ふれふり!

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固定回線を楽天ひかりに変更 その3(クロスパス対応ルータを購入)

これまでの話

工事費無料のキャンペーンに乗って楽天ひかりに申し込みをしました。

2020free.com

  

だがしかし、工事がなんと3ヶ月後という悲惨な状態に・・・

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そんなわけで、これを書いている時点では、まだ6月になっていないため楽天ひかりは導入されておらず、auひかりに毎月4千円支払っている状態です・・・(しょんぼり)

 

 

 IPv6(クロスパス)対応ルータを3月に購入しておいた

 3月はお買い物キャンペーンが多かったため、6月を待たずに新しいWi-Fiルータを購入しました。

ちょうどWi-Fi6という新しい規格に沿った製品が出てきたところだったのですが、6に対応した機器はまだ高いのと、集合住宅である我が家ではそんなにスピードも出ないので、Wi-Fi5のメッシュ機能付き、クロスパス対応というものを選択しました。

機種はNECのWG1200HP4×2台です。(1台5千円くらい・・・)

 

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買ったのはもちろん下の安い方・・・

クロスパスというのは丸紅系のアルテリアネットワークスが使用しているIPv6技術のことで、楽天ひかりは丸紅系の回線なので、これが採用されています。(楽天ひかりのサイトで上記モデルを含め対応機種が列挙されている)

 

クロスパスってどうなの?は回線工事が終わってからなので、とりあえずauひかりのまま、従来あったルータの置き換えをしてみた結果を書いておきます。

 

5年前の製品と比べてWiFiの電波が良く飛ぶようになった

これまで同じNECのWG1200HSというモデル(2015年発売)を利用していましたが、今回のWG1200HP4(2020年発売)に変更したことで電波の飛びがだいぶ良くなった印象です。(何か機材を使って調べたわけではないのであくまで印象)

 

メッシュ機能を使い奥の部屋まで電波が届くようになった

メッシュ機能とは複数のルータを無線で接続して、あたかも同じルータであるかのように振る舞うことができる機能・・・のようです。これは無線LAN親機1台ごと電波が届く距離には限界があるため、それを広げるために使います。

機能的には以前からある中継器と言われるものとほぼ同じですが、中継器だと親子みたいな関係で、メッシュだと本体の分身のように振る舞えるようです(と、理解した)。中継機でも良かったのですが、相性もあるらしいのでルータ更新に併せて同じ機種2台でメッシュ構成にすることにしました。

(手持ちのルータに中継機機能があればとりあえずそれを利用すればいいけど残念ながらWG1200HSは古すぎてそうした機能は付いていなかった)

 

説明書を読みながら設定した後は、リビング(親機を設置)から廊下を通って奥の作業部屋(子機を設置)まで電波が届くようになりました。

ただ、残念ながら作業部屋の扉を閉じた状態ではWiFi電波は遮断されてしまいます。しょうがないのでネットワークを使うときは扉を少々開いた状態で使っています。

 

ちなみに1台目は自分で設定しましたが、2台目は「ルータのスライドスイッチをコンバータに合わせたうえで、LANケーブルで1台目と接続して電源を入れる・・・」という単純な作業で自動的にセッティングしてくれました。これは非常にシンプルでわかりやすいものでした。我が家では、それだけで全く問題なく使えています。(細かい設定をする場合は別途作業が必要)

  

WPS設定をする際は、メッシュ子機ではなく親機と接続する必要がある

無線LANでプリンタを接続するにあたり従来から「らくらく接続(WPS)」という手抜き設定を利用していたのですが、今回プリンタの近くにあるメッシュ子機との接続設定が何度やってもうまくいきませんでした。

 

説明書をよく読むと、どうやら

最初は子機ではなく親機と接続して設定しなければならない

ようです。

しかしですね・・・そもそも親機の電波が届かないからメッシュ子機を導入しているわけですよ。初期設定の時だけと言われても、プリンタ(レーザー複合機)は重たいので親機の近くまで持って行くのは大変です。

 

しょうがないので一時的に親機を(長いLANケーブルで)プリンタの近くに持ってきて(親機の)楽々ボタンを押して設定をしてみたところ、うまくいきました。

初期設定さえ終えてしまえば、あとは親機は遠くにあっても問題なく接続できるようになりましたが、なんかひじょーにイマイチなやりかただなと思ってしまいました。

 

メッシュ子機だけではネットワークが動かない

5月末付でauひかりを解約したため6月1日にはインターネット接続ができなくなってしまい、メッシュ親機の電源ケーブルを抜きました。(電源が入っているといろんな端末がこの親機に自動接続しにいき、インターネットへ接続できずエラーになるため)

ところが、親機の電源を切った途端ネットワーク全体が死んでしまい、プリンターでの印刷ができなくなりました。

どうやら親機子機で連携といっても電波の送受信レベルの話で、DHCPといったネットワーク管理機能までは連携して動いていないようです。

しかたないので親機の電源は再びONにして、楽天ひかりがつながるまでは各端末側で手動切断するかたちで我慢することになりました。(使うときだけルータ親機の電源を入れる手もあったけど、ルータは起動までにかなり時間がかかるのでストレスが・・・たぶん3分くらいかかる)

 

メッシュ機能はあくまで中継器の一種で、あまり流行らない?

自分が調べたときには各社で大々的にアピールされていたメッシュ機能ですが、2021年になってから発売されたNECの新製品「Aterm WX3600HP」では(上位機種にもかかわらず)搭載されていないようです。

また、発売予定とされていた「メッシュ中継専用機」もいまだ発売の気配がありません。

上に書いたようにメッシュ子機の機能がかなり限定されていることを考えると、

親機のWiFi電波が遠くまで安定して届くように(パワーを上げるなど)改良していき1台で済むようにする

方向なのかもしれません。

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こんなに9台も子機使うアピールされてもね・・・どんなレベルの大きな家だよ

 

というわけで、これから買うならもう少し安くなるのを見計らってWiFi-6の機種にしておいたほうがいいかもしれないですね。

 

一応、「端末移動中の接続先が親機<->子機間でスムーズに切り替わる」というメリットはあるようですが、逆にいうとそれくらいしかメリットがない・・・