、ゼニカネ(広告)でない目的で情報を公開してくれている人は今でもたくさんいるわけで、そういうひとのトコロにたどり着けないのは苦しい。

 

しかしここのところ、壊れてばっかり・・・なにか呪われてるんだろうか。