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電気代節約! 17年ぶりの冷蔵庫買い換え 14 設置後約1年の雑感


2024年初めに、タイトルの通り17年ぶりの冷蔵庫買い換えを決行しました。

三菱のMR-WZ61Jという2023年モデル末期で型落ちになる前後、いわゆる在庫処分の底値になっているであろう3月頃に購入です。(実際はその後もポツポツと流通在庫が出てきて安値で販売されていたようですが・・・)

 

 

買い換え検討から・・・

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延長保証の検討やら・・・

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実際の購入録、設置録やら電気代比較まで色々書いてきました。

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(中略)で13回目まで。

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購入したのは特に奇抜な機能のある機種ではなく、スタンダードなモデルですが、さすがに前の機種から17年も経過していると様々な新機能が追加されていることがわかり、1年使ったのでそこらの機能について補足しておこうというのが今回の話。

(まぁ三菱の冷蔵庫ってスタンダードとかの話ではなくて全般的に地味で、派手な機能はついていない気がする・・・)

 

イイところから順番に書いていきます。



1.氷点下冷蔵(ストッカー)がソロ生活に役に立つ

冷蔵室の最下段にある、ちょっと特殊な機能のありそうな茶色のストッカーが低温冷蔵するそうです。

氷点下冷蔵というのは「通常の冷蔵よりも低い温度で保冷する」というもので、どういう効果があるかというと、単純に素材が長持ちします。

具体的には、通常1~2日が消費期限の肉や生魚が3-4日くらい持つようになりました。

※メーカーは「刺身が1週間持つ」みたいなことを喧伝しているようですが自分はそこまでは信用してないので・・・

たった1,2日の違いじゃないか、という感じですが、これはかなり助かります。

なぜなら食の細いソロもんにとっては2日で食べきるのはシンドく、4日なら余裕を持って食材コントロールができる、ということは非常に多いからです。

 

使い始める前はまったく理解してなかったし実はあまり興味がなかったのですが、これは自炊派にとっては大いにチカラになり、活用できる機能です。

 

※そういえば、実際にやってない人は誤解、誤認していることが極めて多いのですが、自炊スキルというのはその大半が食材のコントロール、在庫管理の能力です(いわゆる「無駄にせず回して(使って)いく」的な能力)。決して調理技能、クッキングの能力のことではないです。「自炊できるけど一人暮らしだと食材が無駄になるのでやらない」などという主張を見かけますが、かなり意味不明・・・(それ、自炊できてないじゃん?という意味)

 

2.瞬冷凍が冷凍品生活に役立つ

なんかメーカーの説明がややこしくてわかりづらいのですが

「低温で急速冷凍することで、固くならずに凍る」

という機能らしいです。

上の氷点下冷蔵と違うのは、こちらは「冷凍」だということ。

 

「素材に含まれている水分が氷にならず、水のまま」なので

・水分を溶かす「解凍」のプロセスが不要(いわゆる「ドリップ」が出ない)

・固くなってないので、そのまま包丁が通る(加工調理ができる)

というメリットがあります(と理解しました)。

一方、水分が凍っていないため

・通常の冷凍のような数ヶ月単位の保管はできない(長くて3週間程度)

・アイスのように水分凍結で固形状態を維持するようなものはNG(溶ける)

という注意点があります。

 

以上の2つを並べて見ると、もはや冷凍と冷蔵の違いって何?って話になってくるのですが・・・

 

うちの旧冷蔵庫はこうした冷凍活用機能が流行り出す少し前のモデルで、ほとんどそういう機能はついていませんでした。(透明な氷を作る、程度はあった)

 

3.野菜室の野菜が長持ちする

こんなの野菜の状態にもよるし、比較するのは難しいのだから言ったもん勝ちじゃないの? という感じであまり期待してなかったのですが、、、野菜、長持ちするのを実感できました。

いやー、まさかLED照射?なんてわけのわからないもので野菜が長持ちするとは・・・

 

たとえば小松菜を10日ほど放置してしまったことがあるのですが、LED照射のおかげでこのとおり。

元気はないけど退色もない

葉っぱは多少しなびた感じはしていますが、色合いは緑のままだし、茎の部分はハリもあって全然普通に食べられました。

 

4.クローザーはあまり役立たない

ドアを閉めるときに半ドアを防いでくれるという機能。

あるんだが・・・

20度ってかなり狭い角度なんですよね。おまけに勢いがまったく付いていないときはなんだか機能してくれないようで、ゆーっくり閉めると、まったく反応してくれません。

ウリにする割にはまったく役立たない機能だなという感じです。

 

5.3段冷凍の3段目がカチャカチャとすぐズレてモノが落ちる

まったく事前に意識してなくて、買ってからはじめて「こんなんついてるんだ・・・」と思ったヤツですが、冷凍庫に3段目の小さな棚があります。

コレ。

この小さいヤツがすぐズレる

この3段目の小さなトレー、2段目のトレーの上にちょこんと乗ってるだけなので動きは悪いし、そもそも小さくてあまりモノが乗りません。

さらに、庫内のモノにぶつかって、この小さなトレーだけが奥に落ちてしまうことがすでに数回発生しています。(奥のほうなので、落ちてしまうと取り出すのが結構大変)

なんかもう少し、奥に落ちないようにロックする機構とか、モノが落ちないように背面側に高い壁をつくるとか、工夫があってもよかったのでは?という感じです。

 

6.ドアの閉め忘れセンサーが役に立たない

コレは上のクローザーとも関連してくるのですが、、、ドアがきちんとしまってないときにピーピーとお知らせしてくれる閉め忘れセンサーの精度が低く、隙間があいている状態でも、それが少しだと反応しません。

真夏の時期に1回これをやられて、冷凍庫の中身がだいぶ溶けてしまったことがありました。(閉めたつもりが僅かに隙間が空いていて、警告音が鳴らなかった)

それ以降、気をつけてきちんとドアを閉めたか確認する習慣がついてしまいました。しかし、地味だけどそれって結構ストレスなんですよね・・・

どこにセンサーがついているのかまでは確認してませんが、少しでも隙間があったら警告するような仕組みになるといいのになぁと思いました。

 

7.多少の不満はあれど、壊れないで何事もなく動いているのでヨシ!

更新から1年近くたったわけですが、消費電力も減り、とりあえず問題なく動いているので満足しています。(以前書いたあと、消費電力の実測はしてないけど毎月の電気代が下がっている感覚はあるので目的は達せたかな・・・と)

細かな不満は上に挙げたいくつかくらいで、順当な進化なのかなという感じがしています。

逆にいうと

・画期的な進化はなかった

のだけど、それを求めるなら

・冷蔵庫選びの段階で目的を明確に絞って、それに見合った機能を備えた機種を選んでいく

必要があると思います。

 

というわけで、どこの冷蔵庫でも得手不得手、機能の強弱はあると思うので好きなのを買えばいいとは思うのですが、一つ言えるのは冬期の冷蔵庫購入は

・モデルチェンジのタイミングで安く買えそうだ

ということと、

・中身の移し替え作業が楽だ

という点でオススメできます。