ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

引きこもりたいソロもんが家探しをする(その1 なぜ家を所有したいのか?)

国土交通省公式サイトより(戸建)

家探しの話の続き。

 

前回は

・一人だけど家の中で色々やりたいので広い家に住みたい

みたいな自分の奇特な願望を書きました。

 

2020free.com

 

今回は、前回の最後に少し触れた「家=不動産所有に関する考え方」というか、屁理屈みたいな話を書いておきます。

別に専門家でも業界の人間でもないので内容が正確かどうかはわかりませんが、独り身の勤め人->フリーランスと移ってきた立場で,なんかかなり長いこと喉に刺さった小骨のように不動産をどうするか気にしながら見てきたこともあり、それに関する自分の認識を書いておきます。

 

なお、この話、うまくいけばリフォーム作業含めて50回とか100回とか続くかと思いますが、うまくいかなければ10回くらいで(買えずにションボリして)終わります。

 

低収入フリーランスだと賃貸の選択肢が少ない

まず一般論として賃貸は

・保証人

・組織への所属(会社員であるなど)

・定期的な収入

を求められることが多く、どれも持っていない社会的な信頼度の低いフリーランスの自分には家の選択肢が限られてきます。

この点は、程度の差はあれど日本の住宅事情としては誰しも認めるところではないかと思います。

 

これらが問われず間違いなく借りられるのはルールのハッキリしているURの賃貸くらいで、他は家主の考え次第。(ただし、URは子育て家族や老人にはやさしいが、勤労世代の独り身には家賃的にやさしくない点は注意が必要)

 

賃貸アパートであれば家賃保証会社などが入ることで借りられそうですが、自分は引きこもり性向があるので

・他を削ってでも家にはコストをかけるスタンス

でいます。

そういう人にとって外的な理由で選択肢が狭まるのは苦しい。

 

ちなみに他を削ってでも、というのは、例えば

・寒い冬でもエアコンを使わないで電気代を節約し、節約した分を広くて暖かい家の家賃に充てる

・その一方、「着る毛布」「モコモコスリッパ」で過ごすことで快適さをキープする

といったこと。(つまり我慢はあまりせず工夫するということ)

 

ちなみに今の家も入居時には交渉して壁紙の張り替えを一部キャンセルするかわりに元々安めだった家賃をさらに値下げしてもらっています。

新しい家に引っ越して暮らすのだからキレイな壁紙で気分よく過ごしたい、といった一般的な消費感覚が欠如しているのが人間として残念なところ・・・。

 

「高齢者は家を借りられない問題」は減ると思うが、年とともに選択肢が減るのも間違いない

一般論としてよく言われる

「高齢者の一人暮らし(孤独死予備軍)には家を貸したくない」

「年寄りは家を借りられない」

みたいな話は、少子高齢化の進み具合からして保証会社や見守りサービスのオプションが増えることで今後はじょじょに解消していくと思っています。

なので、「アパートがまるで借りられなくて困る」「どこに住めばいいのか」ということは減っていくと思うんですよね。

もしそうならず、どうにもならないような例が多くなれば、それこそ行政が対応することになると思います。

 

ただし。

 

自分のように

・家に執着があり、こういう環境じゃなきゃイヤだ、みたいな人にとっては選択肢が極めて限られた状態になってしまう

のもまた間違いないと思います。(現役世代が借りたがるような環境であれば、若い人に貸したほうがよい)

 

今後じょじょに自分が高齢になり、上で挙げた3つの不足に独身高齢者という4つめの属性が加わると選択肢がさらに狭まりそうだ、というのが自分にとっての問題。

 

繰り返しますが

「自分はアウトドア派で、家の中で過ごすことには執着がない」

とか

「自分は住めればなんでもいい」

みたいな人であればずっと賃貸でも(そんなにビビらなくても)大丈夫じゃね?

 というのが自分の感覚です。

(あとは少子化なので、自身が高齢者になったタイミングで親世代からの相続で住宅をまるごと引き継ぐことになり否応なく住処が手に入ってしまう、というパターンも結構あると思う。ただ、その家がちゃんと住めるかどうかは親世代の生前から気にしてちゃんとメンテナンスをしておいたか、にかかってくる)

 

賃貸x過ごしやすい家(リフォーム)の選択肢はほぼない

話を最初に戻すと自分の場合、根本的には

・家を快適な環境にしたい

・快適な環境を構築するためならリフォーム(もしくはリノベ)をいとわない

という考えだったので、賃貸ではなかなかクリアできないんですよね。

極めて広い家で、ラブリコ等で仮想的な壁を作れる・・・みたいな環境であればアリかもしれませんが、それでも上のような「借りられる選択肢が少ないかも」問題はリスクとしてつきまとうので、そうした家を選べない可能性があります。

元々、今の我が家のような70㎡を超える広い賃貸は極めて少ないのです。

最近は古いURなどリフォームを容認する(原状回復を求めない)賃貸もあるようですが、それがニュースになってしまうくらいなので現状ではこの選択はほぼないってことなんですよね。

 

まぁそんなわけで、別に金融資産的な意味で不動産が欲しいわけではないのだけど、環境としての「すごしやすいおうち」がほしいので家を所有したくなった、という話。