ふれふり!

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引ソロ家探し(その111 DIY日記 網戸アタッチメントを撤去してモヘアテープで隙間を埋める)

 

家探しの話の続き。今回111回目。

 

だいぶ前ですが、網戸や窓枠の歪みを色々見ていたときに「網戸アタッチメント」というバー状の金属部品があることを知りました。

 

こういう縦長の金属パーツで、網戸本体とサッシとの隙間を埋めるためのバーです。

長細いバーの様なモノが付いている(上のほうに横からネジ止めされているのが見える)

アタッチメントについてはこの記事の中盤くらいに書いてあります。

2020free.com

 

このときは掃除と位置調整だけして元に戻して済ませたのですが、その後、網戸の開閉を続けているうちに固定が緩んで外れることが増えてきました。

これ、どうやって固定されているかというと、コの字状のゴムの内側にネジをねじ込んで、ゴムを膨らませて動かないように固定する、みたいな感じだったように思います。4箇所くらいその固定ネジがあり、うち1つ2つくらいが外れてしまう、という感じです。なので、アタッチメント全体が外れて落ちてしまうことはないのですが、部分的に窓枠から離れて隙間ができたり、上側がビヨーンと浮いてしまったりする、というわけです。

 

外れるたびに押し込んでネジを締めて固定していたのですが、そろそろ限界だろうということで対策を施しました。

 

網戸アタッチメントが外れる原因と、再固定方法の検討

外れるのはゴム部品の硬化と、それに伴うネジの緩みが原因だと思います。網戸を開け閉めするたびにぶつかって衝撃が加わるので、どうしても揺れてゴムはズレるしネジも緩んでしまうんですね。

ゴム部品は固くなれば機能が弱くなってしまうのは道理。交換したいところですが、以前調べたとおりだいぶ前に製造終了で、代替品も見あたりませんでした。

仮に運良くどこかで長期在庫品が見つかったとしても、ゴムなので製造から日数が経ちすぎていて入手時点ですでに硬化していた・・・っていう可能性もあり、もはや探してもしょうがないかなって思います。

 

というわけで思いついた対策は次の通りです。

1.既存ゴム部品は撤去し、何らか別のゴムを挟み込んで固定する(パッキン的な固定)

2.ドリルで穴を開けてネジで止める(物理的な固定)

 

・・・うーん、どっちか選ぶとすると確実な固定ができる後者かなぁ。ゴムだとまたいずれ浮いてきそう。特に窓部分だと紫外線が強いので、劣化が早そうです。

一方の後者だと、、、古い網戸、古いサッシなので今さら穴をあけることに問題はないのですが、せっかくガッシリ固定したのに歪みがあって少し隙間ができてしまった、みたいなことがあると二度手間なんですよね。(強固に固定したぶん、遊びがないので生じた隙間は埋めようがない)

 

というわけで、まったく違う第三の方法をとりました。

 

網戸アタッチメントを撤去してモヘアテープで隙間を埋める

上の2つの案はあくまで既存の網戸アタッチメントをどうやって取り付けるかという話ですが、考えてみれば

・隙間を埋めるのが目的で、それを達成できればアタッチメントがあろうがなかろうが、どっちでもいい

のです。

というわけで

・網戸アタッチメントをまるっと取り外してしまう(使わない)

・できた大きな隙間を「隙間テープ」で埋める

という方法をとりました。

 

幸い、窓枠側にはアタッチメントを取り付けるための構造(専用の凸凹や穴など)はなくて、既存の凸凹に噛みつくように取り付けてあるだけなので、撤去しても問題はありません。

 

隙間テープは各種あるのですが、網戸やサッシで使われるものは大量の短い毛が植毛された「モヘアテープ」というものです。

こういうやつ。

 

2020free.com

 

毛の長さは3mm単位で、6mm/9mm/12mmとあるようです。

自分が入手したのは9mmのもの。3本で千円くらいだったかな?

買ったモヘアテープ(使用済み)

あとでみるとおり、うちではうっすらと隙間が見えるような感じになってしまったので、本当は12mmを買うべきだったんでしょうね。

 

ただ、うちのやつのパッケージだと6mm/9mmしかないんですよね。買ったときのことはよく覚えてないのですが、もしかすると当時12mmはなかったのかもしれません。

12mmがない・・・

 

裏の説明によれば

・ヘアが1~2割凹む状態で設置すべし

とのことなので、これから買う人は何ミリの長さの毛が必要なのかちゃんと確認してから買いましょう。

説明書き



モヘアテープ(に限らずテープ類)は脱脂してから取り付けることが重要

世の中には本当に質の悪いテープのあるので一概にはいえないのですが、「テープがすぐ取れてしまった」というクレームの大半は、取付時のアブラ(油脂成分)が原因のようです。

なので、よく掃除をしてから「脱脂」をして、速やかに取り付けることが重要。

 

脱脂といっても難しいことはなく、そこらで販売されている「パーツクリーナー」と呼ばれるものをプシューッと吹き付けるだけです。

これで数秒で脱脂が終わり、乾いた状態になるのですぐ取り付け可能になります。

 

パーツクリーナーは200円とか300円とかそんなレベルで、ホームセンターやカーショップで定番品として販売されています。

 

かなりメジャーな品なので種類はいくつかあると思いますが、正直、一番安いのでイイと思います。

揮発性が高く効果が疑問???という説もありますが、テープを貼り付ける程度の用途であればね・・・(揮発性が高いとすぐに乾いて作業がしやすい、というメリットもある)

 

お金があれば高いのでもいいかとは思いますが・・・

 

 

モヘアテープは網戸アタッチメントの代替として十分使えそう

うちで取り付けてみた感じとしては・・・じゅうぶんな感じです。

もちろん寿命のほうは金属製の網戸アタッチメントと比べれば圧倒的に短いと思いますが、毎月のように外れて再取り付けする手間を思えば、数年に1回貼り替えるだけでいいほうが助かります。(シリコン製とあるので10年くらいもってくれないかな?と期待している)

 

ちと残念なのは、9mmでは長さが足りなかったようでうっすらと光が漏れるレベルの隙間があることです。

隙間から光が漏れている

まぁ完全に隙間があるというよりは、毛先の細くなっている部分が僅かに隙間っぽくなっているだけなので、とりあえずこの状態で使ってみるつもりです。これで足りない(虫が入ってくる?)ようであれば12mmのものに交換していくつもり。

 

取り付けて数週間後、見ると毛先の位置に網戸の跡のような凹みもついているので、全体的なフィット感はそれなりにあるのではないかと思われます。

網戸を閉めたときにできた跡がある