ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

ベーキングパウダーの古い/新しいで膨らみがどれくらい違うか比較した(続)

また違うベーキングパウダーが出てきたゾ


先日、

・ベーキングパウダー(BP)が古かったことが原因でスコーンが膨らまなかったのでは? 

という話から

・BPの古い/新しいでどれくらい膨らみが違うか? 発泡が違うか?

を比較してみました。

 

2020free.com

 

結果としては古いモノは全然ダメで、

・ベーキングパウダーって劣化がハッキリわかる代物なんだなぁ

というのを実感したって話でした。

 

 

古すぎるベーキングパウダーが発掘されてガッカリする

そんなタイミングで、キッチンの整理をしていたらまた見つけてしまいました。

 

これです。

日清ベーキングパウダー2021年ものビンテージ(ワインか!?

 

Oh・・・(涙)

 

古すぎて、引っ越し云々という言い訳ができるレベルではないですね。(引っ越しの際に古いものはかなり捨てたのですが、これは見逃していた・・・)

 

うーん、もったいない。

日付を見るともはや捨てるしかないと思われるかもしれませんが、未開封5年&開封済み3年という自分ルールにのっとると、まだ使っていけるレベル。

 

※自分ルール=賞味期限が切れたものをどれくらいまで使うかというルール。以前は未開封10年開封済み5年というルールだったのだけど、最近、肉体(消化力)の衰えを感じてだいぶ短縮した。もちろん、原則というかベースのルールなので絶対ではなくて、モノや状態(視覚嗅覚等で判断)によってはもっと早く捨てている。

 

前回の調査で「古いBPは明らかに機能が落ちて本来の役割を果たせない」と確認できているので、賞味期限から3年(製造からは5年近く?)経ってるんじゃもう全然ダメだろうなぁ・・・というのが最初の予想、というか心象です。

 

・・・だったのですが、一つ希望があるとすれば今回のが「個包装で密閉されている」ということです。

前回、

・酸化防止と賞味期限が長いことを期待して個梱包のを買った

わけで、それが正しいのかどうか確認する意味でも、これはそのまま捨てるのではなく、このビンテージBPがどれくらい劣化しているのか確認しておきたいところ。

 

というわけで、前回は

・開缶して酸化が進んでしまった缶タイプのBP

・賞味期限がまだ1年以上ある鮮度の高い個包装のBP

の2つを比較しましたが、ここで3つめの

・賞味期限が3年以上過ぎた個包装のBP

という、なかなかに香ばしい比較対象が出てきたので、やってしまいます。

 

賞味期限を3年過ぎていても個包装で未開封ならBPは膨らむ!?

前回の流れは

・スコーンを作ったが膨らまなかった->発泡具合を確認する

という順番でしたが、せっかく手間暇かけて作ったのに膨らまなかった、というのはもったいないので、今回は

・発泡具合を確認する->状態によって作るか作らないか判断する

という逆の順番にしました。

 

これ、前回使ったラムフォードの開封済みのやつもそうなのですが、中身を出してみても、見た目だけだと真っ白な粉で、まったく判断つかないんですよね。。。

そのまま見てもただの白い粉で劣化具合はわからない

 

というわけで、さっそくお湯を注いでみます。

 

・・・

 

・・・・・・

 

・・・・・・・・・

 

おぉぉぉ? ぉぉぉぉ!!!

お湯を入れると・・・すごい泡が!

 

メチャクチャ発泡するじゃないですか。これもう賞味期限から3年以上たってるんですけど!?

これ、前回の共立の賞味期限がたっぷりあるBPよりも発泡している感すらあります。

 

これなら全然問題なく使えそうです。

今回はこれを使ってスコーンを作ってみたいと思います。

 

なお、ちょっと気になったのは、

・かなり激しく発泡したものの、その後急激に泡が消えていった

という今回の発泡具合です。

ものすごい発泡のあと、比較的短時間で泡が消えた・・・

前回の共立のものは

・落ち着いた発泡だったが、その泡は長い時間残った

という発泡具合だったので、反応のしかたは対照的です。

 

これが原材料の違いによるものなのか、古い/新しいの違いによるものなのかは不明ですが、とりあえず作ってみて、結果がどうなるのか見ていきたい所存。

原材料の種類が多い?

 

作ったスコーンはしっかり膨らんだ

というわけでさっそく、2021年もののビンテージBPでスコーンを作りましたが、、、

 

結果、このとおりしっかり膨らんでくれました。酸化したBPとは全然違います。

膨らみはかなりのもの

個包装、圧倒的に長持ちするってことですね。

 

今後、鮮度の高さが重要なモノはアルミの個包装で

いやー、アルミパックの個包装ってイイですね。こりゃ、今回買った共立のやつも鮮度は期待できそう。

購入時のグラム単価は割高だけど、残ったものが劣化して最後無駄に捨てることを考えれば、これはもう次回からBPは個包装のやつしか買えないですわ~

1包装あたりの量が限定される(3gとか10gとか)っていう問題はあるので、今後は量あわせはBPベースにしていく予定です。(これまでは卵ベースで計量していた)

 

ただ、今回のスコーン、やや酸味というか苦みのような雑味があるように思うので、どこのBPがいいのかはちょっと確認していく必要がありそう。ラムフォードの個包装があればいいけど、どうも出回ってないみたいなので。

 

最後に、前回、今回と3パターンのBPの発泡具合を並べておきます。

発泡具合の違い

うーん、こうして見るとやっぱり鮮度のいい共立のが一番発泡してるのかな~、日清のもかなりの勢いでブクブク膨らんだ記憶があるのだけど、この写真だとなんというか、きめが細かい泡なのかな・・・