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退職者の健康保険証切り替え


健康保険組合(保険証)の任意継続手続きを行いました

保険証の切り替え経緯

2020年3月末をもって退職し、フリーランスになりました。
2年後くらいには誰も覚えていないかもしれませんが、この時期はコロナショックで最悪なことになっており、経済的にはかなりヤバい状況です。
・・・ではありますが、生活していくうえでやらなければならないことはあるので順次やっていくしかありません。

退職した場合、お医者にかかるときの健康保険証も、旧職場のものから新しい職場のものや、あたらしい仕事の業界団体の組合、それらがなければ居住する市区町村の国民健康保険というものに切り替えます。
会社から会社への転職の場合は会社同士でよしなにやってくれる可能性はありますが、そうでない場合は自分で書類を出したり手続きをする必要があります。

 

ちなみに、「業界団体」というとなんだかわかりづらいですが、この場合は保険証に書いてある保険者(○○組合)のことです。
保険は助け合いの制度なので、業界で働く人たちが会社単位を超えて集まって組合をつくっており、そこに加入するかたちになります。(大きな会社だと単独のこともあります)
フリーランスに近い世界でも、たとえば「建設工事業国民健康保険組合」「文芸美術国民健康保険組合」といったものがあり、それぞれが独自に加入の条件を定めています(公的資格や一定の業務実績など)。

詳しく知りたい場合は、「協会けんぽ」という組合の親玉のようなところがありますので、そのサイトを一通り見るとなんとなくわかるかと思います。

自分の場合は、どこの組合にも入れてもらえそうにないので、市役所の運営している国民健康保険国保)に加入することになります。

 

国保に入る前に、任意継続と比較

というわけで保険証は退職した職場のものから、住んでる市区町村が発行する国民健康保険証に切り替えになります。

しかし、退職後の2年間だけは、希望すれば従前の職場の健康保険組合に引き続き入ることもできます。

これを任意継続といいます。任意(自分の自由意志)で継続することができる、という意味です。

任意ということは入らなくても(すぐに国民健康保険に切り替えても)よいわけですが、多くの人は1年だけ任意継続を選択するようです。
それは次のような理由からです。

1.最初の年は保険料が国民健康保険より安い可能性がある(ただし在職中よりは高い)
2.国民健康保険より、いろいろなサービスが良い可能性がある

自分は両方の理由で、2年間任意継続を行うことにしました。

 

任意継続の申し込みは在職中に行った

任意継続は職場にいる間に、職場の総務課に申し込みを行いました。時期は確か2月かそこらだったと思います。
自分の組合の制度上は、「退職後20日以内に申し込めば受け付けてもらえる」(逆に言うと期限を過ぎると任意継続できない)ことになっていますが、年度末退職の人は早めに出してほしいということでしたので素直に従いました。
こちらも忘れかねないので、早めに対応してもらえることはありがたいことです。

この段階で、任意継続をするかしないか、する場合はどうやって保険料を納めるか決めておく(書類に書く)必要がありました。
自分は「任意継続する」「一括前納する」としました。
一括前納するのは微額とはいえ割引があるからで、一括だと多額にはなりますが結局は全額払わなければならないし、退職金が出るため資金繰りはなんとかなるだろうという考えでした。

 

続く。