ふれふり!

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引ソロ家探し(その97 HC日記 24時間換気装置のカビ退治1 ざっくり編)

国土交通省サイトより

家探しの話の続き。

 

今回は入居直後くらいにやった24時間換気装置のカビ取りの話です。

 

24時間換気の必要性と仕組み

RCのマンションは気密性が高いため、強制的に酸素を取り入れ二酸化炭素を排出する目的で24時間換気装置が導入されています。

 

なんかスゴそうな名前ですが、要は

・家中まるごとカバーする、ちょっと規模の大きい換気扇

です。

 

具体的には、

・トイレから臭気を伴う空気を吸い上げる(トイレには廊下から新しい空気が入る)

・風呂場と洗面所から湿気を伴う空気を吸い上げる(廊下から新しい空気が入る)

・吸い上げた空気を一カ所(だいたい玄関の上とか)から屋外に排気する

という流れになっていて、これを強制的に実行するための装置(機械)が取り付けられているというわけです。

こうやって吸い上げることで

・リビングなど各居室の吸気口(といっても、ただの穴)から外界の新鮮な空気を取り込む

・取り込んだ空気は廊下を経由して他の部屋(トイレ等の吸気口のない部屋)に送られる

ということが自動的に行われます。

 

これで気密性が高くても二酸化炭素中毒になりませんよ、という話です。

 

目に見えるところだと、キッチンコンロの上にある換気扇が近くて、あれの家全体バージョンです。

 

実際、キッチンの換気扇で24時間換気を代替する製品もあります

 

※ただ、以前システムキッチンのショールームで聞いたところでは、24時間換気機能がついている換気扇は上位グレードの製品だけらしいです。また、風呂場やトイレなどに空気の出入り口がない場合、キッチンで24時間換気をしてもトイレ等の換気までできているのかは疑問があり、完全な代替ができるわけではなさそうです・・・(最初、キッチンの換気扇を24時間換気付きに変えれば、既存の換気システムを撤去できるのでは?と考えていた)

 

24時間換気装置はユニットバスの天井に取り付けられている

さて、この換気装置ですが、本体はどこにあるかというと・・・旧居では風呂場の上、天井の中に単機能の24時間換気装置があって、そいつがブーンと唸りながら換気をしていました。

 

で、新居ではどうかというと・・・同じでした。

 

どうやらそういうものらしいです。(うちの戸建の実家にはこういうのはついてなかったので・・・)

 

名目としては「お風呂場の浴室乾燥機」というシステムの中にこの機能が取り込まれています。(換気扇のグレードアップ版的な位置づけで、乾燥機が付いていると称しているけど、実利があるかは別・・・)

 

こんなやつです。

お風呂場の天井にこれが埋め込まれている(風呂場から見えるのは下側の白いカバーだけ)

 

乾燥機能のないやつとか、暖房機能のあるやつとか、色々グレードや種類はあるようです。

 

 

うちの24時間換気システムの状態

ウチの現物はこんなんでした。

 

フィルターカバーを外したところ

 

が、これ、さすがに20年モノだけあって、カビがヒドい・・・

目に見えるところだけでも結構な黒カビらしきものが散乱していて、少し触るとボロボロ落ちます。

こちらの角度のほうがよく見えるかな?

風呂場だからしょうがないとはいえ、ある程度の掃除などメンテナンスをしておいてもらいたかったものです。

 

もっとも、前の居住者も直近までこの状態で使っていたわけで、この程度ではただちに人体に甚大な影響が出るということはないのかな・・・

 

でも。

自分はカビって好きじゃないんですよね。というかかなり苦手です。

 

というわけで、掃除しましょう。

 

先に風呂のカビ退治をしておく

入居時点ではそもそも風呂場そのものの天井や壁にもカビがみられたので、とりあえずカビハイター、カビキラーの類いで、ごくフツーのカビ退治をしました。

これらの溶剤、パッケージには「垂れない」みたいなことが書かれていますが、まったくもって全然ダメでして、見事に垂れてきます。

そのため、ちゃんと浸け置き状態になるようにビニールでパックします。(高いところをやるときは、自分の身体はゴーグルなどでちゃんと保護したほうがいいです)

天井は溶剤をまいてもボタボタ落ちてくるのでラップカバーが必須

こういうときによく「ラップをする」などと書かれていますが、もったいないので壁紙の糊をカバーしていたビニールや、スーパーで惣菜などを梱包してあった透明なビニル袋を切り開いて使用するなどして再利用に努めます。(家を買っても貧乏性はなおらない・・・)

 

換気装置そのもののカビ退治はどうすればいいのか?

で、24時間換気装置ですが、、、説明書によれば、フィルターは掃除しろとありますが、本体をどうしろというのは記載がないんですよね。

どうやら

・フィルター部分以外については取り外せるパーツはなく、本体を掃除、メンテナンスすることは想定されていない

ようです。

ただ、現物は上の写真の通りカビが結構酷い状態で、メーカーとしてはこうなることはわかっているだろうに、、、(怒)、、、という感じです。

 

とはいえ今は目の前にある現実をどうにかしなくてはなりません。

 

幸い、取り付けかた(のイラスト)がちゃんとマニュアルに記載されているので、そのとおりにやれば取り外しもできそう。

さっそく掃除ができるレベルまで(=途中まで)外してみることにしました。

 

四隅にプラスチックのカバーがあるので、それをマイナスドライバーなどで取り外します。

このネジを保護する小さなカバーもすでに黒カビだらけです。

カバーの裏はこのとおりカビで真っ黒

次にドライバーで4カ所のネジを取り外します。(風呂場の入り口から見て)手前のネジ2本が長いもので、奥のネジは短いものでした。

この白いカバーはどういうわけかツメも何もなく、ただかぶせてあるだけの部品なので、ネジを取り外した段階で落ちてきてしまいます。

なので、4本目のネジを外す際には片手でカバーを支えておく必要があります(そうしないとカバーが落ちて、付着していたカビが落下時の振動でまき散らされるという悲惨な状態になる)

 

ですよねー、という感じのカビリティ

はい、ツメがないことを知らずにネジを外してしまい、見事落ちてきたカバーの裏側がこちらです。

ネジのカバーほどビッチリではないけど、全体的にカビがひどい

あらまぁ・・・

 

こんなもんですかね。真っ黒になってないだけまだマシな方かもしれません。

 

とりあえずシャワーで流して、次にウエスで拭いて、凹みなどは綿棒を使ってかき出す感じにして、最後にカビハイター的なもので浸け置きをします。

 

なお、綿棒は当然ですが耳かきなどをして使い終わったものを再利用します。

 

まぁ、まぁね。

わかってはいましたが、カビがヒドい。見ているだけでウンザリしてきて風呂に入るのがツラくなる(そこまで?)。

本体側はさほどカビてないように見える

カバーはなかなかヒドかったですが、さて一方で本体側はどうかというと、こんな感じ。

本体側はそうでもない

「天井に、下を向いて設置されている」から直接水がかかったりしないし、カビの類いが付きにくいのかもしれないです。

 

ただ、カビと同じ黒色だから目立たないだけ、なのかもしれない・・・

 

というわけで一応カビハイター的なもので、下からできる範囲で洗っておきます。

同じくラッピング

 

この装置の機能としては、吸い取った浴室内の空気を外に出すという一方向の流れなので、理屈のうえでは

・この装置がカビまみれであっても、装置->浴室内という方向でカビがまき散らされるというような悪影響ないはず

ですが、さすがにこれだけ多くカビが固まっていると振動などで粉が下に落ちてこないとも限りません。(振動がなかったとしても,湿気が水滴になり、それと一体化して下に落ちてくる可能性もある)

 

ま、とりあえず今回は表面のカビ取りだけで終わりにするということで、これで良しとしましょう。