目標というか動機というか
これから、世間ではケチとか貧乏くさいとかセコいとか言われることをやります。
メリットはいくつかあります。
1.無駄が減って気持ちが良い
2.無駄が減ってコストが下がる
3.無駄が減って地球環境にやさしい(ような気がする)
4.無駄が減って憎っくき資本主義に復讐できる
カネがない場合は2.が主な理由だし、地球環境が大事なら3.でしょう。
特殊な環境にいる場合は4.が理由かもしれません。
第一段階=歯磨き粉チューブを絞る
ちょうどチューブ型の歯磨き粉(貰い物)を使い切るところだったので、それを実例にやってみます。
中身の出が悪くなってきたなーと思ったらまずは、絞ります。チューブ型なので当然ですが絞るのが基本です。
最初のうちは適当に絞っていてもいいのですが、すぐにもう限界だ、中身が全然出てこないなぁ~という状態になります。
そうしたら一度絞るのをやめ、平らな状態に戻します。
そして、下から巻物を巻くかのようにゆっくりギューッと、絞り出すかのようにギューッと、巻き上げていきます。
ここでのコツは乱暴にせず、ゆっくりみっちりと巻いていくことです。
おそらくこれで4、5回程度は余分に歯磨きができるのではないでしょうか。思ってたより残ってたなぁ~と思うこと請け合いです。
第二段階=先端のキャップは要らんかったんや!
いくら絞りまくっても無限に出てくるわけではないので、もうこれ以上絞れない!何も残ってない!というときがやってきます。
そうしたら、キャップを取ります。キャップを取った状態で、巻いた部分の中央を押し込みます。
巻いた部分は結構堅くなっているので、押すのは結構力がいります。また、押すのを緩めるとせっかく出した中身が引っ込んでしまいますので、歯ブラシを安定した場所に置いて、押し出した中身を歯ブラシに置いてくる感じにするとよいです。
これでまだ2回か3回分くらい、絞れるのではないでしょうか。
ここでの注意点として、絞って必要な分を出し終わったら、乾燥を防ぐためにもう一度キャップをしておきましょう。乾燥してカピカピになってしまうとかなり使いづらいです。
この段階でこのキャップ部分は完全に「ただの蓋」に成り下がります。
これをすると、キャップが単に人間の「面倒くさい」を解消するためだけについているだな、ということがわかります。
本来、乾燥さえ防げればボールペンのキャップみたいな形状でもよかったんですよ。
第三段階=歯磨き粉チューブをハサミで開腹!
だいたいの人は上の第二段階くらいまでで終わりかなと思いますが、ここでは最後にチューブを開腹します。
開腹?
といっても、別にチューブは鋼でできているわけでもなし、普通にハサミで切ればいいだけです。
切ってみた写真がこれです。下と横をスパッと切って、上部は半円状に少しカットしました。
この歯磨き粉は色が水色ですので、この写真で見るとおりまだ数回分、チューブにくっついていて歯磨きができそうです。実際に歯磨きをするときは、歯ブラシでこのチューブにこびりついている歯磨き粉をこそぎ取る感じで使います。
自分の場合は歯磨き粉少なめで歯磨きをしているため、ここからさらに十数回分の歯磨きができました。
取り扱いの注意点としては、
1.口の中に入れるものなので、キレイなハサミを使うこと
2.開腹してしまうと空気に触れる面積も増えるので、乾燥には注意
といったことくらいでしょうか。
あとがき
こんな感じで、なんやかんや順番にやっていくと、気にせずポイポイ捨てていた頃に比べて、数週間単位で余分に長持ちさせることができるのではないでしょうか。
以前の自分は第1段階ですら適当にやってすぐにポイッと捨てていました。無駄なことをしていたものです。
ガリガリ忙しい生活をしている現代人からすれば、こういうことをしていること自体、最も貴重な「時間という資源」の無駄かもしれませんが、自分としては無駄が減って気分がいいよね、という感じですので今後も続けていきたいなと思います。