退職してひたすら身辺整理をしているのですが、そのなかで賞「味」期限が3年前のレトルトカレーが発掘されました。
パッケージには消「費」期限が明記されていませんが、果たしてこれ食べて大丈夫なのでしょうか?
ちなみに身辺整理といっても終活とか?ではなく、たとえば使わなくなったワイシャツとかスーツといったものを処理したり、もう使わない書類を廃棄したりといったことをしています。
結構たくさんあり、確認しながら作業をしているとなかなか進みません。
外観から判断すると、、、イケる!
一応、外観からは紙パッケージのくたびれ具合は感じるものの、中のレトルトパウチはキレイなままでした。
これまでの保存場所はキッチンの下のスペースです。
扉があり、いわゆる冷暗所といってもいい場所です。左右的なポジションとしてはちょうどシンクとコンロの中間くらいの位置なので、湿度も並レベルかと思います。
食べる前に考えたこと
自分の知識だと、缶詰と異なり、レトルトパウチは賞味期限が短い。
パウチは缶と違って微量ながら空気を通すから内容物が悪化していくのだ! と誰かが言っていたように記憶してます。
が、それをどこで教わったのか、そもそも正しいのかどうかも定かではありません。
ネットで調べてみると13年前のカレーを食べて大丈夫だった!(ぉぃぉぃ)という話もあるので、いってみることにしました。
普通に湯煎するが特に変わったことはなにもなし
穴が開いてたりパッケージが劣化していると湯煎の最中にお湯の中に何かがにじみ出てきたり、お湯がパウチの中に入って膨らんだりするかな?と思いましたが、外観はなにも変化ないままフツーに湯煎終了。
ちなみにお湯がもったいないので、ついでにたまごも茹でています。
見えないけどレトルトパウチから透明なプラ成分みたいなのがお湯に溶け出して・・・みたいなことも考えましたが、まぁ気にしてもしょうがないし、タマゴは殻もついているから大丈夫でしょう。(写真だと殻割れてるけど大丈夫?)。
ついでに、加熱中は熱エネルギーがもったいないので上にヤカンを乗せてお湯を作っています。フタをすることで水が早く沸くし、沸騰するとタマゴがコロコロ言って教えてくれるので、一石三鳥くらい。
風味も問題なし
古くなると中身の素材同士の化学反応で、肉などの固形物が溶けたり、アブラが分離したりということがあるようです。気になります。
今回はこんな感じでできあがりました。
色もふつう。中の具も溶けたりせずにちゃんと残っていました。一番上のパッケージ写真のように比内地鶏がゴロゴロって感じには見えませんが、食べるとちゃんとゴロゴロしてます。
買ったのはだいぶ前なのでもはや記憶も曖昧ですが、一応このレトルト、300円とか500円クラスのかなり高級なタイプだったように記憶しています。
おいしくいただきました。
残ったパッケージを開いてみるも、溶けたりしている部分はなし
さすがにレトルトカレーまで最後の一滴まで徹底的に無駄なく食べたい、という気にもなれないので(否定はしないが)、普段は中身を絞り出すくらいにとどめ、残りはそのまま捨てています。
湯煎の際に見たとおり、パウチそのものに経年劣化による穴があいているようには感じられませんでした。
しかしレトルトパウチは何層かで構成されており、全体としてはOKでもそのうちの一部の層が剥離したり溶けていたりすると、食べたものの中にあまりよろしくないものが溶け込んでいる可能性があります。
そこで、今回は水洗いをしたうえで切り開いてチェックをしてみました。
水で洗ってパウチ壁面についたカレーを拭いたあとがこれです。
顕微鏡で見たわけではないので定かではありませんが、目視した範囲ではあからさまに何か破れたり、溶けたりしている様子は見られませんでした。
一安心です。
化学物質なので長期的に影響がないとは信じ切れないが、相対的には問題なしと判断
実際のところメーカーでどれだけの試験をしてどういう結果が出ているのかわかりませんが、自分の口と鼻で感じた範囲では、3年くらい全然大丈夫じゃないか! という感じでした。
基本的に日本のメーカーは安全率を高く見積もっていて、確実に味が大丈夫だといえる期間の2/3くらいを賞味期限として表示していると聞いたことがあります(どこで聞いたのは覚えていない)
また、今の日本は平和ですが、食糧危機や飢餓状態になったときにどうなんだという話をすれば、自分は間違いなくコレを「食べられるもの」に区分すると思います。
というわけで、人には勧めませんが自分は3年経過くらいはまったく気にせず、ガシガシ食べていこうと思っています。
(メーカー側も、賞味期限が過ぎたら食べてはダメと言っているわけではないし、世の中には「明らかにこの3年過ぎたカレーより身体に悪いだろ!?」という食べ物があふれている)