ふれふり!

素隠居してお菓子。そして興味がないことは無駄なく。

ズボンのゴムを手抜きしながら交換する

 

暑い。暑い日々が続いています。

家のなかで半裸族のまま暮らしているのはいいのですが、宅急便が来ることがあって、さすがにそのまま玄関に出るわけにもいかず甚平で過ごすことにしました。

 

ゴムが伸びきったズボン

押し入れから甚平を出してきたものの、ズボンのゴムが伸びきっていてズボンの役割を果たせません(まぁゴムなんて使ってる段階で甚平というより”甚平もどき”なのかもしれませんが・・・)

f:id:takupan2020:20200811171353j:plain

ベルト部分のゴムが伸びきって、履いてもすぐにズリ下がる

幸いゴムは交換可能な仕組みになっているので、新しいモノに交換して復活させます。

自慢ではありませんが裁縫のスキルなどはありませんので、本当に簡素な方法で、動けばいいやレベルであります。

 

買い出し

まず材料を用意します。

交換用のゴム、裁縫道具。
あとは道具として、ハサミ、小さめの安全ピン、下に敷く紙か何か(少しゴミが出るため)。


ゴムは100均で購入可能です。一時、マスク用にゴムが売り切れたことがありますが、、、いまはどうなんだろう。
何にしてもさすがに幅25mmといったゴムはマスクに使うわけにもいかず、普通に手に入ります。

f:id:takupan2020:20200811171602j:plain

たぶんダイソーで買ったMADE IN JAPAN。

 

裁縫道具は、こういう丸い形状のオールインワンのが売られていたのでゲットしました。もちろん100円です。
収納ケースに多数の針、各色の糸に加え、ショボいとはいえハサミまで入っていて100円とは相変わらず恐れ入ります。

f:id:takupan2020:20200811171702j:plain

一人暮らし必携と思います。ただ、針の扱いだけはヤバいので取り扱い注意。

 

小さめの安全ピンは新旧のゴム同士を一時的に連結するために使います。ウチはなんかそのむかし服とかを買ったときに付いてきたヤツを捨てないで取っておいたので、普通に文具入れの下に転がってました。

なければゴム同士を縛って結ぶことでも代用可能です。
安全ピンが大きいと作業がうまくいかないので、できるだけ小さいモノを用意した方がいいと思います。 (ちなみにクリップだと途中で取れてしまって代用不可と思います)

f:id:takupan2020:20200811171752j:plain

こういうやつね。どっちかというと文房具カテゴリー?

 

 

新しいゴムをカットする

25mm幅とはいえ、100均のゴムはそこそこの長さがあるので、必要分だけをカットします。

パッケージの裏面には必要量の85%から90%とか書いてありますが、それより実際の自分の腰回りにグルッと回し当てて、そのサイズでカットするほうが適当だと思います(伸びるマイナスと、重なる部分のプラスを差引ゼロとみなす)。

f:id:takupan2020:20200811172308j:plain

無駄に捨てるのは惜しいですが、短いと役に立たないわけで、ここは我慢して多少長めにカットせざるを得ないかなと思います。

 

元のゴムを活用してすげ替える

ゴムを交換するというと、古いゴムを抜き取って新しいゴムを入れる、という感じですが、古いゴムを引っ張り抜くのはともかく、新しいゴムを入れるのって面倒そうとか、専用の道具が必要なのでは?と思うかもしれません。

しかし、元のヨレヨレになったゴムを利用することで、専用の道具もいらないし、手間もそんなにかかりません。


まず、ヨレヨレのゴムをこのように引っ張り出します。ここではハサミでカットせず、輪のように引っ張り出した状態でよしとします。

f:id:takupan2020:20200811172358j:plain

すでにゴムとしての役割を果たしてはいない

続いて、安全ピンで新しいゴムを古いゴムに連結します。

連結が終わったら、古いゴムをカットします。

f:id:takupan2020:20200811172431j:plain

連結するため2カ所止めたけど、1カ所でもいいかもしれない

f:id:takupan2020:20200811172520j:plain

古いゴムを一カ所カットする




古いゴムのうち、連結されていない側を引っ張って、逆側、つまり連結されている側をどんどんズボンの中に引っ張り込んでいきます。

この作業は「古いゴムを引っ張り抜く」+「新しいゴムを引っ張り込む」を1回で行うということです。無駄がなく、非常に効率的です。

f:id:takupan2020:20200811173002j:plain

引き抜く力を利用して新しいゴムを中に引っ張り込む



連結部分にある安全ピンのデコボコが邪魔になってうまく引っ張れないことがあるかもしれません。
その場合は引っかかった部分をほぐして、安全ピンを横に倒すなどしてうまく推し進めていきます。

f:id:takupan2020:20200811173119j:plain

連結部分はねじったり丸めるなどして、うまく中に入れ込む

 

やってみた感想としては、どちらかというと古いゴムを力任せに引っ張るというよりは、古いゴムを固定しつつ、新しいゴム(というか連結部)をうまくスライドさせていく感じです。
「スライドさせていく」というのも、ゴム側を動かすのではなく、甚平の側(布のヒダヒダ)を動かしていく(横にズラしていく)感じにすると、うまくいきやすいです。

 

f:id:takupan2020:20200811173809j:plain

コツはなんとも説明がしづらいが、実際にやってみれば感覚でわかるのでは?

 

 

新しいゴムを適当に裁縫する

連結部分がうまく甚平から抜けたら、両端とも新しいゴムが何センチか出ている状態にして、古いゴムはお役御免なので捨ててしまっていいでしょう。

f:id:takupan2020:20200811173852j:plain

新しいゴムを甚平に通し終わったら古いゴムはお役御免

 

次は新しいゴム同士をくっつける作業になります。

熱でくっつけてしまう方法もありますが、熱でくっつけると同じように熱で剥がれる可能性もあるので、今回は針と糸を使っています。

ゴムが1~2cm程度重なるようにして、また安全ピンで留めます。作業中に動かなければいいので左右一カ所をピンポイントで止めただけにしました。

f:id:takupan2020:20200811174000j:plain

後ろに落ちてるカスのようなものは、古いゴムがグズグズに崩れて生じたもの

 

ちなみにココで、甚平の中で(途中で)新しいゴムが裏返ってないか(要するにねじれてないか)確認しておきます。もしねじれているようであれば、それを直してから安全ピンで留め直します。

また、ゴムの長さもこれで十分か確認しておきます。長さがイマイチならピン留めの位置をずらします。

履き心地に影響してくるので、この2つの確認作業はきちんとやっておきましょう。

 

 

針と糸を使って止めていきます。どれくらい、というのはないので気の済むまで縫っていきましょう。

f:id:takupan2020:20200811174422j:plain

端から適当に留め始める。裁縫など小学生の頃に教わったキリでして。。。

 

写真の通り、もうグチャグチャです。でもいいんです、こんなんでも、ちゃんと連結さえされていれば。
誰に見せるでもないし、何回か洗濯をしたらまたヨレヨレになって交換することになるかもしれません(言い訳)

f:id:takupan2020:20200811174524j:plain

できあがり。我ながら、なんとも不細工な・・・

 

あとは、新しいゴムの余った部分をハサミでカットして、この外に出た部分を甚平の中に押し込んで終わりです。

 

甚平復活!!

というわけで、ゴムを交換することでズボンが復活しました。

しかし、暑過ぎて甚平ですらすぐに脱ぎたくなってしまう・・・(ルパンか!)