ふれふり!

素隠居してお菓子。リフォームがしたくて住宅を購入。そして興味がないことは無駄なく。

クロテッドクリームを買ったのでスコーンを作って・・・美味?

中沢クロテッドクリームとスコーンと

 

タイトル、因果関係が逆な気がするかもしれませんが・・・逆じゃありません。

 

まず最初に、たまたま入ったお店でクロテッドクリームの安売りを見かけたので買ってみました。というのが始まり。

 

このクリーム、存在自体は知っていたのですが、近所のお店では扱っておらずこれまで縁がありませんでした。

とはいえ、もともとやたら高いし「なんかイングリッシュナントカでスコーンに付けて食べるやつでしょ?」くらいの認識(要するになんだかよくわかっていない)で、わざわざ買ってみようと思ったことがありませんでした。

何しろ値段がね・・・その値段に見合うほど美味しいのかどうかもよくわからなかったのです。(だいたいクロテッドクリームの記事って、雰囲気がどうのとかふわふわした話ばっかりで何が良いのか/悪いのかよくわからなくて、強い興味を持てなかったんですよね・・・)

 

というわけで、買ってしまったのでスコーンを作ります、という流れ。

 

まぁ・・・世の中、出会いっていうのはこういう感じでスーパーのセール品から始まることもあるということです。

(高い高いと値段のことばっかりやなぁ・・・まぁビンボー暮らしなので許して)

 

スコーンを作ったけど膨らまない!! どうしてーっ!?

とりあえず作りますた。レシピはこちらの本からです。

この本は長らく非常に愛用しておりまして、、、実はレシピ本は見ているだけで楽しいというのもあって洋菓子のだけで30冊くらいは持っているのですが、この本はそのなかでも最も満足度と実用性が高いです(ただし原材料の数量指定が細かいので、そういうのが苦手な人はNG)。

もう長いこと使い続けていますが、装飾のない、自宅用お菓子づくりの本としてはこれ以上ないんじゃないでしょうか。

 

幸い、生クリームとか牛乳とか、材料が家にあってちゃんと作れたのですが・・・このとおり。

全体の2/3ほどにチョコレートとかカカオニブなど、自分の好きな具材(?)を入れた

うーん、膨らまないなぁ。

コネ過ぎ? バターが柔らかくなりすぎた? 季節柄(3月上旬の寒い時期)問題ないし、自分の手も「吹雪の手」だし、作業もダラダラやってないんだけど・・・

 

なお「吹雪の手」の話はこちら・・・

2020free.com

(といっても、内容はただの冷え性の話なんですが・・・手の冷たさだけならユキノさんにも負けない自信があるわ)

 

自分の手の甲、正しく計測できているのかわかりませんが、測ってみるとこんな感じ。

手の甲でこの温度なので危険な状態な気が・・・死ぬのかな?(なお医者は匙を投げた

この時期は平時でもかなりシンドいんですよね。見た目がアレなので写真は載せませんが、指は全体的に赤っぽく、一部は紫になってしまっています。(必死に揉んだりして、なんとかしのいでいる)

 

スコーンが膨らまないのはベーキングパウダー(BP)が古かったから

・・・ネットで調べた情報から推測するに、どうやら膨らまないのはBPが古かったからのようです。

考えてみれば、転居から既に1年半くらい経過しているのですがその間、一度も製菓していませんでしたわ。(ずっと家づくりしているので、創作意欲が満たされていた・・・)

そしてこのBPは旧居時代に開封して使っていて、そのまま梱包して持ってきたもの・・・

 

缶の裏を見たところ賞味期限が切れてからはや2年近く・・・BPは酸化(?)すると発泡力が落ちるらしいので、こんだけ過ぎていればそりゃ膨らまないよね、という・・・。

ラムフォードなので期限が2年? すると製造日は2021.06.13ということになる

開封した日からカウントすると平気で3年くらい経ってそう・・・

 

賞味期限から2年近く経過したBPはどれくらい発泡するのか試してみた

見た目は黒くなったりしておらず白い粉のままでよくわからないので、確認のため、茶碗に少量入れて熱湯を注いで発泡するかどうか、実際に確認してみたところ・・・

笑えるくらいまったく発泡しない

いやー、まっっっったく発泡しませんね~(苦笑

端のほうに微発泡でも出れば・・・と思ったのですが、それすらありません。こりゃあ入れてもまったく意味がなさそう。

 

まぁいいか。

このBPは残念ながらもう機能的に無理なのでお掃除用に回すとして、作ってしまったスコーンは美味しくいただくことに。

酸化はするけど腐敗はしなさそう(原材料見る限り)なので、食べても問題ないでしょう。

 

クロテッドクリーム、開封時の所感・・・

食前にクリームを開けてみたのですが・・・

なにこれヨーグルト?

なんだろうこれ、ヨーグルトみたいな粘度。固まっているけど、棒を入れると掬えるという感じで、なんか工作用のパテとか粘土に近い感じかなぁ。

少なくとも生クリームみたいにトロトロッとはしてないです。(部分的にトロ~リっとしている感じはある)

 

柔らかいところをすくうとこんな感じ。

跡が残るくらいにトロ~リした感じのクリーム(茶色いのはアーモンドスプレッド)

 

パッケージを見ると、温度上昇や攪拌で(おそらく運送時の振動でも)固まるらしいので、この個体がそれで固まってしまったのかもしれません。

ジャムと一緒に食べるべし・・・とのこと

成分表示を見ると脂肪分63%と・・・そこらの生クリームが35~47%くらいなので、それよりも濃度が高いってことですね。

 

クロテッドクリーム自体には味が(あんまり)ない・・・

厳密には味がないってわけじゃないんですが、、、生クリームと同じだと思ってもらえれば。生クリームはホイップにするにしても砂糖を入れるわけで、このクロテッドクリーム単体で何かに味付けができるかというと・・・ちょっと違うかなぁ。

パッケージにも「ジャムなどと一緒に食べては?」という利用例が記載されています。

 

というわけで、ちょうど家にあったパン用のピスタチオスプレッドを出してきて、つけて食べてみました。

ピスタチオ、味はともかく、見た目の色が見せられない感じ・・・

 

う、うーん、なんだこれ。なんだこれ。

 

なんていうんだろう。

 

濃厚・・・

 

(語彙力)

 

いや、味がほとんどない、なんか濃いクリーム、、、って感じ。

 

牛乳の味の濃くなった感じ? 牛乳だって味がないといえばないけど、あれと同じかなぁ。(ちゃんとした牛乳は温めると甘さを感じられる)

 

確かに

・粘度が高いクリームなので、パサついたスコーンとの相性はいい

かもしれないです。(というか、むしろパサついているスコーンだけがほぼ唯一、この粘度を受け止められるお菓子なのでは?という気すらする)

 

ひと言で言うと、

・あったらダメかというとそんなことはないけど、なければなくてもいいかな

という感じの味で・・・(舌がお上品な味に慣れてないから?

 

もっと言うと、

・パン用のスプレッドだけだとその味が強いというか、インスタントな感じになってしまうので、生地とのあいだに挟み込んでマイルドにするというか、両者の味をちゃんと一体化する、みたいな役割

は果たしてくれそう。

 

 

クロテッドクリームは食べても食べても100gがなくならない

なんかこのクリームすごく濃厚で、、、あんまり量を食べられないです。少しつけただけでもう十分、もう結構! という感じ。

素性が良いのか、胃がもたれるみたいな感じにはならないのですが、もっと上のほう、口の中とか食道のあたり(?)がもたれる・・・

 

店で見たときは、「いやー、生クリームだって400円で200gほどあるのに、これ半分の100gなのに平時500円超でしょ。何がどうしたらそんな値段になるんだい?」という感じでした。

セールとはいえ今回買ってしまったのは100gだということを忘れていて、200gだと思っていたからでもあります。(ちなみに300円くらい)

パッケージ左下に「スコーンにどうぞ」ってあるけど、スコーン以外ない?

しかし、実際食べてみるともう100gでも十分過ぎる量ですね。家族が多くてみんなで食べるとかなら別ですが、ソロもんで胃袋も小さいとなると、とても食べきれません。

 

ほかの使い道がよくわからず、今後も買うかどうかはかなり微妙

今回は10個くらい作ったスコーンのうち大半に付けて食べたのですが、それでもだいぶ余りました。もったいないので、残りはそこらにあったクラッカーに付けていただくことに・・・。

なんか100円のクラッカーが高級品になったような気がしてきたぞw

 

ただ、そういうお菓子につけて食べる以外の使い道がよくわからないので、次はないかな~という感じです。

 

クロテッドクリームってこれじゃね?(余談)

調べたら、クロテッドクリームって生クリームを煮詰めて(?)固まった部分で作れるらしいですね。

というか、原材料は同じ(中沢のは脱脂粉乳が入ってたけど)ってことは実質

・生クリームのうち乳脂肪率の高いものをクロテッドクリームと呼ぶ

ってこと?

 

そういえば↓これ・・・生クリームの水分が飛んで固化してしまったモノ(部分)なのですが・・・なんかよく似てますね

日が経って一部が固形化した生クリーム

これを取り出して、捏ねて「クロテッドクリームです!」と言って出したらわからないんじゃ?

 

※別にクロテッドクリームに恨みがあるわけではないです・・・