前回はキッチンのシャワー蛇口を交換した話で、よく考えたらわざわざ新しいの買わなくても、分解洗浄して再利用すればいいんじゃね? というところで終わりました。
分解が非常にムズカシイぞ・・・
すごくいいコト思いついたつもりで意気揚々と始めたのですが、このザマです。分解できません。取れるのはこのフタの部分だけだと思うんですけどね・・・
ねじ込みでもツメでもなく、プラスチックの溶接のようなかたちで接着されていて、これ、仮にうまく外れても再度取り付けて使うのは難しいんじゃね?という感じがしてきました。
とりあえず、どういう溶接形態になっているのかは確認したかったのでジョリジョリ削っていきました。プラの劣化か、元から弱い部品なのか、軽い力でこそげるだけでジョリジョリと削れていきます。
すると、、、
バキッ!!
途中でいきなり割れましたよ。アカン。アカンわこれ。接着剤で元に戻すこともできなくはないけど、また割れそうだし、やっぱり再利用はあきらめた方がよさそう。
内部がどうなっているのか、気になります。。。
いきなり再利用は無理ってことになってションボリな結果ですが、せっかくなので捨てる前に分解します。とりあえず上(水道の蛇口に近い方)から順番に見ていきます。
まず不繊布のようなフィルターがあります。ここには黒い粒がビッシリ。炭かなにかでしょうか。まさか黒カビじゃないよな・・・わかんないけど(嘘。本当は新品のを開腹して比較すればわかるけど、考えたくないのでやらない)
続いて放射状に穴の開いたプラスチックフィルター。やや黒っぽく汚れています。隙間なくピッタリとハマっていてうまく取れないので、端にドライバーを突っ込んでめくり取りました。
続いて出てきたのはゼオライト? んー、なんか複数のまったく違う色がついている石があるし、これはゼオライトではないのかも。もしかしたら今度新しくダイソーで買ったヤツとは違うのかもしれません。
(自分がよく使うのはセリアだったので、セリア製だったのかも?)
石たちの真ん中には四方に足の出た白いリングがありますが、これはなんだろう? 触ると、単にそこに置いてあるだけで、どこかに固定されているわけではありません。
石が一部に固まったりしないようにするバランサー的なやつかな?
その下はまた不繊布のフィルターで、その上に石が乗っている状態ですね。フィルターごと持ち上げて外します。
プラスチックフィルター。またドライバーでめくり取ります。
今度は炭ですかね。不繊布の上に乗っています。テカっているのはかなり水に濡れているからで、ゼリーのように柔らかいわけではありません。
例の足つき白リングがありますが、やっぱり固定はされていない。
炭を不繊布ごと取り外すと下にも炭があります。コレは元からそうだったのか、水流に押されて不繊布が折れ曲がって隙間から下側に落ちてしまったのかわかりません。
ただ、この炭が下に落ちると目詰まりしたり出てくる水に黒いのが混じったりするので、たぶん最初は不繊布の上にあったんじゃないかと思います。炭とはいえ、コップの中に黒いツブが出てきたらなんじゃこれ?と思いますわな。ここは下に落ちないような作りにしておく必要があると思います。
プラ部品の劣化もひどいが、本当にひどいのは・・・
こんな感じで分解したものの、最初に書いたとおり上蓋は溶接みたいな感じになっており、取り外し、取り付けが困難だったため再利用は不可としました。
とはいうものの、実はフタだけじゃなくて、内部のプラスチックもこの写真の通り結構なひび割れが見られ、仮に蓋がokでも再利用はムズカシイ状態かなって気がします。
うーん、石や炭だけじゃなくて、プラスチックも短期間で劣化して壊れるように(定期的に交換しなければならないように)仕込まれているのだとすると・・・やりますな。
ちょっとごまかしていました
上で短期間で劣化・・・と、ぼやかした言い方をしていますが、これには理由があってですね、懺悔が必要のようです。
というのも、前回の記事で有効期間2ヶ月ってなんやねん?みたいないちゃもんをつけていましたが、正直に白状しますと、この状態になるまでたぶんその3倍の6ヶ月くらいは使っています。
どこが?と書いていない以上は、100均だしプラ部品を含めて2ヶ月で壊れますよ、ということなのかもしれません。3倍使った自分が悪いのかもしれません(ちょっと弱気)
中を見て評価を改める、これはいいものだ!
それにしても、思ったよりも階層が多くて、複雑なつくりになっていました。正直、これが末端価格100円とは恐れ入ります・・・
いろいろ文句をつけるような感じになってしまいましたが、純粋にモノとしては100円以上の価値はあるのではないかと思います。
今後も定期的に交換していきたいと思いました。