ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

引ソロ家探し(その109 水回り等ショールーム 新宿2回目その1 )

国土交通省サイトより

家探しの話の続き。

 

だいぶ前の話ですが、よーし家を買ってリフォームするぞと意気込んでいた頃、新宿のショールームを回った話を何回かにわけて書きました。

 

これとか

2020free.com

これとか

2020free.com

 

もうあれから1年以上たち原材料(家)も買って色々リフォームをやっているわけですが、、、このときに調べたことが・・・血肉となった感はあるものの、具体的なアウトプットとしてはあんまり出てきてないんですよね。

 

ただ、水圧問題が片付いたらトイレの更新はするつもりなので、前回エネルギー切れ(時間切れ)で行けなかった新宿のLIXILショールームに行ってきました。

 

さっそく新宿に向かいます。

 

LIXILショールームは新宿駅からかなり遠い

なんとかたどり着いたのですが・・・遠い。JR新宿駅からかなり遠いです。15分くらいかかったでしょうか。ヒィヒィ言いながらたどり着きました。

新宿とはいうものの、実は丸ノ内線という地下鉄の「西新宿駅」というのが最寄りだそうです。

そこからも数分歩きますが・・・マップにするとこんな感じです。右下のJR新宿駅から左上のLIXILこのへんまで歩くと16分との表示。

JR等の新宿駅から距離1.1kmで15分ほど

位置的には新宿駅西口から都庁の方を見て右の方。

ヨドバシとかがある繁華街?が左のほうなので、続けて見て回ろうと思うと結構歩くことになります。

 

新宿駅自体も非常に大きくて、どこからどこまでが駅(私有地?)でどこからが道路(公有地)だかよくわからない感じになっています。屋根もあったりなかったりだし、屋根かと思ったら道路の下だったり・・・

わけがわからなくなってくるので、とにかく空の見えるところに出るのが第一歩という感じです。外に出てしまえばアスファルトの道路があって、日本全国同じ構造なので、なんとかなります、たぶん。

 

LIXILショールームでの客対応

ショールームはデカい住友ビルの6Fにありまして、受付で記名ののち番号札をもらって、それを首から提げてフリーで見て回る感じになります。

フリーで見るだけなら事前予約は不要。ガイドが必要なら事前確認。客が少なければその場で捕まえてガイドしてもらうこともできるようです。

 

・・・とはいえ、実はすでにココにたどり着いた時点で結構バテていたので、あまりじっくりしっかりは見られませんでした。

写真も少ないです。撮ってる余裕というか気力があまりなくて・・・。

 

トイレのスペースは狭く、エコカラット推し?

LIXILの商品はジャンルが広く全面展開的な感じになっているのですが、単価の高いバス、システムキッチン(元サンウェーブ)に場所をとられてトイレ(元INAX)はあまり展示スペースがありませんでした。

まぁ便器自体がシステムキッチンなど他の商材に比べたら物理的にコンパクトで、トイレの王様TOTOのショールームでもスペース割合的にはたいしたボリュームではなかったので、そういうものなのかなと。(ただ、それでもTOTOは圧倒的にバリエーションが多かった)

 

LIXILは内装全般をやっている関係か、そこそこヒットしているタイル系の壁材「エコカラット」の展示エリアがまんなかの良いポジションで、比較的広めの印象でした。

壁材のエコカラットを推している印象はあったが、割にお客はほとんどいなかった

 

将来的に

・シアタールームの壁に、黒めで反射の少ない素材を使いたい

と思っていて、エコカラットもその候補の一つだったため、いくつか見てみました。

黒っぽい素材はあるにはあるのですが・・・ライトを当てると結構反射するんですよね。

石だからしょうがない、ってことなのかもしれませんが・・・

黒い素材でも、懐中電灯の光をあてるとかなりテカリがある

そこらにいたLIXILの人にも聞いてみたのですが、

・エコカラットのなかで、反射を抑える機能なり特性を持った製品というのはラインナップしていない

そうです。

残念ですがコスト検討以前に、そもそも候補としては挙げづらいかなという感じです。(エコカラットはものすごい高コストなので明確に効能が確認できたところで、ようやく覚悟を持って導入するかどうか検討する感じになる)

 

 

トイレコーナーは少し奥のほうにあり、スペースはそんなに広くない割に結構人がいました。

人といっても、お客さんというよりLIXILの人が多い・・・

LIXILの業績が悪いのはこういうところに人員を多く配置しすぎて無駄が生じてるからなのでは?って感じがしました(独断と偏見)

 

トイレをチラチラ見ているとすぐにLIXILの人が寄ってきたので話を聞いてみました。

以下、そのときに聞いた話と家に帰ってきてから公式サイトや口コミなどで調べたことなどを混ぜつつ、LIXILのトイレについて検討してみたいと思います。

 

LIXILタンクレスは上からサティスX/G/Sの3モデルだが実質2ライン

タンクレスは3シリーズのラインナップ。

ただ、そのうち最上位のXというのはGと便器的には同じものらしく、機能アップのプレミアモデルっぽいです。実質G/Sの2ラインということになります。

TOTOがラグジュアリー的なフラッグシップでNXを出しているのに対して、対抗するモデルがないからXを作ったんですかね。(アレの対抗モデルなんて要らないと思うが・・・業務用だとあのクラスの引き合いがあって必要なのかなぁ? 確かに商品がないと戦いようがないですからね・・・)

 

「トイレに座り心地と掃除のしやすさを求めている」という話をしたところ、サティスGを勧められました。市価30万ほど。

 

見積を作りたいという話で、断るのもアレなのであとでメールで送ってもらうことにしました。正直定価ベースで見積作られてもなぁという感じなので、クリナップのような直工アリなのか確認したところ、LIXILは直属工事部隊は抱えておらず、地元の工務店紹介になるそうです。

ますます見積の意味がわからない・・・これが「ブルシット・ジョブ」というやつか・・・こんなことばかりしているから業績が・・・(以下略

 

サティスSのメリットは説明されなかった

見た目コンパクトで良さげだったのですが、小さいと座り心地が・・・ということで自分的にはイマイチ。

そのためか、サティスSの説明はほとんどしてくれませんでした。

というわけで、以下でもサティスSはほぼスルーさせていただきます。

 

サティスGは便座が大きく座り心地は良い

勧められたサティスG、一番気になっていた座り心地は・・・正直イイ!!です。

確かに座り心地良いです。便座の形状がいいんですね。やや四角に近いD形状で、一目でわかるくらいフチが太くて体重が分散されています。TOTOでいうとネオレストLSみたいな感じです。

G/Xは同じ、Sはサイズが一回り小さくて丸に近い形状で、自分としては圧倒的にG/Xが良いという印象を受けました。

 

※「ワイドスクエア便座」という名称でG/Xは座面が10%広いらしい(標準仕様でそれ)

 

また便座の表面もプラスチック然としたツルツルテカテカなものではなく、紙か何かのようなサラッとした表面処理になっていて、かなりイイ感じでした。

(ただし、あとで調べたらこの表面処理は「さらっと便座」という+1万円?の有料オプションでした。加えて、口コミ情報によると「表面加工の特性上劣化が早い」らしく、10年くらいで黄変がみられることが多いとか・・・惜しい~)

 

アクアセラミックはコーティングではなく焼き付けから違う! らしい

詳しい技術は不明ですが、LIXILのアクアセラミックというのは陶器の焼き付けの際に素材表面を加工するらしく、他社の「あとからコーティングするのとは造りが違う!」みたいなことをしきりにPRしてました。

なるほど・・・確かにアクアセラミックは「水アカに強い」という点を売りにしているだけあって、公式サイトを見る限りはかなり良さげ。

 

ただ、そのせいかわかりませんが、あとで調べたところ使える洗剤やブラシ、果ては洗い方にまで制約がでてきたり、管理がかなり面倒そうではあります。

口コミだと

>コート入り洗剤、フッ素入り洗剤塩素、アルカリ、酸性、研磨、漂白だめ…、使えるのは中性洗剤のみ

とのこと。

 

広告でも「トイレがじぶんで掃除して、キレイがつづく。」と大きな字で書きつつ、面倒な点には触れないまま「※掃除が不要になるものではありません。」と小さな字で書くのはいかがなものか!?(メーカーあるある?

 

まぁ理解としては

「汚れがつきにくく、落ちやすい」

(つかないわけではなく、勝手に落ちるわけでもない)

って感じなんですかね。

とはいえ、これじゃあ結局従来の陶器でも通じる説明やん、という感じですが・・・。

もっと簡単に「水アカオチルチル」とかにすればいいのに・・・(ネーミングセンス・・・

 

サティスGは色も良い・・・が!

コレは好みの問題かもしれませんが、サティスGは3色カラバリがあり、すべてシックな色使いになっていて非常に好印象でした。

ネットやカタログで見ると非常に良いけど実物はなんか・・・というのはよくあるパターンですが、これは実物を見ても遜色ないレベル。

ただ、なんか

・カラバリ選ぶと+9万円

らしいんですよね。うーむ、この値段だとカラバリの価格だけでエントリーのタンクレストイレ(パナソニックのアラウーノs160クラス)がまるごと買えてしまう・・・

ただでもタンクレストイレは割高感があるし、カラバリは割引率が低いとか流通が少ないとか、入手性も悪いところもあります。そこに加えて9万追加は痛い。

あと、

・カラバリ選んでも便器内側はどれも同じで白で、この部分はオプションもなく塗装自体ができない

ようです。

 

タンクレスの超長期の機能維持担保はなし

これはTOTOも同じわけですが、例によってトイレ機能部の超長期供給保証はなくて、製造終了から6年だか8年だかで部品保有が終わるとか。家電扱いですね。

部品がなければ修理もできないし、まるごと別の製品に買い換えになるというわけです。

 

やはり100年陶器とはいったい・・・みたいな話になってます。

10年でトイレそのものを交換するっていうのが今後のスタンダードになっていくのかなぁ・・・(となるとパナソニックの樹脂製に対する、陶器の寿命面のアドバンテージはまったく意味がないことになります)

 

サティスGは50kg近くあり、重たくてDIY取付が困難らしい

仕様表によれば、サティスGは便器34kg、機能部11kgとのこと。合計45kgとかなり重たくて取付が大変そうです。

もっともTOTOも通常のネオレストで計40kgくらい、LSに至っては50kgあるので同じですが・・・

ここは樹脂製のパナソニックの圧勝です。

アラウーノだけ便器/機能部の内訳がない

どこかのサイトでDIY無理って意見も見掛けましたが、まぁかなりキツいとはいえ30kg台であればなんとかなるかと思います。

よく見たらネオレストLSに至っては便器のみで44kgあるようなので、これはさすがにひとりDIYでの設置は難しいかも知れない・・・

自分のようにネオレストLSの座り心地が良いと思っている人で、便器部44kgはさすがにちょっと・・・ということであれば、便器部34kgのサティスGも候補としてアリかもしれません。

 

サティスGはタンクレスといいつつ、実はタンクが入ってるんや・・・

らしいです。パワードライブ方式というスゴそうな名前がついてますが、要するにあのサイズのトイレの中にタンクを内蔵してて、だがしかし、位置的に重量のチカラでは落とせないのでモーターで強制的に水圧をかけて流すと。

そうするとどんなメリットがあるかというと、

・水圧の弱い家でも問題なくタンクレス(と称するタンクアリ)が使える

ということです。

わざわざモーター使うのってどうなのよ? という感じですが、、、

・常時回っているわけではないので電気代的には問題なさそう

・ただ、余計なメカニズムが増えるので価格は上がり故障リスクは増える

ので、あまりいいとは思えません。

あと、タンクが入っているのでトイレそのものがデカくて重くなるっていうのもデメリットですかね。

内部構造は詳しくみてないのですが、これって原理的にはネオレストでも似たような感じな気がします。

 

内蔵タンクの掃除ができないのでは? という問題

サティスGはタンク内蔵、という話ですが、じゃあその内蔵タンクの掃除はどうするの?という疑問に対する回答はないようです(というか疑問自体が出ていない?)

 

通常のタンクでもそうですが、水まわりなのでカビが発生するはずです。まぁ汚物を流すための水なのだから、多少カビまみれになっていてもいいんじゃないかって考えもありますが・・・当たり前ですが、カビはないに越したことはないんですよね。

大半の人はトイレのタンクをあけてカビ取りしたりはしないようなので・・・(自分はしょっちゅうカビと戦っているので気になってしまうのです・・・)

 

自分はこのときに、タンク内もカビ取りしました。

2020free.com

 

ゴム部品とかあるので、あまり薬剤を使ってカビ取りするのはいいこととは言えないんですが・・・気になると言ったら気になるんです。

 

ノズル先端が交換可能なのは超メリット

サティスでは

・ウォシュレットのノズル先端が交換可能

とのこと。これはいいですね。いくら汚れないとかステンレスだとかいっても、結局は汚れるので取り外してまるっと交換できるならそれに越したことはありません。

 

LIXILサティスは標準で5年保証、これは良いサービス! に見えるが・・・

ユーザー登録をすることで無料の5年保証が受けられるそうです。10年20年と使うものだけに、長期保証はありがたいことです。

TOTOやパナソニックの保証が弱い(無料1年)点に対して、アドバンテージのように思えます。

 

もちろん有料の+5年(計10年19,800円)保証も提供されているとのこと。

ただ、これに関しては各社ともメーカー直の10年延長保証は提供していて、それに加入するならどこも同じような金額/保証になりそう。

 

ちなみにネオレストは5年3520円、10年22770円、アラウーノは5年4070円10年22880円とのことで・・・あれっ? いずれも5年は極めて低額ですね。こういう20万30万から価格帯の商品であることを考えると、たった1~2%相当の5年保証が無料になりますって、実はあまりメリットではないのでは・・・?って気がしてきました。(実売価格は平気で万単位変動する)

 

もちろん、冷蔵庫のときに各社量販店の延長保証をみたように保証内容(無料修理範囲)の違いはあるかもしれないので確認は必要ですが・・・ですが・・・実は

・家電量販店の場合は同じ商品ならどこで買ってもモノが同じで、保証だけが違う

でしたが、トイレのメーカー保証の場合は

・買う商品(メーカー)によって保証そのもの(範囲、条件等)が違う可能性がある

ので、長期保証だけを取り出して比較するというのもあまり意味がなく、重視しなくてもいいかなと。

 

トイレ3社、どれがいいのだろうか・・・

トイレといえばパナソニックもあるので本当はそっちも行きたいんですが・・・パナソニックのショールームって汐留っていう知らない土地にあるんですよね。

汐留ってどこ?(田舎者)

 

・・・と思ったら新橋だったの? 以前行ったサンゲツ(品川)の近くじゃないの・・・あぁ、あのとき行けばよかった・・・

 

あそこ、東京湾のほうでかなり遠いんですよね・・・どうしよ。近所のホームセンターでs160クラスであれば置いてあるのですが、L150(上位機)は置いてるの見たことないんですよね。

家電だからヤマダとかにあるんだろうか・・・

 

というわけで、とりとめもない内容でしたが自分的にはLIXILのトイレについてざっくりわかったのと、座り心地の良さも体験できたので収穫はあったかなと思います。