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引ソロ家探し(その34 マンション購入の契約手続 後半 清算当日編)

国土交通省サイトより(加工済

家探しの話の続き。今回が34回目。

 

ようやく物件が決まりいろいろやることが多いのですが(ということは書くことも多いのですが)まずは契約手続から・・・ということで順番に。

 

中古マンション購入の手続の流れ(後半)

普通に不動産屋経由で申込をして購入しました。

売買手続はざっくり

1.買付申込書を作成して仲介業者に渡す

2.(OKの返事が来たら)日程調整し、手付金を払って契約書等を作成(半日)

3.売主が物件の引き払い作業を行って建物内を空にする(約一ヶ月)

4.残金の清算、登記などの法的手続、鍵の引渡など入居の事務(半日)

みたいな4ステップになります。

 

前回までに1~3あたりを書いてきましたが、今回は4.の清算について。

 

前回は後半として1回で終わらせるつもりだったのに銀行で色々あって長くなってしまったので、後半がさらに2分割みたいな無計画スタイルに・・・

2020free.com

 

今回は清算当日どんな感じだったのかという話になります。

 

清算当日は本当に粛々と事務的に進む

清算手続は関係者全員が仲介業者の応接室に集まり、そこで行いました。

関係者っていうのは売主、買主(自分)、不動産会社担当者、司法書士になります。

自分はソロもんなので当然ひとりだったのですが、売主は家族で来ていました。(家族といっても売主は高齢のため、すでに独立した子供夫婦が付き添いで来てただけ)

 

当日は11時集合の予定だったのですが、10時半くらいには全員が顔を揃えることになり、そのまま前倒しでスタートして12時くらいには終了。

 

え?これで終わり?という感じの実にあっさりしたものでした。もっと時間かかるかと思っていました。

 

流れはだいたいこんな感じ。

1.挨拶

2.司法書士に渡す書類の作成(委任状など)

3.管理組合などに提出する事務的な書類の作成

4.領収書等の作成(主に売主)

5.買主(自分)がひとりで銀行に行って振込手続

6.売主がその場でスマホでログインして着金を確認

7.司法書士報酬、仲介手数料の残金支払い(現金)

8.まとめて領収書の引渡

9.鍵の引渡

10.解散

 

それぞれの書類については簡単に司法書士や仲介業者が説明をしたうえで作成するのですが、本当に淡々と事務的に進んで、特に売主と談笑したり会話をしたりということもなく、静かな室内でカツカツと字を書く音がするくらいで、清々しい感じの機械的な手続でした。(仲介業者が何か話を振るとか盛り上げるといったこともまったくなし)

 

※ちなみに書類の「作成」と称してますが、書類自体はほとんど不動産会社と司法書士により事前に作成されており実質的には「売主買主がそれぞれ住所、氏名等を記入して押印する」という作業のことを指します。

 

 

え、銀行にひとりで行くの・・・?

上の流れは、まぁあまり経験するものではないものとはいえ、なんとなくわかる感じの流れです。

ただ、そのなかで

・送金(振込)手続のため銀行に行くのに誰ひとり付いて来ず、自分ひとりで行くことになった

のはビックリしました。てっきり司法書士なり仲介業者なりが同行するものだとばかり思っていたんですけど。

「では振込手続をお願いします」的なことを言われたので一応「え、自分ひとりで行ってくればいいんですか?」的なことを聞いてみたのですが、仲介業者が言うには「他人が同行するとむしろ詐欺やそそのかしに遭っているのでは?と疑われることがある」そうです。

な、なるほど。

そうかぁ。そうなのかぁ。

いや、いいんですけどね。ひとりで行動するのは慣れているし、気が楽ではあります。ただ、ちょっと想定と違ってビックリしました。

振込が終わって戻ったら会議室に誰もいなくて「は、はれぇぇぇ?」みたいなことにならないかちょっと不安になりました。(プロの不動産購入でも数年前に地面師事件ってのがありましたね)

 

売主側の着金確認も、昔は銀行で通帳記入をしていたようなのですが、上に書いたとおり今はその場でスマホ画面を見て終了です。売主は涼しい部屋で茶飲んでただけですね。いや別にいいんだけど・・・

 

取引終了・・・

さて、そんなこんなでメインの不動産本体の代金(金銭)のやりとりが終わり、売主と買主との間の取引は完了しました。

ここから仲介業者への手数料やら司法書士報酬やら、後始末のための金銭の支払いをして手続は収束に向かっていきます。

 

売主買主がやや手持ち無沙汰になるタイミングなのですが、ここでもやはりほとんど会話のようなものはなく、、、

 

結局、話をしたのは宅配ボックスの番号や直近の修繕工事の予定みたいな書類に記載のない情報が少し、仲介業者から有料サポート(火災保険やリフォーム等)の営業会話があったくらいでしょうか。

あとは司法書士から登記書類に関する説明があったくらいです。(後日,いつ頃郵送でどんなものが届く、その保管方法など事務的なこと)

 

契約書など大事な主要書類は一ヶ月前の契約をした段階ですでに作成しているので、この日は残務処理みたいな感じでした。

 

すべて完了すると鍵の引渡を受けて手続は完了です。

 

取引終了後はひとりほっぽり出される

全ての手続が終わると、ありがとうございました的な挨拶があって、解散です。

午後はまるまる空いたので、自分は引渡を受けた鍵を持ってそのまま現地に向かいました。ひとりで。これがソロもんであります。

 

本当にあっさりしているなと感じましたが、とにもかくにもこれで売買手続はすべて終わりです。

 

この日以降、仲介業者からは

・本社からアンケート回答の依頼が郵便で届く

・グループ会社から火災保険の勧誘電話がある(事前に了承済み)

という2つのアプローチがあっただけで、ほかは一切の接触はありません。

 

まぁあと残っているのは自分でなんとかするべき事項ばかりなので、ひとり粛々と作業をしていくことになります。

 

手続に必要な書類は指定された数量だけで十分

住民票や印鑑証明書など取引に必要な公的書類については(間違いなく仲介業者が指示してくれるので)説明省略。ちゃんと指示された部数を事前に役所でゲットして、当日持っていけば特に問題ナシ。

それら証明書類はこの日に司法書士に提出し(預け)、後日、登記書類が送られてきた際に同梱返却されてきました。

この辺の「書類の扱い」の細かなところは事前説明はなく(確認もしておらず)、「もしかしたらほかの手続でも必要かも知れないなー」と思って役所に行った際に各1部、余分に取得しておきました。ただ実際には免許証や住基カードと言った「顔写真入りの本人確認書類」のほうが世の中的にはグレードが上で、どこへ行ってもそれらがあれば問題ない感じでしたね。

まぁ人によって転居前後で行う手続の多い少ないはあると思うので、自分がやらなかった手続で必要かもしれないので、「だから不要である」とまでは言い切れないのですが。