
以前、キッチンスケールの修理をした話を書きました。
いつだったか・・・と思って確認したら4年くらい前。
その後、快調に活用していたのですが、少し前からボタンの反応が悪くなってきました。
まったく電源が入らないとかではなく、電源ONの反応が悪いのと、ONにさえなればTAREはそれなりに反応する、という実にビミョーな症状。
トースターの時と同様にしばらくそのまま使っていたのですが、、、これ、キッチンで非常に使用頻度が高く(トースターとは比較にならない)、あれこれ慌ただしく作業をしているときに使うことも多いので、反応が悪いというのは非常にツラい。
なので今回、電池のLo表示が出るようになったタイミングで、再び分解修理をすることにしました。
(といっても、今回やったのは修理というより分解清掃だけです。前回とシリーズ的にするためタイトルは修理のまま残しました)
故障状況の詳細
今回のボタン不具合、具体的には
「使えるけど、ボタン押しても反応しないときがある」
→「ボタンの押す位置によって反応したりしなかったり」
→「徐々に反応しない場所が増えてきた」
という感じ。
「電圧が不足気味+接点が減ってきた」の微妙なコンボで反応しなくなっているのかなと推測。

電池の接点不良を疑うも・・・無罪!
電池のLo表示もあったので、まずは接点をメンテしました。

キッチン用品にありがちな、湿気や汚れによるサビカビの類いはみられず、目視した限りでは接点はキレイです。
一応、めん棒とアルコールで汚れを取り、接点復活剤でメンテ。うっすらと汚れはあったのかも?という感じでしたが、明確に接点不良になるようなレベルでもないような・・・
一方、取り外した電池を調べてみると・・・

3Vありません。こりゃアカンですね。Lo表示もやむなしです。(実は交換してからそんなに日数がたっていなかったので、大丈夫だろうと思っていた)
本体側の接点に罪はなかったようです。
なお、未使用の新品電池だとこんな感じ。

というわけで、電池交換してボタンを押してみましたが、症状は変わらず。
電圧低下でボタンの反応が悪くなっていただけ、ってわけではなさそうです。
しょうがないので本体側を見てみます。
液晶部の分解だけ
取り外し作業は前回記事同様なので省略。今回は台座の部分はやらず、液晶部だけなので非常に楽でした。
一点、前回書き忘れていたのがこちらのヒンジ部。

現物を見れば分かるのですがこのヒンジの部分、内側に向けて凸部があってスッと抜けるようにはなっていません。
なので、一瞬外側に広げるようにしてからズラしてやって取り外します。(マイナスドライバーでテコの原理的な対応)
前回の台座部と違ってまとめて一気にやる必要はなく、左右順番に広げて外す、をやれば取り外せました。
基板はキレイで異常なし
前回の開腹のせいで外皮(プラスチック)に隙間ができて、ゴミなどが入ってカビやサビが出てしまったのでは・・・?という疑念もあったのですが、中はキレイなままでした。


今回問題になったのは右側のタクトスイッチの反応ですが・・・

見た感じ特に問題なさそうなんですよね。
赤黒の配線がボタン中央に乗っているのが気になりますが、これ開腹作業で余裕ができてこの位置に来てしまっただけっぽい(念のため、あとでテープでプラ外皮に固定する)。
よくあるのがハンダの周辺にカビっぽいモノが繁茂しているパターン(そのカビが内部に入り込んで,接点を侵食している?)ですが、、、スイッチを見るにまったくキレイなままです。

となると、純粋に内部接点の金属的な摩耗ですかね。そんなに何万回も押したつもりはないのですが・・・(数千回は押しているものの、一般的にタクトスイッチの寿命は数十万回のハズ・・・)
一応めん棒でスイッチをまるっと拭くとゴミがついてきましたが、ねっちょりしたものではなく固形の何かで、接点の動きを阻害するような場所にあったわけでもなく、スイッチ周囲全体がヒドい状態にあるわけではなさそうです。


修理というレベルでもないけど、効果絶大な接点復活剤の塗布
というわけで、今回は接点復活剤を外から塗布してお茶を濁すことにしました。

以前、バルミューダトースターの接点復活にやむなく556を使ってましたが、あのあと今後のことも考え、専用の(プラゴムOKな)接点復活剤を買っておいたのでした。
そのときの経験で得られた知見(?)は、
・接点復活剤は部品の外から塗布しても、内部に浸透するので効果はある
というものです。
なので今回も同様にやってみます。
塗布作業は簡単で
・外からスイッチ上面にスプレーする
・赤いボタンの外周部から気泡が出てくる(内部に復活剤が浸透している)のを確認
・数回~数十回ボタンを押す、ぐりぐり押し回すなどして泡を出す
・泡が出てこなくなったら少し置いてから拭き取る
という感じです。
こんな感じでちょいちょい泡が出てきます。

分解ついでなので、不良の出ていない左のOFFボタンも同様のメンテをしておきました。
ちなみに仮にカビサビであれば接点復活剤ではどうにもならず、削って除去しなければならないので、上の銀色の板を外して作業する必要があります。
もっとも、がんばって除去するにしても隙間に残ったカビがまた繁茂する可能性はあるし、タクトスイッチ自体が安いのでまるごと交換したほうがよさそうです・・・。
これで作業は終了で、あとは組み立てて普段どおり動くかどうかですが・・・

問題なさそうです。
具体的には
・作業前は「ボタン中央部をそっと押さないと反応しない」という状態だったのが、「端を軽く押しても反応する」という状態まで改善
しました。
これでかなりストレスが減りました。またしばらく快適に活用できそうです。
よかったよかった。
以下余談。
タクトスイッチ、ボタンが沈み込んでいる???
作業していて思ったのが、タクトスイッチのボタン部分、押しすぎで凹んでるのでは?ということなのですが・・・

なんかこう、目視だと微妙に右のボタンが沈んでいるように見えたのですが、写真撮るとそうでもないですね。
しばらく使ってみて反応がおかしければまた対策を考えますが、今のところ問題ないし放置かな・・・。
古いキッチンスケールでベストセラー?だけど精度は???
自分のどうでもいい性癖なのですが、こういう家電製品の箱を取っておくタイプでして、、、ほとんど全部保管しています。
ただ最近、管理の時間やスペースの都合もあって廃棄することを真剣に考え始めました。(転居の際に元の箱に収納して安全に運搬できる、というメリットも想定していたけど、次の転居はなさそうなので・・・)
それで、開梱していたら出てきたのがこちら・・・

19年近く前のスケールとは・・・
自分の物持ちの良さもあるのですが、それよりもすごいなと思うのはTANITAで、まだ現役バリバリで販売してる製品なんですよね。
しかも、当時とほとんど変わらない値段です。
これを完成度が高いとみるか、旧態依然として進歩してないとみるか・・・
この製品、折り曲げて立てて収納できるというメリットもある一方で、それゆえに前回出たようなヒンジ部の断線みたいな問題も生じやすく、一概にはオススメできないのですが、これだけ長期間にわたって継続販売できている以上、それなりに売れているのも事実なんだろうと思います。
そういや、前回この製品について0.1g単位で計測できるとか書いてしまったけど、1g単位が正しいです。なので、今どきのより高性能な0.1g単位で計測できるもののほうがいいかもしれない・・・。
ただ、実際レシピ本などで0.1g単位で指定されることもあるけど、実際にそのとおり計測しても作業をする際に飛散したり容器に付着したりする分があって実際はあまり意味はないような気もして、それを理由に買い換えたいとは思わないんですよね・・・(貧乏性なのもあるが)
まぁレシピで3gとあったときに、実測表示が3gだったとしても実際は2.5gなのか3.4gなのか?みたいな差があると問題なこともあるのかな・・・
