ドルチェグスト(DG)はカプセルを使った自動抽出システムで、カプセルごとに全然違う飲み物が作れます。
そのため、DGのシステムそのものをアレコレ見るよりも、各カプセルをみたほうがよさげ。
ということで手元にあるカプセルを個別にみていきます。
スターバックスライトノートブレンド(82円/杯)
オーソドックスなコーヒーです。
概要(公式値)
1箱980円/12カプセル
1カプセル7.8g×12個入り93.6g
一杯単価=82円
一杯分量=230ml(推奨メモリ7)
1mlあたりコスト=0.36円
材料=コーヒー豆(レギュラーコーヒー)
コーヒー粉に湯通しをして、出てきた湯を飲むタイプ。粉なので溶けずに残ります(後述)
推奨設定のメモリ7で飲むと薄いのでメモリ6で飲む
水量メモリはマックスの7まで行けとの指示があり、230mlとの表示です。コーヒーにしてはずいぶん水量が多いな・・・という印象です。
ふつーにセットして抽出。キレイなクレマが出ます。
そのままストレートで飲んでみると・・・
なんか、薄い。
やたら味が薄い!
香り自体は悪くないのですが、どうも自分には合わないようです(薄いコーヒーが好きな人もいて、好みだと思う)
幸いにして水量の調節が可能なので、推奨より少なくして飲むことにしました。
メモリ6だと200mlになります。これでもちょっと薄いかなって感じはしますが、これならいいかなって感じで飲めます。
ちなみに・・・
カプセル1個7.8gなんですよね。一般的なドリップコーヒー(個梱包のやつ)で1パック7gとか8gですが、抽出量120-160ml程度と書かれていることが多いです。
比べると粉が7.8g、抽出量230mlというのは明らかに粉の割合が少ない、水が多い割合なわけです。
このあたり、エスプレッソタイプとドリップタイプの違いなんでしょうかね。値段を他のカプセルと合わせるために無理に(やむなく)量を減らしたわけではないよね?
ネスレの申し開きを聞いてみたい・・・
カプセルの分解と残渣の活用
使用済みカプセルを開けてみると上から
蓋フィルム
透明フィルム(穴あき)
コーヒー粉
アルミフィルム(底)
という構造になっていました。コーヒー粉は透明フィルムでピッチリ抑えられていて、飛び散ったりしないようになっています。
透明フィルムには小さな穴が開いていて、上から湯を入れ圧をかけることで下に落ちていく仕組みのようです。
使い終わったカプセルを取り出して傾けると、蓋フィルムにあいている穴(一つ)から「透明な湯」があふれ出てきます。
つまり使い終わった後でも、中の透明フィルムは機能が生きていてコーヒー粉をしっかり封じ込めているのです。(豆に触れて茶色くなった湯が逆流してこない)
というわけで、それ自体はいいことなのですが、残念ながらカプセル内に残った粉や液体を活用する方法はなさそうです。
2回抽出すれば濃くなるか?
他のサイトを見ると2回抽出して2杯飲めるか?みたいなセコい話(とアフィリエイト広告)ばかり見かけるのですが、ここでは
「半量で2回に分けて抽出することで無駄なく飲めるか」
を試してみました。
単機能なので、2回に分けて抽出するというのはメモリ3での抽出を2回連続して繰り返すだけです。1回抽出済みなのでエラーになって2回目はできない、といったエラーはありません。
コレは個人の感想みたいになってしまうのですが、2回に分けて抽出しても濃さはあまり変わらなかったかなぁという印象です。緑茶とか、蒸らして出すタイプだとだいぶ変わりそうですが、エスプレッソだと原理的に違うのかも。
どういう人におすすめか
一杯82円という単価を考えるとちょっと割高感はありますが、セットして自動で入ってカプセルを捨てるだけというのは楽です。
オーソドックスなコーヒーになっていてクセもないので、ミルクを入れても砂糖を入れても、好きに飲めます。
自分はちょっと薄いなという印象を持ったので、次買うとしたら別なのを選んでみるでしょう。実際、エスプレッソが好みの人って、濃いぃほうが好きなんじゃないかと思うのですが、そうでもないのかな。