うーん、この話は以前書いた気がするのだけど・・・書いてなかったみたいなので。
洗濯機の洗濯槽の内部には通常「ピロピロわかめ」と呼ばれるカビだか水垢だかよくわからないものがこびり付いていて、その存在を知ってしまうと「なんでキレイにするはずの洗濯機がこんなキタナイの? こんなキタナイ状態で服がキレイになるの?」と気持ち悪くなり、掃除せざるを得なくなってきます。
なので、知りたくない人はこの先は読まない方が良いかもしれません。(もう画像見ちゃったので遅いかもしれないけど)
ショート×5回の洗濯槽の清掃
ピロピロわかめの退治には洗濯機についている洗濯槽洗浄コースを利用します。
うちの洗濯機の洗濯槽洗浄コースは
3時間コース
11時間コース
の2種類。
ふだんは11時間コースのほうをやるのですが、今回は色々タイミングが悪く11時間連続稼働できなかったので、3時間コースを複数回、繰り返すことにしました。
作業手順としてはまず洗濯機の電源OFFの状態で、過炭酸ナトリウムを洗濯槽に入れ50度くらいのお湯をかけて浸け置きします。
過炭酸ナトリウムというのはこういうので、ホームセンターやドラッグストアで入手可能です。1kg500円弱くらいで、今回のような作業では1kg使い切ってしまいますが、普通は1kgあれば数年使えます。
上のキュキュットのイラストにもあるように、ブクブクと発泡するので、壁にこびり付いたワカメが剥がれて取れる・・・とされています。
ある程度温度があるほうが汚れ落ちがよくなるので、50度くらい目指して調整していきます。(あまり熱いと洗濯機内部の部品が痛みそうなので)
今回は
1.過炭酸ナトリウムを150~200gくらい洗濯槽に入れる
2.常温の水をたっぷり入れる
3.80度くらいの熱湯を少しずつ入れ、かき混ぜながら温度を上げていく
という段取りでやりました。
お湯を入れ終わったら
4.洗濯機内側のドラムを手でグルグル回して蓋を閉めてしばらく放置
を数回繰り返します。
洗濯槽の中に50度のお湯が入っているため、ドラムを回転させる時はかなり蒸し暑い感じがしますが、ナトリウム液をまんべんなく浸透させるために必要な作業です。
しばらく放置、というのは具体的に何分?というのはないのですが自分は1時間ごとにグルグルをやって放置、というのを3回繰り返しました。(なので、今回の作業は全体で丸3日かかっている)
あと、感覚的にわかると思いますが掃除作業なので、片方にグルグル回した後に思い切り回転を止めたり逆回転に移行することで、溶液が暴れて汚れが良く落ちるようになるので、そのへんは人ががんばります。
人力作業はここまで。
適当なところで切り上げて、洗浄3時間コースを回し、コース完走後に洗濯機の下の方にあるゴミキャッチャーでどれくらいのピロピロわかめが収穫できたか確認してみます。
1回目はピロピロワカメが大漁
ビッチリとこびりついており、かなりの取れ高といえます。
おおむね1年ほどこのワカメ退治作業をさぼっていたらこのザマです。
そして裏側から見てもこの通り・・・メッシュからはみ出さんばかりに猛烈なこびりつきようです。いったいどんだけワカメだらけなんだ・・・
逆に本体側の受け口については、下の写真の通りわずかにワカメのカスが見られるだけでほとんどのワカメはゴミキャッチャーでキャッチできていることになります。なかなか優秀な構造です。
ちなみに1回目の段階では内部に大量のワカメが存在したため、ゴミの排出口だけではなくてこのようにドラムのガラス扉にまでワカメの汚れが飛び散っていました。
いったいどんだけキタナイ状態なのだろうか・・・
2回目もかなり多い
さて、1回でだいぶ取れたとはいえ、今回は徹底的にやるぞという気分なので2回目の作業を行います。やったことは1回目と同じ。
ただし、当然ですが事前にゴミキャッチャーを拭いて1回目のワカメは除去しておきます。
取れ高はこんだけ。
かなり減っていますね。
後ろもこんな感じで、穴からのはみ出しがほとんどありません。
こういう感じで変化が確認できると多少はやる気が出てきます。
ただし、もっこりしたワカメの量が減った分、細かいワカメ片みたいなのが目立つようになってきていて、ゴミキャッチャーの本体側の受け口には細かい汚れが最初よりふえてしまいました。
まぁこういうのは最後に始末すればいいかな。
3回目はだいぶ減っている
1,2回目の作業で1日目は終わってしまったので、3回目の作業は翌日回し。
ただ、夜間に浸け置きをするため寝る前に過炭酸ナトリウムを入れてかき混ぜる作業は終えておきます。(寝る直前にグルッと回しておく)
朝起きた時にはもう温度は下がっていますが、それでも効果はあるのでもう一度かき混ぜておき、少し放置してから3回目の洗濯槽洗浄コースを回します。
3回目の取れ高。
まだカタマリとしてのワカメはあるけれど、大きく2つに分かれているのがあるくらいで、全体としてはだいぶ減ったなという印象。
4回目はほぼキレイキレイ
同じ作業をして、4回目の掃除の取れ高はこんだけ。
もうカタマリのようなワカメはないですね。先端に少し大きいのがあるくらいで、全体量としてはほぼ撲滅したのに近い状態かな?
5回目で終了とした
最後、5回目で終わりにしました。
ワカメのカタマリはなくなって、個別に漂っているワカメがキャッチされた感じですかね。
実際、臭気もほとんどなくなっていてかなりキレイになったのを実感できます。
このあと、普通に洗濯をしていくと微妙にワカメ混じりのゴミがキャッチャーに捕まっている、という感じになります。
内部は見えないものの、ここまでやるとおそらく内部のワカメは撲滅に近い状態まで持って行けたのではないかと思います。
ショートコース複数回の効果を感じた
過炭酸ナトリウムを使ったピロピロわかめの退治は2回ほど行っていて、11時間コース×1回で済ませていました。
今回は設備の検査などのスケジュールが重なってしまい3時間コースの複数回になったのですが、繰り返し掃除した方がワカメの落ちは確実に良いと感じました。
手間はかかりますが、一度はガッツリやっておくべきと思います。
マグちゃんではピロピロわかめの防止効果はなさそう
ピロピロの生成原因はよくわからないのですが、洗剤カスが主因だという説もあり「洗濯マグちゃんを使って、洗剤を使わなければ発生しない」みたいな話も聞いたことがあります。
1年くらい前からマグちゃん使い出した身としては期待していたのですが、このような結果になり面目至極もございません。(マグちゃんを使い始める少し前にピロピロわかめ退治は実行済みだった)
まぁマグちゃんを使いつつも、洗剤は(かなり少量とはいえ)併用して入れているのでピュアマグ派からはダメ出しされそうですが・・・
洗剤投入口のヨゴレが気になったので、同時に落とす
洗濯槽以外にも「洗剤投入口」が気になっていました。
長らく掃除をしていなかったため石けんかす的なものがこびり付いて白っぽくなっていました(元からプラスチックは白いけど)。
とりあえず取り外して、花岡ティッシュで掃除します。
※花岡ティッシュとは、鼻をかんだティッシュのことで、ゴミ箱のなかでカピカピになっているものを取り出して、鼻水よりもグレードの高いヨゴレ、いわばヨゴレの最高峰的なものに対して使います(排水口まわりのヌメリ取りやカビ退治など)。
このように様々なものをリユースすることでゴミの量が減り、無駄(ゴミを捨てに行く回数)は減るわローコストで暮らせるわでいいことばかりです。
さて、投入口のトレイは取り外せるのでキレイにするのは難しくないのですが、一方の本体側は凹んでいるためなかなか苦戦しました。
なんとか指先を入れたり割り箸でティッシュをつまんで奥まで入れたりと苦戦しつつも掃除完了。
とりあえず目に見えるところはそこそこキレイになったのですが、この調子だと奥のほうはどうなっているのかわかったものではありません。
しかたないのでピロピロわかめと同様に過炭酸ナトリウムを入れて掃除してみることにします。
(奥が見えないためそもそもヨゴレがあるのかないのか、仮にあったとして過炭酸ナトリウムで落ちたのか落ちていないのか、といったことが検証できないため今回の記事では何も書けないのですが・・・)
・・・うーん、見られないとなると気になってくるので、そのうち配管内が見られるファイバースコープみたいなの買ってみようかな・・・