2025年の春頃、マイナンバーカード(有効期間10年)の発行多数の時期から5年が経過し、ICチップに内蔵された公的個人認証(有効期間5年)の更新が必要になる人が多数発生した、というニュースがありました。
公的個人認証の更新で市役所が3時間待ちの大混雑、出張所ならスイスイ
ご多分に漏れず自分も更新時期にあたっていて、市役所に行ったのですが・・・平日にも関わらず70人待ちという有り様。
1時間あたり20人という処理能力らしく、3時間待ちになります、と言われてしぉしぉな気分になって撤収してきました。
ただ、そのとき聞いた話では、市内数カ所の出張所でも更新ができるようになっているとのことで、後日、そちらに出向いて15分ほどで更新を終えることができました。
(かなり昔はマイナンバー関係は本庁に行かなければならなかったように記憶しているのですが、たぶん利用者が増えて出張所にも機械が配備されるようになったのでしょう・・・と思ったら住基情報異動の際には処理必須になっているらしく、住所変更などの届出を受け付ける窓口では、もとよりマイナンバーカードの処理ができないとダメっぽい。とすると、最初から出張所でも処理できたのかな?=勘違いかな?)
15分と言っても既存の暗証番号などはすべて把握したうえで出向いたので何一つトラブルや手間取ることなく、更新作業自体は2~3分で終了しました。他の(転居届けなどの)手続きをしているお客さんたちも含めたトータルの待ち時間で15分です。
ちなみにこの日このとき、自分が行った出張所では公的個人認証更新のお客さんは自分を含めて3人だけでした(前に一人、後に一人)。
パスワードの入力や確認などの作業を考えると、どうしても数分かかってしまうので市役所本庁の1時間20人という処理時間もやむを得ないのかなという感じはしました。
(本庁の場合はおそらく2ラインか3ラインはあって同時に処理できるのだと思いますが、中にはパスワードがよくわからなくてバタバタする人もいるだろうから・・・)
しょちゅうお役所に用事があるわけではないのですが、本庁しか存在しないとか、出張所があっても遠くて行きづらい、という場所は居住地の候補としてはなかなかシンドいときがあるなという感じはしますね。(まぁうちもそんなに出張所が近いわけでもないんですが・・・)
将来的にお役所のお世話になることが増えてきたときのことを考えるとなおさらです。(まぁ今からどうなるか分からないことをクリティカルな問題と考えても仕方ありませんが・・・)
etaxにログインできなくなった・・・
公的個人認証の更新後、etaxにログインを試みましたがうまくいきませんでした。
「カードの登録が行われていません。」と表示されます。
何かメッセージが届いていないか確認しようとしたが・・・ログインできない
マイナンバーカードを登録? 公的個人認証ではなく?
うーん、「マイナンバーカードの登録」ってなんだっけ? したっけ? という感じなのですが・・・画面をたどっていくとマイページの中にログイン情報の設定という欄があり、パスワードと電子証明書の登録が済んでいることが表示されています。
いずれも「登録済み」とありまして、この状態でログインできなければどうすればいいのか・・・?
確かにサイトの構造をイメージすると、税データ送信の際の本人確認の仕組みと、ログインの際の本人確認の仕組みは別なのかもしれない、、、何しろお役所仕事だから。ただ、それにしては「マイナンバーカードを利用したログイン」といった項目が別にないのがわからないところ。
とりあえず
・電子証明書の登録=マイナンバーカードでのログイン
と仮定して話を進めます。
電子証明書の登録を更新する
で、気になったのがカード内の公的個人認証が新旧でまったくの別データになっている可能性です。(要は旧データの日付更新ではなく、新規発行されたものにすげ替えられたものを更新と表現している場合)
サイトを見てもよくわからなかったので、一応、いつも通りこぴ君に聞いてみましたが・・・
相変わらず、断定的な回答ができないんですよね。「場合があります。」とか「ようです。」とか・・・
別に回答を誘導しているわけではなく、ロジックに沿ってその是非、真偽を確認して欲しいというだけの話なんですが・・・設問における途中までの想定を復唱して「そうかもしれません」みたいなことを言われてもね・・・と(それを人間的と評するのならそうなのかもしれないけど、役には立たないなぁ・・・)。
一応、言われた通り公的個人認証の再登録をやってみますと・・・
このように、公的個人認証の有効期間の設定欄(サイトにおけるその認識が)あるようなので更新登録をしてみました。
が、残念ながらこの日付更新状態になっても、やはりマイナンバーカードでのログインはできません。
困った・・・しかしあんまりこのログイン手続きに時間をかけてもいられないので、面倒ですがパスワード方式でログインをしたまま、手続きを進めることにしました。
まぁ考えてみれば、
・チップのデータ(有効期限)更新後でないと登録更新ができなさそう
なので
・パスワード方式でログインする道がなければ公的個人認証の登録更新をするための画面にすらたどり着けない
つまり
・公的個人認証がキーになっていてそれでログインできる状態であっても、パスワード方式を完全に捨てられるわけではない
ということで、無理にカードログインにしなくてもいいのかな・・・。
うーん、、、仮に公的個人認証ではなくマイナンバーカード自体がキーになっているんだとしても、結局それ(期限)が5年か10年かという違いだけで、
・期限のあるものをキーにしてログインする仕組みにしてまうと、その期限が切れて更新の際にいろいろ面倒な問題がおきそう
ですね。(カードログインに慣れすぎてもうパスワードなんてわかんなくなっているとか・・・)
目の前のセキュリティ云々ばかりが訴えられますが、こういう更新のときにどうするのか、その面倒や負担をいったい誰が負うのかって話があまり考慮されていないように感じられ、そういう訴えにあまりマジメにとりあってもこちらにはあまりいいことないのかな?って感じがします。(要は、訴える側の責任回避のために手間と負担を押しつけられている)