ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

引ソロ家探し(その113 HC日記 低圧洗浄機を利用した際の汚れの落ち具合)

半年経過したけど今のところまだ壊れていない低圧洗浄機

季節の変わり目、、、というわけで衣替えとかレザーの手入れとか色々やることが多いです。今回は久しぶりにベランダ掃除をしたので、以前書いた話の補足的な内容を。

 

その以前書いた話というのは、低圧洗浄機を購入して掃除をしたよって内容です。

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このときの結論としては

・使い勝手や汚れ落ちなどに多少課題もあるけど、コスパは良いし役に立つので一家に一台あってヨシ

みたいな感じでした(そこまでポジティブには書いてない?)

 

しかし今読むと、このときの内容って、商品選定やバッテリーの取付など洗浄機そのものの話が中心になってしまってますね。

つまり、実際にこの低圧洗浄機でどれくらい汚れが落ちるのかという点は、文字では書いたものの写真がなかったようです(たぶん、当時は汚れ落としに必死で写真は撮ってなかった)

 

なので、今回はその記録です。

 

パワー不足で汚れ落ちが弱い点

前回書いた内容は

汚れ落としに関する当時の感想

というものでした。

(弱いといってもこびり付いたものが落ちづらい、というだけの話で凸部や表面に載っただけの薄い汚れは落ちました。)

 

対策はないのか・・・?という話ですが、パワーが足りないのはモーターの問題なので、根本的にどうにもならないです。

だけど、気持ち程度であれば改善可能。

 

圧を高めるため、標準添付ではなくmakitaバッテリーを使う

この低圧洗浄機、見た目もアレなら中身も値段なりのようで、余計な(安定させる)回路が入っていないのか、バッテリーの微妙な電圧差がモーターの稼働に直結します。

つまり、高電圧のバッテリーに交換するだけでパワーアップします。(ヒドい・・・というか、安全性を排除した結果利便性が高まったというアレなパターン・・・)

 

といっても、マキタの一つ上のグレードは24Vや28Vなど刻んだものがなく、いきなり倍電圧の40Vになります。

さすがにそこまでの高圧バッテリーはヤバそうです。(もちろんそのまま挿入できるようにはなってないと思うが・・・)

 

というわけで、家にあったwaitleyのマキタ18V互換バッテリーをそのまま使います。

 

以前ダイソンのバッテリーにmakita互換アダプタを取り付けたときに計測した結果が20v強で、前回、洗浄機添付の重量半分バッテリーが18vチョイでした(それぞれ満充電時のテスター電圧)

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21Vとは電圧のことではなく製品の型番である・・・のか?

つまり、waitleyの互換バッテリーを使うだけで、1割程度のパワーアップがはかれるということになります。(1割っていうと気持ち程度だけど、実際に手に持って放水すると違いを実感できるレベル。なので、もしかすると実際に電流を流したときの電圧はもっと差があるのかもしれない・・・)

 

waitley互換バッテリーの問題点は

・物理的にロックがかからないので、ときどきバッテリーが抜けてしまう

ってことくらいでしょうか。

コレばかりは気をつけるしかありませんが、作業をしていると常にバッテリの固定に気を遣っているわけにもいかず、、、今回も何度かバッテリーが抜けて(ユルんで)放水が止まることがありました。

 

前回の写真を再掲します。

互換風の本体に互換品のバッテリーをつけたら・・・

バッテリそのものは流用できるのですが、細部の造りが違っていてロックがかからないので、掃除をしているうちにバッテリが緩んで、最後には抜けるってことです。

(気になる人はロックタイで縛るとか、何かしら対策をしたほうがいいかもしれない)

 

水アカっぽい汚れがどれくらい落ちるかの実例

さて、前置きが長くなってしまったのですが、実際に汚れを落とします。

 

今回はベランダのペンキ塗装された壁(桟の部分)を例にします。

(実際はほかにも床とか天井とか、あちこちの掃除をして時間にしてほぼ半日、バケツ30杯分くらいの水を費やしました。)

 

凸凹部や、表面のクラック(小さいヒビ割れ)に黒い汚れがたまっています。

落としきれなかった汚れ

こういうのは洗っても洗っても、またしばらくすると付着してしまうので気にしてもしょーがないのですが、キレイにしておきたいという気力があるうちは定期的に汚れ落としをしていきたいなと。

ただここ、かなり濃く残っているので、おそらく以前掃除したときに見逃してしまった(あるいは気力が尽きて諦めた)部分かと思います。

 

で、今回使ったのは2番目に高圧な15度モード。それをかなり壁に近づけて放水します。

先端を回転させることで圧を変更できる(幅広で弱いシャワーみたいなモードもある)

ノズル先の設定水圧もありますが、どっちかというと

・対象物との距離を調節することによって、実質的な水圧の高低をコントロールする

という感じです。

(ノズルの長さはソコソコあるにしても相応の水ハネがあるので、カッパ+長靴での作業です)

 

上の写真では

・壁にかなり近い位置までノズル先端をもってくることで、圧を高めて放水する

という感じの使い方になっています。

 

結果、こんな感じになりました。

中央部、だいぶ黒い汚れが落ちている

凸凹の凹部分に黒いものが溜まって、シワシワした感じの汚れエリアができあがっていたわけですが、それがほぼなくなりました。(下の方に細かいツブツブ状の汚れは残っている)

 

1枚にして比べるとこんな感じですね。

適当ですが、並べての比較(左:掃除前 右:掃除後)

ピカピカとはいえないまでも、汚れの落ちはハッキリと確認できると思います。

(粒状の細かい汚れは、たとえば下から斜め上に向かって凸凹の角度に応じて放水するなどの工夫をすれば落とせる。そこまでやらなかったのは、前述の「また汚れるし・・・」という諦観によるもの)

 

本当の高圧洗浄機との使い分け

そういえば、バッテリー式の低圧洗浄機ではなくAC電源を使った高圧洗浄機を買って外構を中心に掃除をした、という話も書きました。

今回、汚れ落ちの実例を載せましたが、これはあくまで「20年以上にわたる蓄積汚れを本物の高圧洗浄機でだいたい落とし終わっている」という前提です。

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今回みたいに

・「局所的な汚れを落とす」「水圧を利用して全体的に軽く掃除する」といった使い方ならバッテリー式でも全然いい

と思いますが、中古住宅購入時とか、手入れのされていなかった建物のハウスクリーニング的な用途(全体の汚れをガッツリ落としたい)では、AC電源+水道直結タイプじゃないとかなりシンドいと思います。

 

上の写真の汚れが落ちたのも、ノズルをかなり汚れの近くまで寄せられたおかげであって、例えば高所などの距離がある部分の類似汚れは(おそらく)水圧が足りなくて、どうがんばっても落ちないと思います。

AC駆動タイプであれば(性能にもよりますが)そういった部分もかなりの水圧で汚れを落とすことができるんですよね。

 

というわけで、大は小を兼ねるではないですが、水圧ばかりはどうにもならないので、大きな倉庫や蔵があって保管スペースに困らないのならAC駆動タイプが良いかなと思います。

一方で収納時の物理的スペースや給水ホースの長さなどを考慮するとバッテリー駆動タイプが有利です。

 

こっちだけあれば万事OK!とならないのがなかなか・・・