また3月11日がやってきました。
去年はなんかガスコンロの話とかを書いていたみたい・・・
今年は防災用の備蓄パン(商品名「生命のパン」)をいただいたので、その話を。
生命のパンとは
缶詰に入った賞味期限5年の長寿命パンです。
昔からある「乾パン」と呼ばれるモノと異なり、固くない、柔らかいパンです。
防災備蓄用とされていて、
・常温保管できる
・すでに焼かれているので開封後そのまま食べられる
というのがウリです。
通販でも入手可能なようです。
焼いても焼かなくても味はさほど変わらない
1缶に2個入り。
パッケージ重量は180g程度ですが、中のパンは1個60gで2個120g。
サイズとしては手のひらにすっぽり収まるくらいで、小食の人でも1個ではちょっと足りない感じ。でも非常時であれば、ありがたい・・・
今回は1個をそのまま、残り1個は3分ほど軽く焼いてからいただきました。
味は・・・正直普通の菓子パンと考えると美味しくはないです。
5年も保管できるわけなので当たり前ですが、いわゆる「パン生地の食感」とかは期待してはいけないですね。生地はすでに死んでいます。
ただ、食べられないとか平常時に食べるのがキツいといったことはなく、普通に食べられます。
この水準の味というのは、スーパーで安値で売られているパンの中にはどっこいどっこいのレベルのものもあるように思うんですよね。どこの会社とは言わないけど、賞味期限が短いのにすでに生地が死んでるようなパン、あるじゃないですか・・・(遠い目
「軽く焼くと多少ふんわりして美味しい」と聞いたのでやってみたのですが・・・
確かに食感はリベイクでよくなったのですが、かんじんの味は大差なくてどっちかというと「そのまま食べても(焼かなくても)それなりにイケる」という感想です。
独特のニオイがあり、それがあとをひくのが困った
これ、開封したときに独特の香りがします。
密閉された缶入りで、賞味期限が切れて1年しか経ってないので腐っているということはないと思うのですが、何か鼻にツーンと来るような・・・掃除のときによく嗅ぐ塩素みたいな香りともまた別なんですよね。なんだろうこれ。
原材料を見てもそう特殊なものは使われていないようなのですが。
結構ニオイは強く、家中にそのニオイがばらまかれた感があって、平時に使うとすればそれが困るなという感じがあります。
自治会から払い下げを受けたので活用していく
実はこのパン、自分で買ったわけではなく、去年地元の自治会からの払い下げを受けたものなんです。
賞味期限が切れてだいぶ経ってしまったので(自治会組織としては)廃棄せざるを得ないが(個人として)引き受けたい人がいれば無料配布する、という趣旨。
さっそく6缶ほどいただいてきたわけです。
無料配布とはいえ、もともとはかなりの量があって余っていたらしく、いくらでも持って行ってくれと言われたのですが、あまりたくさんあっても置き場所に困るので各缶2個ずついただいてきました。
(ただ、なんかホワイトチョコ&ストロベリー味みたいなのは自分が行ったときにはすでになかったので、風味によって味の善し悪し、人気の差があるのかもしれない)
まぁ普通に買うと1缶2個入り120gで400円というのは、パンとしてはなかなかに厳しい値段ですが、防災備蓄用品であって、長期保管のための入れもの(缶)もあって、食品にもなると考えるとアリではないかと・・・