ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

引ソロ家探し(その114 DIY日記 ユニットバスの天井裏側で気になったこと)

 

少し前に、ユニットバスの天井裏を観察した話を書きました。

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今回は実際に見て自分が気になった点をいくつか。

 

毎度のコトながら施工に適当感がある

建設現場ではよくあるらしいですが、工事の忘れ物というか放置された小物が落ちていることがあり、今回はアルミテープとラッピングタイが見つかりました。(ほかにも石膏ボードの破片やゴミは多数あり)

テープ放置かー(針金は今回自分で持ち込んだもの)

いや、よくあることなので仕方ないんですけどね・・・

このアルミテープ放置は「次の工事の人、使ってイイよ」ってメッセージなんですかね・・・

 

換気ダクトは結構しっかりしてゴツいものだった

換気用のダクトですが、そこらのホームセンターで売られているような蛇腹のフレキシブルダクトかと思っていたのですが、思ったよりゴツい、ストレートな厚みのあるダクトが使われていました。

これは亜鉛のスパイラルダクトというシロモノらしいです。(亜鉛は腐蝕や錆びに強い)

しっかりしたものが使われていることはいいことなのですが、メンテをどうするか難しくなりました。

というのも、25年近くの汚れがたい積しているわけで、中が見えない以上はダクトを全経路まるごと交換してしまったほうがいいかな? などとイメージしていたのです。

が、次の配管経路の問題とあいまって、これでは自力での交換は無理そうです。

ところどころ金具でコンクリ壁に固定されている

 

イマイチ良くわからないダクトの配管経路

ユニットバス天井からコンクリートのクタイまでの間には高さ50cmくらいの結構な隙間があり、ダクトはそこを最短経路で通せばいいのではないかと思うのですが、実際にはコンクリに丸穴をあけて通していました。

「コンクリートに丸穴」というのはよく見掛けるやつで「この穴がない場所には配管を通せないので、、、」みたいな話をリフォームの記事では見た記憶があるのですが、こんなに天井裏がスカスカだと別にコンクリ穴の位置とか関係ないんじゃね? そのへんのあいてる空間通せばいいんじゃね? と思ってしまいます。

これが見えないところ(まったく別の部屋とか)から出ているのならわかるんですけどね・・・見えています。

どうしても丸穴を通さなければならない理由があるんだろうか・・・吊り下げ(補強)の代替的な感じ?

このダクト、赤矢印のように一度コンクリ内に入ってから、見えるところでまた出ている

ちなみにこのダクトはトイレの天井につながっています。つまり天井裏それ自体がトイレとお風呂場はつながっていることになります。

 

換気ダクトのテープの巻きが適当なのでチェックしてみた

そのダクトもよく見ていくと、換気漏れ防止のアルミテープの巻きがかなり適当です。

 

とりあえず点検口の間近にあった接続部のテープを取り外してみたところ・・・

テープを外すと接続部が見えてきたが・・・

うーん、粘着物の跡が飛び飛びなので、かなり雑に、隙間だらけで巻かれていたことがわかります。

また、長さ的にも3重巻きにはほど遠く、ほぼ1重巻きといっていいレベル。

 

もっとも、そもそものダクト接続が「ネジ留め」と「隙間埋めのクッション材みたいな黒いゴム」のおかげでピッチリ接続されているみたいで、外周のアルミテープは気休めか、接続部の汚れ防止程度の意味合いなのかもしれません。

 

一応、このダクトに接続する部分(24時間換気システム)の施工マニュアルでは「たすき掛けくらいはしようよ」ってなってるんですけどね。(これは充填剤みたいなのを使ってないからかもしれない)

24時間換気システムの施工説明書より

 

ダクトの空気漏れを確認しておく

ダクトのテープ巻きがあまりに適当に見えたので、ちょっと不安になって隙間があいてないかを確認しました。

といっても簡易的な方法で、

・蚊取り線香の煙をダクトの連結部に近づけて、テープ巻きの隙間あたりで煙が揺らいだりしてないかを目視する

という方法。(舞台演出用のスモークのようなものを買おうかと思ったけど、コストも含めて扱いが大変そうだったので諦めた・・・)

巻きはかなり適当に見えるが、周囲の空気を吸ってはいないようだ

結果としては、手の届く範囲の連結部はどれも煙を吸い込むこともなければ揺らす(ダクト内の空気が外に漏れている)こともなく、ダクト同士は隙間なく固定されているようです。

テープ巻きは一見適当に見えるモノの(一見というか、実際かなり適当だが)実害はなさそうだということで安心しました。

 

24時間換気システムの交換を本格的に考える

換気システムのカビが酷かった話は以前書いたとおりなのですが・・・

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イマイチ不完全燃焼のまま終わった感があったんですよね。まぁカビ掃除なんてキリがないので、どっかで割り切らないとならないんですが・・・

 

そんな換気システム君ですが、こうしてあらためて目の前で見ていると、やっぱり取り外してしっかり掃除するかなぁ、、、って気になってきます。

ユニットバスの天井裏で24時間換気システムを眺めていると・・・

というのも、その後も見ていると換気システムからカビや汚れの落下が見られるのです。

 

 

風呂フタの上に黒い粉のようなものが落ちていることが度々

 

メンテ用のフィルターを開いてみるとこのように、、、

アブラか何かわからないけど汚れが見られる

 

気になったのでカバーを取り外して見たところ、、、

何やら右上にドロッとした汚れが・・・

こういう感じで、一度取り外して完全に丸洗いしたはずのカバーにすらこのように新しい汚れがベットリと付着している有り様。

汚れるのはしかたないにしても、なんだか、ただ汚れただけというよりは、長年の堆積汚れが徐々に溶け出てきている・・・みたいな感じ。

 

というわけで、もう一度外して丸洗いする予定だったのですが・・・

実際に、その後の作業として本体メカ部分の清掃以外にプラ部品の黄変白色化(レトロブライト)、脱衣所に設置されているリモコンやトイレにもある副吸気口の処理、といったことまで考えていくと、もう換気システムそのものを新しいものに交換した方がよいのでは?って気になってきました。

 

壁紙を貼り替えたときのことも頭をよぎります。

 

なにしろ、換気口のプラスチック部品や換気システムのリモコンは経年劣化でかなり黄変している、という状態なので、

・これらを替えずに壁紙だけ交換するとかなり違和感が生じるだろう

と言うことです。

 

たとえばこんな感じです。

洗面所(脱衣所)にある換気システムのリモコンはプラ部の黄変が激しい

換気システムの呼気口も真っ黄色

見た目の問題なので、気にしなければそれでいいし「そこで、レトロブライトですよ!」みたいな話もあるわけですが・・・

 

うーん。

 

また同じような掃除を繰り返すのか、まるっと交換してしまうのか。

 

この際交換してしまったほうがいいような気がしてきました。

 

なにしろ換気システム自体がもう25年になるわけで、電器製品なので機械的な寿命も近づいているハズ。中途ハンパに手をかけるなら一新した方が合理的に思えます。

 

掃除に手を掛けるまではいいとして、仮にその後突然壊れて、余裕がない中で交換機種を選定して・・・と考えると、それがいい未来とは思えないんですよね。

(シンプルな構造なのでそんなに壊れるものではないとは思うけど、一応メーカー基準では寿命?は10年らしく、もう遙かに超えている・・・。また、明確な故障には至らなくても、モーターものなので軸の劣化などで徐々に騒音が大きくなってきている、ということが理屈上ありうる)

 

続く。