ピロピロワカメ退治を中心に洗濯機のことを何回か書いてきたのですが、ふと気になったのが給水側。要するに水道の蛇口から洗濯機までの間です。
ホースを外して、、、
フィルターに詰まっていたゴミを除去、掃除しました。
これらを調べている間に気になる製品があったので、試しに使ってみることにしました。
これです。
銀イオン・・・にホース・・・そしてシャープ・・・あゃしぃ・・・と思うのはごもっとも。
ただまぁAg+の採用製品っていうのは加湿器のような水周りモノから制汗剤まで他社他業種も含めて幅広いので、同社のプラズマなんちゃらよりはまだ効能があるのでは?と思っています。
銀イオンホースのコストは洗濯1回10円から30円程度
とはいえコレ、実は結構イイ値段しまして定価ベースで1万円強です。(いわゆる定価だと12千円くらいじゃないかと)
しかも半永久的に使えるわけではなく、消耗品です。
どれくらい使えるのかというと・・・
1日1回で1年ということなので洗濯365回。
販売価格の1万円を365回で割ると、1回あたり30円くらいになります。
また、交換用カートリッジもあって、そちらであれば3千円ちょっとなので、洗濯1回あたり10円。
許容範囲ではないかと思うのですがどうでしょうかね。
洗濯用洗剤が1回10円未満(自分の場合は3円くらい)ということを考えるとエラい高いですが・・・。
あらためて洗濯機を回すコストを考えてみる
ちなみに、洗濯にかかる費用ですが(うちの場合)まず水で、ざっくり
上水 20㎥2千円
下水 20㎥2千円
なので1㎥水を使うと上下水で20円200円かかります。(4千円/20㎥=20円200円)
洗濯1回にかかる水が100Lだとすると、100Lは1㎥の1/10なので
洗濯一回あたり水が2円20円ということになります。
電気代は同じく洗濯1回あたり2円弱。結構ゴロンゴロンと回している割に安い印象。
仮に洗剤が3円だとすると1回あたり7円25円かかることになります。
まぁ電気代は上がっているし洗剤も普通に買ったらもっと高いと思うので7円じゃなくて洗濯は1回10円ということにしておきますか。(乾燥機能は使っていない)
あれ、普通に洗濯したら10円で済むのに、そこに+30円ってメチャクチャ高いじゃん・・・
誰だよ「許容範囲ではないかと思うのですがどうでしょうかね」とか言ったのは。(このページの少し上を見ましょう)
※水1㎥が200円のところ20円と一桁間違って計算していたので修正。ついに割り算もできなくなってしまったのか・・・Orz
結果、洗濯1回のコストとしては
・通常洗濯の場合 1回25円(水20円+電気2円+洗剤3円)
・銀イオンホースを使った場合 1回55円(通常+30円。交換カートリッジの場合+10円)
となります。
初期は高コストですが交換カートリッジを使って長いこと使っていけばランニングコストという意味ではだいぶ下がってくる感。
洗濯の水の使用量は1回80L弱なのでお風呂1/3ぶん
水の使用量ですが、先日のホース清掃のため洗濯機の説明書を出してあったのでそれを見たところ、うちの場合は77Lとのこと。
最初「標準水量29L」という文字を見てかなり省エネだなぁ~さすが日立! などと思っていたのですが、
標準水量=洗うだけの水量
標準使用水量=ゆすいだり洗剤を落とすところまで含めた使用水量
とのこと。
まぎらわしい感・・・
洗って洗濯物が泡だらけの状態で洗濯終わり!ってことはないわけで、「標準水量」って何の意味があるんだろう?
まぁ何にしても100L基準で365回分ということだと、77Lだと500回弱はイケるのかな?? そうすると銀イオンホース分が1回+20円になって、多少はランニングコストが下がりそう・・・
アウトレットでお試しする
とはいうものの、効果のあるのかないのかわからないものにわざわざ手間と追加コストをかけ洗濯するのはいかがなものか? でも試してみたいものは試してみたい! ということの妥協点で買ってきたのがこれ。
これは銀イオンホースのいわば旧モデルで、かなり前の発売。
もちろん、すでに廃盤になっていたようですが、確かなことは不明であるものの口コミを見るにこれが元になって「コロナ騒動で殺菌が注目?されて銀イオンホースとして復活した」らしい。
この旧型の銀イオン水生成器は(カッコ内は新しい銀イオンホースの場合)
・製造終了から時間がたっており流通在庫も古い(新しい)
・乾電池式でACアダプタ別売(ACアダプタ標準添付)
・交換カートリッジがもはや手に入らない(手に入る)
・交換カートリッジが7350円と高い(3千円強と安い)
といった特徴があります。
・・・って、いいこと何もないじゃん。乾電池式なのでケーブルが邪魔にならないってことくらいかな・・・
ですが、かなり人気があって高値安定状態になっている銀イオンホースと異なり、こちらはまれに安値で処分されていることがあります。
今回はそういう感じの品を購入しました。5千円ほど。
これで仮に500回使えれば、1回あたり10円のコストになり多少はサイフに優しい・・・
ちなみにこの製品、日本イオンという会社が開発に協力しているようです。(新型である銀イオンホースに関する供述はないので、その後たもとをわかったのかな?)
銀イオンについて知りたい場合はこの日本イオンという会社のサイトに色々書いてあって参考になるかも。どこまで信じるかは各自判断ということで・・・
パッケージを開封して古さに驚く
箱をあけると中身はこんな感じです。
パッケージの内蓋には取り付け方法や使用方法が簡潔にまとまっています。
それにしても2003年か・・・古いとは知ってたけどまさかこんなに古い製品だとは思ってもみませんでした。
シャープ公式サイトにはこの製品のページはなく、わずかにQ&Aにカートリッジの互換性(新旧で互換性がないこと)に関する記載を見つけたのみだったんですよね。
ネットにも新型の銀イオンホースのレビューや口コミはあっても、旧型の銀イオン生成器のレビューは少ししかない。まだその頃はインターネッツのない時代だったのかな・・・
うーん、自分で買っておいてこんなこと言うのもナンですが、さすがに20年も前のモデルに5千円出すなら倍の値段で最新のやつを買った方がいいじゃないかと思います・・・
一応、公式にも情報がないので説明書の仕様欄を載せておきます。
このうち厳しいのは消耗品である銀イオン水生成カートリッジの価格ですよねぇ。1年で7350円というのは現行の銀イオンホースのカートリッジの約2倍です。(まぁそもそも手に入らないのですが)
同じように1年の利用とされているので、純粋に2倍のコスト。
まぁ今回はお試しということもあって、もし効果が実感できるようなことがあってもカートリッジ交換はできずにランプが付いたら使い捨てするしかないかなと。
ちなみに、なんでカートリッジがこんなに高いかというと、カートリッジ側に電線やらあれこれついていて「どっちかというとカートリッジが本体」みたいな構造になっているため。そのせいか、3年用カートリッジはやや割安になっています。
設置は簡単、ホースの間に挟むだけ
さて、取り付けですが・・・既存のホースと蛇口との間に挟むだけなので簡単です。
生成器本体とそこから伸びる銀色のホースが結構場所を食います。このホース、曲げて位置を変えることはできても、丸めて収納できるほどは長くなくて本当に微妙。
一方のコントローラー部は一応壁にネジ留めできるようになっていますが、うちは賃貸なので穴開けはできるだけ避ける方針で、この状態のまま使います。
中身は単三電池2本とON/OFFスイッチだけなのでもう少し小さくできそうな感じですが、そのあたりが2003年ということか・・・
ウチの場合は蛇口が左右に振れるようになってますが、動かないタイプの蛇口の場合は洗濯機と干渉しないか確認が必要そう。新型の銀イオンホースは多少小さくなってるっぽいですが・・・
効果のほどはわからないがフィルターとしての役割も期待できるか・・・
メーカーのウリ文句は公式サイトでも見てもらうとして、ユーザーのレビューでは
>抗菌剤の入った洗剤を使うよりこの製品の方がはるかに効果があります
>どんな洗濯機でも銀イオンコートができるよい製品
>銀イオン切れした途端にタオルが何か匂うと気付けるくらい効果がある
といった話があって、その通りならかなりの効果が期待できそうです。
こういう効果はしばらく使ってみないとわからないので今回は何も書けませんが、とりあえず設置してみた感想としては・・・
・結構デカくて邪魔(ウチの洗濯機だと洗剤投入トレイの開閉に干渉する)
・使用するたびの電源ON/OFFが推奨されていて面倒
・使用するたびの蛇口ON/OFFが推奨されていて面倒
あたりでしょうか。いいこと何もないな!
蛇口を開いたままでも水漏れしている感じはしないんですけどね。念のためってことでしょうか。
前回も書いたとおり水道の蛇口からは鉄粉のようなものも流れ出しているので、そういうのを防ぐフィルターとしての役割も果たせるかも・・・。(高いフィルター!
まぁそれはともかく、洗濯機や洗濯物のニオイに悩まされている人は藁をも掴むような気分で使ってみるのもアリではないでしょうか?(藁レベルなのか?
このシャープのウリ文句「抗菌・防臭効果は次の洗濯まで持続」「抗菌効果は次の洗濯まで持続」が実感できればいいんですけどねぇ。