なんだかアレコレ色んなコトをやってきて、家についての話も100回になりました。(やってきたことの半分も書けてないし、まだまだやることが大量に残っているのですが)
というわけで、引っ越して1年経過したこともあって
・新旧の環境で何がどう変わってどうなったのか
をツラツラと書いていきたいと思います。
所有形態(定期借家の賃貸から分譲所有へ)
賃貸から分譲に移ったことで、壁やら何やら自分でどうにでも好きにできるようになったので、気が楽です。(キズなどつけても自分の問題だけで済む)
一方で、漏水や騒音等につながる設備の状況については自分の責任で気をつけておかなければならないこともあって、緊張感があります。(業者任せでなく自分でアレコレやっていることに対する責任感)
こういうリスクを回避するという点では火災保険への加入もアリかなぁと思ったりしています。
面積と過ごしやすさが反比例
当初の想定というか、期待通りなのですが、80㎡(住宅70㎡+ベランダ10㎡)から150㎡(住宅100㎡+ベランダ50㎡)へとかなり広くなったので余裕ができました。
天井もだいぶ高くなったので、3次元的な意味でのサイズ、つまり体積的には住宅内だけで2倍くらいになっているのではないかと思います。(以前の住宅が平均より低く、今の住宅は平均よりだいぶ高い)
ただ、そのぶん環境管理が大変で
・夏は暑く冬は寒い
みたいな状況になって、過ごしやすさという観点からはかなり苦戦しています。
つまり
「家の中の環境管理は狭い方が圧倒的に楽だ」
ということです。ここをどうやって改善していくかは今後の課題かなという感じです。
(家での暮らしにあまり興味ない、関心がない、手を掛けたくないヒトにとっては狭い家のほうが過ごしやすいのでは? と思います)
たとえば、広くなると掃除も大変になるというのを実感しました。
もっとも、大変なのは最初のハウスクリーニング的な大掃除だからで、ルーチン的なモードに入ればそんなでもないんじゃないかな~? とは思っています。
まだカビ退治とか色々と手が回らなくてやってないことも多いんですよね。
端っことヒトの気配と
最上階に移ったことで他人に会う、というか見かける機会が減りました。
引きこもり性向強めでコミュクソとはいえ、他人と没交渉というわけではないので、別に会っても構わないのですが・・・
なんというか、ゴーストマンションでもなく(むしろ空き部屋がほとんどなく売り出し物件も少ない)ので周りの部屋も住人がいて、住んでいる気配自体はあるのですが、とにかく顔を合わせることがないので、隣は何をする人ぞ、みたいな感じになっています。
ちなみに、以前は健康のため6Fのフロアまで階段で上り下りしていたのですが、転居後は時間の余裕がなさ過ぎてずっとエレベーターを使っています。トシのせいか・・・
そうそう、これは前のところでもそうだったのですが、1Fの入り口付近で介護施設の送迎車を見かける回数がじょじょに増えてきていて高齢社会であることを実感します。
立地(良くなったはずなのに過ごしにくくなった)
最寄り駅から20分ほどの新興団地みたいなエリアから、10分のところに移りました。
以前の新興団地みたいなところは様々な施設が集積していたのに対して今回、駅に近くなった割に周辺環境としてはゴリゴリの住宅街になってしまいました。(おそらくですが、以前のエリアは比較的住人が若く、消費も旺盛な割に駅から遠いので商業集約が発生したのかな?と)
そのため、以前に比べて
・スーパーやコンビニなどの商業施設(駅近くに集約)が遠くなって不便になった
・ポストや郵便局などの公共施設が遠くなって不便になった
・線路に近づいたので電車の音がうるさくなった
・幹線道路からは距離ができたので車の音がほとんどしなくなった
・駅まで徒歩で行っても苦にならない距離感になった
という感じで立地の違いを感じます。
この中で一番シンドいのが最寄りスーパーでして、、、遠いうえ、店が駅近という立地(地代)の影響か、
・端的に言って何もかもがやたら高い
という状況になって、買い物にいくたびに苦い思いをしています。(ただでも物価が上がっている状況なのでなおさら)
例えばですが、お惣菜のメンチカツを例に挙げると
・以前の最寄りスーパー(食品専業中堅) 110円+税
・今の最寄りスーパー(全国規模の大手) 180円+税
というくらいの差があります。
もちろんお惣菜なんて同じ名前でも中身が違えば値段が全然違うのは当然なので、価格だけで比較はできないのですが・・・(しかし、実は以前のスーパーのほうが食品に注力しているだけあって味も良い気がするというのが実にツラい・・・)
また、コンビニ等の便利施設が家付近にないので、以前のような「敷地を出たら1分でコンビニ」みたいな便利な環境にいた身にはギャップが大きくてシンドイです。(極端に便利過ぎたのかもしれないけど・・・)
電車の音は慣れると聞いていたのですが、、、慣れてほとんど気にならなくなるまで1年近くかかり、その間は違和感が大きかったです。
覚悟していたとはいえ、騒音環境という点では明らかに悪化しています。
見晴らし
思ったより見晴らしが良いことにメリットを感じています。
確かに不動産屋には「眺望がいい」とアピールされたのですが、当時の自分はまったく関心がなくて「そんなことはどうでもいいから部屋のサイズはどうなんだ?」「ベランダに蛇口はあるのか?」みたいな機能的なことばかり見ていました。
ただ、住んでみると富士山がよく見えるとか、視界が開けているとかがあって、日々の時間の移り変わりとか、季節の変化などが感じられ、心理的に色々メリットがあるなと感じることがあります。(薄暮の時間帯など、おセンチな気分になることもあるけど・・・)
ちなみに「地元の花火大会が大迫力で見られるかも?」などとぼんやり期待していたのですが、実施されている川沿いまでは多少距離があるせいか、これはまったくの期待外れでした。(「遠くで花火があがっているな・・・」と感じられる程度)
思い起こせば子供の頃、川から100m程度の距離に住んでいる親戚の家で花火を見ていましたが、それでもときどき家を出て土手まで歩いて見に行くことがあったくらいなので、花火っていうのは距離が本当に大事なんでしょうね。
カーペット(じゅうたん)からフローリングになった
以前の家は全面カーペットだったのですが、今回はフローリングとカーペットの混在。
フローリングは初めての体験だったのですが
・置いた(立て掛けた)荷物がツルツル滑ってよく倒れる
・冬はひんやりして足裏が冷たくてスリッパ必須
・モノを落とすとすぐに凹む、傷つく
・ホコリが堆積する、舞う
といったデメリットを感じています。
正直、全然いいものじゃないな~、なんで世間の住宅はフローリングばかりなんだろう?という感想で、さっさとカーペットにしたいなと思っていたのですが、暮らしていくと
・床が固くて平らなので、室内作業がしやすいというメリット
も感じました。
(以前はカーペットの部屋しかなかったので、平らな床が必要なときはベランダに出て作業していた)
自分のように「専用の工房や作業部屋があるわけではないけど、さまざまな作業はしたい」というタイプには、フローリングの部屋はあったほうがいいのかも、と思うようになりました。(ふだんはその上にタイルカーペットを敷いておき、作業の時だけ取り外してフローリング面を出す、みたいな使い方)
水圧の弱さ
以前トイレのリフォーム問題で書いたとおり、水圧が低いです。
トイレ以外で水圧が気になるのはシャワーですかね。やはり弱いです。あとは湯船にお湯がたまるまで時間がかかるように思います。
とはいえ、水道料金がガンガンあがっていってるわけではないので漏水が生じて水圧低下が起きているわけでもなさそう。
トイレや風呂場だけでなく、洗面所や台所も全部そうで、基本的に水圧が低い建物だと思うしかないのかな、という感じです。
以前書いたマンション共有部の増圧ポンプ更新とかで改善するといんですが。
なお、
・世の中にはわざわざ水量を絞って節水する、というヒト(orそのための製品)もある
くらいなので、元の水の出が弱いこと自体は節約という観点からは必ずしも悪いことではない、というのがあります。そのため、今ひとつ水圧が弱いことに強い不満を抱くほどに至らず・・・
入り口にオートロック、その功罪
以前のマンションは長谷工流のコストダウンか地域的な特性(駅から離れた新興住宅地の端にあった)からか、昔の公団団地のような開放的なつくりで、入り口にはロックもなにもありませんでした。(カタチだけの扉があったけど、そんなところを通らなくても誰でもどこからでも出入り自由)
新居は建物敷地全体が柵で覆われており、出入り口にはふだんはロックされていて自宅の鍵がないと開かない自動ドア(結構ゴツい)があります。
当初は非常に不便だなと感じていました。いちいち鍵を出さないといけないし、特に荷物を持っているときとか、不便極まりない。
(今どきはどこもコレだと思いますが、フローリング同様どうしてこんな面倒な仕組みを導入してるんだろう?と疑問だった)
どうせなら網膜認証でも導入してくれれば、両手に荷物があってもなんとかなるのに・・・(ただ、敷地境界の柵に有刺鉄線や侵入者検知システムを導入するほど本気で侵入防止策をとっているわけでもないので、生体認証までは導入しないでしょうね・・・)
面倒さは今に至っても変わらず感じているのですが・・・まぁ自分の一存でどうにかできるものでもないので、、、
一応「建物内に部外者が容易には入れないようになっている」ということから、たとえば出先でふと「家の鍵を閉めたかどうか不安になったとき」などに、多少のセーフティー感が得られるという面ではメリットがあるのかなぁなどと、自分の認識を修正していくしかないかなと思っています。
(あと、脱獄囚が出たというニュースを見たときや、徘徊老人についての防災無線放送があったときなど・・・)
ポスティングの減少
以前は大量のポスティングの処理に悩まされていたのですが、新居に移ってからはだいぶ減りました。
おそらくオートロックのない昔の団地ふうの開放的なポストと、オートロックつきでちょっと奥まったところにあるポストでは、ポスティングのしやすさが違うのではないかと想像しています。
マンションごとのゴミ捨てルールの違い(24時間じゃなくなってガッカリ)
これは地域というよりマンションルールなのですが、以前のマンションでは24時間ゴミ出し可だったところ、新しいところでは「前日の18時以降」と厳しくなりました。
どちらも同じようにゴミ捨てステーション(小屋)があって前提条件は同じはずなのですが、時間制約はそこの掃除作業等との折り合いでそうなっているのかと思います。当初からそうだったのか、管理会社の要望でそうなったのかわかりませんが・・・
さすがに物件購入時にゴミ出し可能時間までは確認してませんでしたが、以前から「日中、出かけるときについでに翌日のゴミを出しておく」みたいなサイクルが習慣化していた身には、だいぶ制約が強くなったな~という印象です。
まぁこれは、だから住む/だから住まないというほどの判断基準ではなく、管理組合に要望を出してでも変えてもらいたい、というほどの問題でもないので慣れていくしかないのかなという感じです。
幸か不幸かこの建物は郵便の配達ルートの最後になっているのか、夕方、買い物に行く時間帯ではその日の郵便物が届いていないため「深夜、ゴミ出しがてらその日の郵便を回収する」みたいな習慣づけになりつつあります。
色々不満や問題はありつつも・・・
まぁこんな感じで、目論見通りだったところもあれば想定外だったところもあり、、、という感じで、いろいろ問題はありつつも今のところ致命的なトラブルはなく過ごせています。
一安心なのが住人同士のトラブル的なものが起きてないことです。極端にアグレッシブな人などがいてなかなか収まりがつかない、日常生活に影響がある、みたいなのがあるとマトモに暮らしていけないですからね。
(管理費等の滞納者はいるようですが一桁台前半で、弁護士対応になっているらしい・・・)
というわけで今回は文字ばかりになってしまった・・・