タイトルの通りの電気とガスを変更したけどあまり料金は変わらなかったよと言う話の続きです。
前回は電気ガスの会社を変更してもあんまり安くならないよね、むしろ高くなってるのでは? なんで? という話と、実際の変更手続きがどうだったか、を書きました。
今回は新しく契約した東京ガスの電気&ガスについて、旧契約相手のENEOSと比べてどうなのか、料金以外の部分を書いていきます。
まずは電気から。
電気は同じスマートメーターなので取れるデータも同じ
いまどきは電気使用量の報告や請求はWEB上で確認することが多くなってきました。
ENEOSでんき時代もWEBからスマートメーターのデータを確認できており、東京ガスに変えてもスマートメーターの交換は行われない(引き続き同じモノを使う)ので、WEBサイトのデザインなどは変わっても、取れるデータ自体は同じ内容でした。
WEBでグラフや数値が表示され、請求額や内訳なども確認でき、一部はPDFやCSVでダウンロードできます。(電力消費量は1時間ごとのそれが0.1kWh単位で表示)
東京ガスの場合、電気は平均との比較ができる
新たに、同じ契約or同じ世帯構成or同じ部屋数、という条件での「平均との比較」ができるようになっていました。(ENEOSではこういう比較表示はなかった)
コレは自分の生活や家電製品の利用状況の見直しに参考になるかもしれません。
参考までに夏の1日の自分の使用量と平均との比較画面を載せておきます。
ピンクのバーは自分の電力消費量。グリーンの折れ線グラフが比較対象(平均)です。同じ日での比較なので、ピンクのバーは全グラフ共通で、グリーンの方だけが異なります。
まず同じ「一人暮らしの平均」との比較。
同じ一人暮らしだとこんなもんだよね、という感じの折れ線グラフ(グリーン)になっています。
うちも平均的な消費量かな、、、という印象(深夜にやたら使っていることを除けば)
続いて同じ部屋数での比較。
確か、2LDKか3LDKで登録(自己申告)したと思いますが、平均(グリーン)はすごく多く、自分のバーグラフはかなり少ない方です。(夜間を除く)
我が家はファミリー向けの賃貸で、そこに一人で住んでいるため部屋数に比べて人数が少なくなっています。同じ部屋数だと平均的には世帯人数が3-4人程度で、そのぶん電気もたくさん使う。そういうグループの中に自分が入ると、一人で生活しているため電力消費量は相対的に少なくなるのだろう、と推測できます。なるほどよくわかる。
ちなみに緑の折れ線グラフだけを上や下と比べると、この同部屋数のグラフだけが夜明けとともに急激に使用量が上がり、さらに日中ずっと高い状態で夜まで伸びる、という特徴的なカタチになっています。(こ、これが真人間の生活サイクルか・・・?)
最後に同契約。同契約というのは20Aということだと思います。
おそらく20A契約の人というのは一人とか二人程度の世帯で、そのなかでも家にもあまりおらず電気の消費も少ない人たちではないかと推測。
自分は引きこもり気味だし、家電製品が多く家で過ごすことが多いので、20A契約のなかでは電力消費量が多くなっている、と。なるほど、これも納得がいく。(深夜にやたらと多くなっているのは夜行性だから)
というわけで比較してフンフンと見ていたのだけど、実はこれ、2021年7月16日は金曜日なので勤め人の人はたぶん日中家におらず、1日在宅の自分との比較は微妙。
特に同家族数(一人)と同契約(20A)については比較としては適切ではないのかもしれない。
3-4人家族であれば本人以外の誰か家にいて生活しているので、それなりに電力消費ありそうですけど。
ただ、逆の要素としては昨今の状況だと勤め人も家でテレワークかもしれないので平日であっても夏場だと電力消費量増えてそうだな、、、(自分は変わらない)などと考えていくと、なんとも言えない。
我が家の電気料を下げるには?
うちの場合は、24時間換気や冷蔵庫など延々と電気を使用しているものの消費量(仮に暗消費量と呼びます)が多くて、自分で意図的にスイッチをON/OFFしているものは少ない、というのがグラフから読み取れます。(活動していない時間帯もソコソコ使っている)
仮に暗消費量を0.2kwhと仮定すると
0.2×24h=4.8kwh/日、4.8kwh×30日=約150kwh
0.25kwhと仮定すると
0.25×24h=6.0kwh/日、6.0kwh×30日=約180kwh
という感じで、月間の消費量200kwh強の大半を暗消費量が占めていることになります。
なので、電気代を下げるには冷蔵庫を消費電力の少ないものに買い換えるとか、24時間稼動のコンピュータを止めるとか、もしそうしたことをしたくなければ、それこそACケーブルを軒並み引っこ抜いておくといった細かい手段を取るしかないのかなぁと思っています。
次にガスの状況ですが・・・
ガスはスマートメーターが付いていないので細かい情報が取れない
残念!
東京ガスに変更した後も、請求書に記載された月間使用量以外の情報は得られませんでした。非常に残念な結果です。
この理由は「ガスにはスマートメーターがついていないので細かい情報がない」というシンプルで根本的な話です。
これは我が家に付いていないという個別の話ではなく、
・ガスのスマートメーターはまだ開発&実証実験段階で、大々的に導入されていない
ということなんだそうです。
こんな「スペース蛍」とかっていうのもあるにはるのですが・・・いかにも後付け感が強い。ガスのメーターそのものをスマートタイプに交換するのは結構ハードルが高いのかな?
ガス機器検査に来た方にも聞いたのですが、自分の住んでいるエリアではまだこうした機器の導入の話は全然ないそうです。残念。
東京ガスを選択したのはキャンペーンのほか、電気とガスの情報が一元管理できて、同じように細かい情報(何時頃どれくらい使っているか)がわかるのでは?と期待していた面もあったのですが、ちょっと残念でした。
一応、WEBサイト自体は一つで、請求も一括、明細書も一括で表示されているのですが、そこでは一ヶ月の使用量と月額料金しか確認ができません。メーターもたぶん検針員が歩いて目視で確認しているんじゃないかな・・・。
ちなみに電気の検針日は毎月8日で一定している一方、ガスは書面上、基本検針日が17日となっているものの、実際の検針は20日前後のようです。(土日が除外されるわけでもなく、このブレの理由はよくわからない。実際上記例の2021/08/21は土曜日。08/20が金曜日であるにもかかわらず、あえて土曜日に検針されている)
電気はスマートメーターになっているため初月からまるまる一ヶ月でシメることができた一方、ガスのほうはアナログな方法のためバラツキがあるようです。(電気は契約日(供給開始日)が9日だったので翌月8日まででピッタリ一ヶ月になる)
実害があるわけではありませんが、電気とガスとでずいぶんと差があるなぁというのが正直なところです。
ご新規さんキャンペーンでゲットしたもの
最後に再びコストの話に戻りますが、今回は「料金はほとんど変わらないけどキャンペーンがあったので会社を変更した」という話でした。
これは自分で積極的に探したわけではなく郵便受けに入っていたいくつかのチラシによるもので、本社のプロモーションに営業所独自のインセンティブ上乗せが入っていたようです。
このほか次のような感じで合計12,000円ほどでした。
1.アフィリエイト報酬 1,500p(翌月)
2.パッチョポイント 3,000p(7ヶ月後)
3.クオカード 8,000円(16ヶ月後)
契約期間が16ヶ月以上と長くなっているので、月額にならすと千円いかないくらいですが、クレジットカードのポイントが1%だ2%だというのに比べたらずっと率はいいのでまぁいいかなぁと。
1.のアフェリエイト報酬は、ポイントサイトに広告がでている時期に、そこを経由して東京ガスと契約をするとポイント付与されるものです。ハピタスとか、そういう感じのやつで、ポイントは現金にしたり他のポイントと交換したりできます。
2.パッチョポイントというのは東京ガスWEBサイト内の独自ポイントで、そのままではほとんど使い道がないのですが、これも他のポイントに移行が可能です。
3.のクオカードは時期が来たら自宅に郵送で送られてくるそうです。
全部出し元が違う(大元は同じ)ので併用可能という状態のようです。
電気とガスをまとめたけどあまり意味はなかったかも
そんなわけで、電気とガスを同一会社にするメリットは今のところあまりないので、ガスのスマートメーターが導入されて統合管理ができるようになるまでは、ガスはガス、電気は電気でそれぞれ別の会社でもいいような感じですね。
時期によってはキャンペーンをやっていたりするので、実質的な料金低減策としてこうしたものに乗るのもありかとは思います。(携帯系のセット割引とか・・・)
ただ、東京ガスもこんな感じに東京電力そのままより電気はお得になっていますよというアピールもしているので、それを見るとこのまま東京ガスでもいいか、みたいな気分にならないでもないっすね。。。